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9/21

睡眠

 パチパチと目を開いて身体を起こす。

 窓からは燦々と日が入ってきている。

「あ、朝……」

 寝ぼけながらスマホを探すが見当たらない。

 こんなこと最近あったようなと思い、ハッと気がつく。

「出社しなくていいんだ」

 周りを見渡し、マオウの家の一室にいることを思い出す。

 2回目が覚めても慣れない。慣れる日はくるのだろうか。

 眠い身体を起こすように伸びをする。

 あくびが出た。

 何だかゆっくり眠れた気がする。

「今何時?」

 気になるが、時計らしいものは見つからない。

 もう少しだけ、と再びベッドに潜った。

 柔らかく、肌に吸い付くような手触りの布団はどこの世界にいても癒しだ。

 触っているうちにまた眠たくなってくる。

「疲れたなあ」

 独りごちながらウトウトとし始めた。


 次に目が覚めた時は、隣にラブが寝ていた。

 寝ぼけた頭でラブを撫でる。

 嬉しそうに尻尾をふるラブを撫でながら、2度寝したことに気がついた。

「え、今何時」

 慌てて身体を起こした私にびっくりしたラブはベッドから降りた。

「あ、ごめんね」

 もう一度ラブを撫でる。

 いいよと言わんばかりに尻尾を振ってくれるラブ。

 私は慌てて顔を洗い、化粧をした。

 鏡台にはたくさんの化粧品が揃っていて、なおかつ肌に優しいものばかりだ。

 ささっと化粧を済ませると、続いて洋服を見やる。

 とりあえず動きやすそうなものをと思うのだが、数が多い。多すぎる。

 適当に手前にあるものを引っ張ってきて着ることにした。

 黄色いパーカーにガウチョパンツ。

 うん、動きやすい。

 やっと頭の働き始めた私は、ラブと一緒に寝室を出た。



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