第3章―離れ―
*あらすじ*
ケイ?という人に告られたラブ…
ラブの答えは「よろしくお願いします」…
陰で聞いていたピースは冷や汗をかくことに。
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ケイ 「マジっすか!?ありがとうございます!!!」
そして、ケイとランは歩き出した。
2人で。
すると陰にいたペンが顔を出した。
ペン 「帰ろ…」
けれど・・・ランはペンの方を見てくれなかった。
ラン 「今日…プリ撮って…近くの喫茶店に行かない?」
もうケイと仲良くしている。
ケイ 「はい!!喜んで!!今日は僕が全部おごります!!!」
そして2人はキャキャ言いながら階段を下りていった。
壁に寄りかかっていたペンは絶望的になっていた。
ペン 「ウソ…だろ??なんで…アイツが…??」
ペンは開け放たれた屋上のドアの外に浮かぶ、白い雲をながめた。
ペン 「もう…俺ら…友達なんだな…」
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プリ機 『でわ、撮りま~す☆3!2!1!』
(((カシャ!!!)))
大きく光りだした。
ラン 「わーケイくん良く写ってる~☆アハハ!!」
しかしケイは黙っていた。下を向きながら。
ラン 「ケイくん?どうしたの?」
ケイ 「…俺…なんかでいいのかな…」
ラン 「なに?いきなり…?私が決めたんだもの。それでいいのよ」
するとケイは顔を上げた。
ケイ 「サンキュ!!」
プリ機 『2枚目行くよ~☆3、2,1!!』
(((カシャ)))
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ペンはずっと下を向いていた。
人にぶつかっても気にせず、携帯が鳴っても気にしなかった。
ペン 「俺らは…そういう関係じゃねーのかよ…」
ペンは後悔したような顔をして頭をわしづかみした。
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その頃ランは幸せだった。
かっこいい男の子に告白されて。
ラン 「ん~!!このパフェおいし~♪一度だけでもいいからこんなの食べてみたかったんだ~」
ケイ 「食べたことないの?」
ラン 「うん…あんまりね…」
そしてケイはあることを聞いた。
ケイ 「ペン…あれからどうしたんだろ…」
ランはその言葉につっかかった。
そしてランは携帯を取り出して、『ペン』の所を電話帳から開いた。
メールをした。
『こんちゃ!!ランで~す☆さっきはゴメンネ↓↓明日でも、ゲーセン行く?』
(送信)を押した。
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ペンの携帯が鳴った。
ランからのメールだけは着信音を変えて、ランから来たときだけ皆と違う音楽が流れる。
その曲が流れている。
ペンは目を見開いて携帯を開いた。
メールが来ていた。そこには…
『こんちゃ!!ランで~す☆さっきはゴメンネ↓↓明日でも、ゲーセン行く?』
と書かれてあった。ラン独特の字の打ち方だった。
ペン 「ラン…。」
そしてペンは打ち返した。
『ゲーセンかぁ…ケイ先輩と行くような喫茶店がいい』
ちょっとワガママっぽく言ってみることにした。
ペンはほんのり笑った。
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ランの携帯が鳴った。
(((ヴーッヴーッヴーッ)))
ランは携帯を開いた。
そこには…
『ゲーセンかぁ…ケイ先輩と行くような喫茶店がいい』
と書かれてあった。
ランはため息をついた。
ラン (ペンは…何を思っているの?あたしたちは…)
ケイ 「どうしたの?メール?」
ラン 「あっ、うん…友達から…」
ランは、ペンとメールしている事をあえて言わなかった。
ケイ 「そうなんだ。友達と仲がいいんだね…」
ケイは優しく言ってくれた。
なぜ、ケイの話し方は優しいのか…とランは微笑んだ。
ランは携帯を閉じた。ペンへの返信は書かずに。
その後、2人は、デートのように街を楽しみ、ペンはランの家まで送ってくれた。
ラン 「ありがと…今日はすごく楽しかった。ありがとう。じゃ…おやすみ…」
ランはケイに手を振った。
そしたらケイも振り替えして、歩いていった。
どうでしたか~?楽しんでいただけましたか?次回もお楽しみに!!