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あとがき(なろう版)

 公爵様からのプロポーズを断ったらとんでもない事になりました~ペリーヌの嫁入り物語~完結しました。お付き合いありがとうございました。


 この物語はカクヨムに2021年11月29日から2022年1月19日まで連載しましたものを、せっかく書いたから色んな人に見てもらいたくてこちらにも転載したものです。


 カクヨム

https://kakuyomu.jp/works/16816700427594098379


 お楽しみ頂ければ幸いです。


 以下はカクヨムのあとがきと同じです。


 


 ・・・無茶し過ぎて久しぶりに地獄を見ました。流石に毎日更新は無茶でした。当初は、長くても一話あたり六千字くらいで更新する筈だったので、それなら行けるかと甘い事を考えていたのです。もうちょっとお話も軽い予定でしたし。ラブコメとはなんだったのか。


 自分の性向を甘く見ていました。軽い話が私に書けるわけが無いのです。生来凝り性で細部に凝り出すと止まらない私が軽くで済ませられる筈が無いじゃないですか!結局話は細かく重く、難解になり、文字数も増加。一晩で九千字は無茶過ぎました。


 それにあまりに締め切りを詰めたために予定の話をこなすのに精一杯になりお話を広げられなかった事が悔やまれます。ただ、そのおかげでお話が暴走せず、無事に完結を迎えられた面もあると思います。締め切りは大事ですね。手塚治虫先生の言っていた通りです。


 内容には色々不満がありありですが、特に二章はどうにかならないものかと今でも悩んでいます。プロポーズから逃げたイルミーレをアルステインが追い掛けて、国を滅ぼしてでも彼女を手に入れる、というのは物語の基本構想だったにも関わらず、書いて見たら思ったより面白くなりませんでした。やはり国が簡単に滅び過ぎでしょう。もっとワクラ王国を大国にして、十万単位の大軍で大会戦やって、両軍合わせて何千人も死者が出た挙句に血まみれのアルステインにイルミーレが手を伸ばす。の方が話としては面白かろうと思うのですが・・・。イルミーレが引いちゃうでしょう。「あんな沢山人殺してまで私を求めてくれるなんて素敵!」なんてメンヘラか!というキャラにイルミーレをしたくなかったですし。すると、どうしてもあんな中途半端なお話になるしか無かったのです。構想が間違っていました。読んでくれた方には申し訳ありません。


 最終章でイルミーレがアクションシーンを演じるのも最初からの予定通りだったのですが、途中でイルミーレさんが悪女化したために唐突なアクションシーンになってしまいました。そもそもイルミーレはもう少し庶民然としたキャラな筈だったのでアクションも出来る筈だったのです。ところがお話が複雑化すると共にイルミーレの役目も社交向き、貴族的に変化してしまったので、どう考えてもアクション向きなキャラで無くなってしまいました。ですが大構想的にはどうしようも無くてあんな感じに。


 反省点は色々ありますが、気に入っている点も色々あります。特にイルミーレが良いキャラに育ちました。最後に幸せになってくれましたし、個人的には満足です。


 イルミーレは例えば農家のまま一生を終わったら、ただのお母さんになってお終いの人でした。それがたまたまスパイになって貴族界に出て、アルステインの婚約者になって才能が開花して歴史に残る様な女性になりました。私はこういう、状況が変わったら隠されていた才能が開花する物語が好きで、このお話はその辺がちゃんと書けてこれも満足です。


 久しぶりに小説をガッツリ書いてかなり出がらしになりましたが、気分的にもうちょっと書きたい気分なので冬の間にもう一作ぐらい書ければと思います。・・・毎日更新はしません。死んじゃいます(笑)。


 最後にお読み頂いた全ての方に大感謝を。本当にありがとうございました。

 

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― 新着の感想 ―
[一言] 宮前さんのお話、おもしれー女をどうかしてる男が見つけて結ばれる話のような気がしてきました…どうかしてる男、普通の女には無理ですもんね。 皇帝を背負って走る庶民の娘とそれを助ける忍者の図が最高…
[良い点] 読みやすい文章で、とても楽しく一気に読んでしまいました。 イルミーレはどうしてそんなになんでもできちゃうの?と思いながら、かわいくて応援したくなりました。 [一言] 他の作品も順番に読ませ…
[良い点] 完結おめでとうございます! 本当に文章が素晴らしくて、読み応え抜群でした! 読み終わったあと、すごい半生だなあ、と呟いてしまって。あれ?これ実話だったかな?(目ゴシゴシ)ってなりました笑 …
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