990話 迷惑でしかない加護
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〜糞神の加護(微)〜
糞を愛し糞神を敬う、糞信者となる。
いい便が出ると喜びをおぼえ、より多くの排便機会を求めて必要以上にたくさんの食事をとるように。
また排便時には、肛門に神経が全集中し他のことに全く気がいかなくなる。
そして糞神教の良さを広めるべく、自ら知人の枕元に「産みたてホヤホヤのバナナ糞」を置き、布教活動に勤しむようになる。
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〜糞神の加護(小)〜
道端に落ちているウンコを、なぜか高確率で踏むようになってしまう。
また便活に目覚め、毎朝「ウンコ体操」をして腸を整え快便の喜びを味わうように。
この加護がつくと神が持つ「<排泄off>機能」が使えなくなり、代わりに「食事のエネルギーを一切吸収せず全て便に回す<スーパー排便機能>」が備わる。
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〜糞神の加護(中)〜
食糞に興味をおぼえ、好意を抱いた異性へのプロポーズの言葉が「お前のウンコ、食わせてくれないか?」に固定される。
また毎日"排便日記"をつけ、「快便だったかどうか」でその日のモチベーションが決まるほど、メンタルに強い影響を受ける。
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〜糞神の加護(大)〜
毎日"食糞"をしないと生きていけない身体になる。
誰のモノとか関係なく、糞を見ると、キスして味を確かめニオイを嗅がないと落ち着かない特殊性癖が装備され、下痢便も"飲み物"に見えるように。
特にライバルの糞は輝いて見えるようになり、生み落とされたものをダイビングキャッチして食いたい衝動に駆られる、マゾ体質になってしまう。
また公衆の面前で排泄することに快感をおぼえる超絶変態属性も付与され、生涯「糞野郎」として生きることを運命づけられる。
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とりあえず全てのアイデアを出して、その中から最善のものを選ぼうと……注ぐリソースの加減を調整し、4枚の加護札をつくった闇神は……
その全てで、とんでもない特級呪物を生みだした。
社畜になることを強制される<働神の加護札>も怖いが、貼り付けられただけで尊厳破壊が確定する<糞神の加護>もヤバイ!
「(中々バラエティー豊かな加護札じゃないか。いっそのこと全部使えば、差異にこだわる上級神共が仲間内で"よりエグい札"を押し付け合い、自滅するか?)」
何より怖い点は、メグミと違って闇神が「加護札が嫌悪される理由」をきちんと理解しており、あえて「嫌がられる立ち回り」をできること。
メグミは「何も知らない純真な心」が加護の効果を強めているが、闇神は「糞=嫌われるもの」とハッキリ認識しており……
「自分の好き」が「他者にとっての迷惑」になる事を分かったうえで、糞の威力を最大限活かすカタチに仕上げたのだ!
「(糞を愛する私ですら、プロポーズの言葉をコレで固定されるのは嫌だしな。まぁそもそも、同格の女が居らぬ我等はプロポーズなどせぬが……)」
闇神とて、一神の男である。
たとえ強姦ばかりしていて純愛の機会がなくとも、プロポーズの言葉が「お前のウンコ、食わせてくれないか?」になるのは、耐えられなかった。
「(さてと……ゆっくりはしていられん。即、"札貼り特攻"に出るぞ。<呪いの鎧>を失う前に敵を加護漬けにし、糞神教に強制入信させねば詰んでしまう!)」
4枚の加護札を手に持った闇神は、下血吸い取り紙を火魔法で焼き払い、迷うことなく攻勢に出た。
本音を言えば、もっと時間をかけて加護札をより凶悪なモノにしたいが、<呪いの鎧>を失うと待っているのは集団リンチなので、時間がない。
「(上級神相手に、4枚全てを貼り付けられると考えるのは……さすがに甘いか。だが、最低でも2神はここで戦線離脱させる! ここが勝負所だ!!)」
雄叫びのように屁を放ち、追い縋ろうとする「下血吸い取り紙」を吹き飛ばした闇神は、一気にトップスピードまで加速し……
紙を操るために前へ出ていた上級神に狙いを定め、加護札を彼の額に貼ろうと手を伸ばす。
その様子を見て異常を察した上級神は、何が来るか分からないもののとりあえず最上級の防御結界を張り、警戒度をMaxまで引き上げた。
そして……闇神が糞まみれの手で握っている「見覚えのある紙」を見て、嫌な予感をおぼえる。
『(まさか、<働神の加護札>のパクリ!? という事は、アレの闇バージョンか糞バージョン……ヤバイ!!)』
闇バージョンなら、まだいいのだ。
札を貼られたところで闇落ちが精々であり、イタい厨二病患者になるだけである。
だが糞バージョンはシャレにならない、存在自体が害悪だ!
そんな思いを抱きながら慌てて札を<鑑定>した上級神は、その札の効果を見て卒倒した。
貼られた時点で負け確定……いや神生の終わり確定だと、理解させられたのである。
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作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)






