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985話 帰る場所はない


〜メグミside〜




「コイツ等は、揃いも揃って何をやっているんだ?」


 中級神の生き残りが、この短時間で<呪いの鎧>の欠点を見抜き無効化したのは、味方として素直に称賛する。



 腸と肛門をゴッソリ取り除いて、空っぽになった腹を抱え格上の敵に特攻するなんて、普通の神経じゃとてもできないけど……


 きっと神様だから、腸がなくても問題なく生きられるんだよね?



 ただ単に、パワハラ上司から逃れるために確実な死を望んでいて、それを叶えるためにアレコレ考えた結果、偶然こういう案にたどり着いたわけじゃ……


 ないよね?


 せめて、そこのところは信じさせてよ?



<<<<−−− ジュ〜〜〜ッ!! −−−>>>>


 成果をあげたにも関わらず、無防備な状態で上司軍団がいる後方に置き去りにされた、彼等の腸は……



 肛門から切り離されて、ホルモンのように炙り焼きにされているけど、上司軍団も"そのブツ"が再生可能だからやっているんだよね?


 覚悟がないと再現できない方法で特攻された憂さ晴らしを、頑張った中級神達の臓物焼きでやっているわけじゃ……ないと思いたい。



「メグミ君。いい加減、現実を見た方がいいよ。ああいう奴等が上司だから、耐えきれず中級神達が命を捨てて狂信者転生しようとしている。それだけだ」


 モンティート先輩……必死に目を背けているんだから、現実を突きつけないでくださいよ。


 戦っている最中の部下の臓物を焼くキチガイ上司なんて、さすがにヤバ過ぎて、頭では理解していても受け入れられないんです!



 あぁっ!?


 アイツ等……ボッタクろうと思い、相場の100倍の価格で自販機に置いた「焼肉のタレ」を買って、焼きたてホヤホヤの部下の小腸にかけやがった!


 そして喰っている……オエッ。



「百歩譲って部下がムカついたとして、ソイツのモツ焼きを喰いたいなんて思いますかね? 気持ち悪いィ」


「ある種の征服欲なんだろうね〜。ちゃんと処理していないモツなんて、家畜のであっても不潔だから食いたくないと思うけど……。価値観の違いかな?」



 たしかに、価値観は全然違うかも。


 一生理解したくはないですけど。






「ところでメグミ君は、あの殉職志願者達も受け入れるんだよね?」


「はい。さすがに気の毒なんで、ここから<ムノウ>みたいな死に方をしても受け入れたいと思います。戻る場所もないでしょうし」



 なんたって、腸を捨てて特攻し……その腸を、自分の上司にホルモン焼きされたのだ。


 これで戻ったら、それこそ残りの部位もバラバラにされ焼肉にされてしまう!



「それで、彼等の成果は……。うわー、またエグい絵面になっているなぁ〜」


 自販機で売り捌いたボッタクリ価格のアイテムは、「実践じゃ使い物にならない」と判断して、不良在庫入りしただけあり……


 どれもこれも一筋縄じゃ扱えない、厄介な品ばかりだった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜引きこもりの水飴〜


この水飴を食べると、消化し切るまでの間引きこもり気質になり、外で陽の光を浴びるだけで消耗するように。


だが小説や絵といったインドア趣味のセンスは、期間限定でピカイチになるため、芸術家を目指したいなら常食するのもアリ。


もちろん通常の水飴と同じく、食べすぎるとカロリー爆弾が爆発して太るので、容量には注意が必要。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 これをローションよろしく全身に塗りたくり、闇神に抱きついて強制接吻させることで、闇神をヒッキーにしようとした奴は……


 抱きつこうとしたところを魔法で火達磨にされ、100℃を超えても気化しない水飴のせいで全身をじっくり焼かれて、散り果てた。



 闇神も、先程までとは違い即殺する気はないのか、回復する前にソイツの口に水飴を突っ込み、「強制ヒッキーの刑」に処しただけなので……


 手足や心臓はもがれていないしまだ息もあるが、見事な陰キャになって壁際で三角座りし、後方で焼肉されている己のモツを眺め最期の時を待っている。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜清涼感を極めしスプレー〜


世界中のあらゆる清涼剤を組み合わせて特殊な加工を施し、噴霧しただけで全身が硬直するほど清涼感を極めたスプレー。


身体の弱い者に噴霧するとショック死する場合もあるので、取り扱いには注意。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 このスプレーを闇神の目に噴霧しようとして、逆にとっ捕まり、股全体に噴霧されて悶絶しているバカもいる。


 適度な清涼感なら気持ちいいかもしれないが、極めたモノを容赦なく<ピー>に大量スプレーされたら……逝ってしまうのも無理はない。



「とはいえ、せめて二段構えにするとか他の中級神達と協力するとかさ〜」


 鑑定したら一目で「何がヤバイか」分かるスプレーを持ち、格上相手に搦手ナシに特攻して、無事で済むわけがないだろう。



 氷の上に置かれた魚のようにビクンビクンしているが、魚と違ってひたすらキモいし、転生後どういうキャラになるのか心配だ。


 頼むから、<マゾ>とか<ドエム>みたいな眷属名は勘弁してくれ!

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
決戦の場で部下のモツ食ってるの草
ひきこもりの水飴 欲しい
現実は非情である(待て) アレな方向の眷属が量産だろうなぁ… てか、ヒッキーみたいな元々超インドアが食ったら能力的にパワーアップするだけでリスクないんじゃね? ハズレ扱いのひきこもりの水飴。 そして…
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