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981話 勿論こうなる


〜闇神<スティグマ>side〜




『なぁ、争うのは一旦止めにして……不忠義なゴミを掃除しねぇか?』


『『『『『『『『そうだな』』』』』』』』



 おかしい……援軍としてやってきたはずなのに、なぜか上級神共はターゲットである私の目の前で、自分の部下を狩ろうとしている。


 いや、気持ちは理解できるのだ。



 仕事を与えてやったにも関わらず、満足に役目を果たさないばかりか働神<メグミ>に寝返り、上司のことを「鬼」呼ばわりとは!


 平常時であれば他に用事があろうと全てキャンセルし、皆の前で奴等の生皮を剥いで、身の程を弁えさせていただろう。



「(だが、現在は戦闘中だぞ? それも雑魚の戦いではない。上級神であるこの私と、敵対する上級神共が戦う、この戦争のクライマックスだ!)」


 弱っている私なんか敵にもならないと、タカを括っているのか?


 それとも単に、<恵のダンジョン>で病原菌に頭をやられマトモな思考ができなくなった?



「(フンッ! 何方でもいい。いずれにせよ、私より部下の粛清を優先したツケは払ってもらうぞ!)」


 ここまで一人でやってきて疲労困憊の私にとって、この隙を活かさず上級神共と直接戦闘に入るのは、『死』を意味するしな。






<−−− グサッ! −−−>


「ピゲッ!? どうし……て…………」


 まず一神……敵が目の前にいるのに下僕モードになり、隙だらけの姿勢(=土下座)を晒したクソ神を始末。



 奴とて私程ではないにしろ優秀な上級神だったが、上級神共に集団リンチされて奴隷落ちした結果、<働神の加護札>に脳をやられ……


 主人が側にいると命令がない限り動けず、瞬時に自分の頭で物事を考えられない、「調教された社畜」と化していた。


 それゆえ近くに敵がいるにも関わらず、暴走した上級神達に頭を下げるばかりで、指示待ちを決めこんでいたのだ!



 その隙をついて、中級神共が使おうとしていた<処女の聖剣>を、背後から奴の尻にブスリ!


 先程<聖なる温水便座>で聖水ウォッシュレットされ、生傷を強制浄化された私の痛みを、奴にも味わわせてやった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜処女の聖剣〜


この剣を使って儀式をおこなうと、男性に<ピー>されたとき「聖なるマナで生まれた霊剣」が、入ってきた<ピー>を切り裂き身を守ってくれるようになる。


一生男性と交われなくなるが、別の国宝級アイテムを使えば「儀式による妊娠」は可能なので、娘を大事に思う権力者にとって喉から手が出るほど欲しいアイテム。


なお……本人の意思とは無関係に使用されることが多く、一度儀式がおこなわれてしまうと取り返しがつかないため、親子仲が崩れる可能性アリ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






 鑑定したところこのアイテムは、基本的に女が使うモノであり……野郎の尻穴にブッ刺したところで、追加の効果は望めないが……


 聖属性の剣である事に変わりはないため、問題ない!


 貫かれたクソ神が強制浄化の苦しみを受け悶絶している間に、急所である首筋に次なる刃を突き刺して、スピード重視で命を刈り取った。



<−−− ザシュッ! −−−>


「グゥ……ピィィ…………」



 呪いをかけて私を糞の虜にし、魅力的ではあるものの世間一般からすると屈辱的な、<糞神>などという名を押しつけた憎き的。


 本音を言えば時間をかけて惨殺したいところだが、もしそんな事をすれば、部下の粛正に気をとられている上級神共と同じように隙を晒すハメになる。



「(私にも加虐欲はあるが、目の前であんなアホな姿を見せられて同じマネをするなんて……恥ずかしい。奴等と同じになるくらいなら、一思いに刺し殺す!)」


 聖剣で<ピー>を壊され、ケツを突き出したままみっともない格好で逝ったのだ。


 プライドが高かったクソ神にとって、十分すぎるくらい惨めな最期だし……とりあえずは「落とし前をつけた」と割り切り、次の作業へ移る。






「(チッ! さすがは、働神<メグミ>が治めるダンジョン。搾取慣れしてやがる)」


 これ以上の復讐はしないと割り切り、クソ神が死んですぐ最も重要なミッションである、「リソース強奪」に取り掛かったのだが……


 すでに半分以上のリソースがダンジョンに吸収され、メグミの所有物となっていた。



 先程、一瞬"神聖な気配"を感じたし……このスピード技には、婆巫女<アスタリア>も絡んでいるな。


「(ケツに刺さった聖剣を"聖属性の供物"として扱い、御霊回収の儀式でもおこなったのだろう。私の動きも早かったはずだが、一瞬だけ甚振ろうか悩んだ)」


 その一瞬が明暗を分け、<恵のダンジョン>の自動吸引システムと合わせて、半分以上も持っていかれたわけだ。



「(厄介だな。奪ったリソースで補強すれば、格下でもウザかった働神<メグミ>がパワーアップして、最悪の場合……上級神になるやもしれん)」


 だが、コチラも最低限の補充はできた。


 奴隷落ちしたとはいえ、クソ神が持つリソースの半分弱……それだけ食えれば、ズタボロにされた心身を癒し上級神との戦いに備えることができる!

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
闇→糞にしたクソ神の貢献度、思えば滅茶苦茶高いな?
ここで回復されたのは痛いな… マジでナメてかからないときの糞神は強ぇわ、生存能力的な意味で。ボケやらかすときは大体が傲慢な性根が出てるときだし、それが影を潜めたこの状況じゃ一筋縄じゃいかんな。 奴隷…
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