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975話 信者転生タイム


〜マサルside〜




「ねぇマサル。やっぱり闇神って、サディストとマゾヒストのダブル性癖持ちだったのかな〜。さすがにアレはないでしょう!」


 与えた不良在庫を使うために自ら命を差し出し、「働神の下僕になる」来世を夢見て散った中級神達の姿を見て、ドン引きしていたメグミだったが……


 より衝撃的な「セルフ肛門破壊活動」を見て、ドン引きが限界突破したのか、香水を鼻の穴に突っ込んだ状態で俺に話しかけてきた。



「そんな雑に突っ込むと、鼻が広がって不細工になるぞ〜。まぁサーシャちゃんには、俺・スティーブ・カルマって乗り換え先があるから……」


「ダメ! 絶対にダメ!!!! サーシャは僕の彼女なの!!」


「なら諦めて嗅覚を捨てろ! 大丈夫だ。絵面が汚いだけで、リアル汚臭は届いていないから」



 気持ちは理解できるけどな。


 魔石を抜き取ることもなく<聖なる温水便座>を使った闇神は、ポテチが原材料の「硬い乾燥糞」を力一杯ひねり出し……



 ついに肛門が限界を迎えて、血飛沫をあげ脱腸して痛みで飛び跳ねた。


 そして……その傷を癒そうと、反射的に温水便座の作動ボタンを押してしまい……最強設定の水流で、むき出しの腸を浄化洗浄してしまったのだ。



 俺達"勇者"が使えば、回復魔法ナシでも傷が癒える「聖魔法の神秘」を体験できたかもしれないが、奴は闇属性の頂点に君臨する者。


 また当然ながら、ケツに結界を張る物好きなどいるはずもなく……


 無防備な状態の奴のケツは、<聖>と<闇>の拮抗により生じた熱エネルギーで焼かれ、本体に付いたままの「糞汚い"ぼんじり"」が誕生。



 そして本来なら「体内にある部位」ゆえ、表皮に比べると闇属性コーティングが薄かった、「タンパク質変性済みの"ぼんじり"」が浄化される。


 残念ながら、浄化に多大なエネルギーを要して、ここで<聖なる温水便座>の魔石は壊れてしまったが……


 本来なら休憩できるはずの時間に闇神が全然休めず、ケツを聖剣で刺される以上にヤバイ自傷行為をセルフでやってくれたから、良しとしよう。






「さてと……メグミ。いい加減、覚悟を決めて"功労者"を転生させてやれ! 全員、神時代のリソースはお前に献上するって言っていたし……責任とれよ」


「分かっているよぉ〜。ハァ〜」



 ここまでされて功績に報いないのは、さすがに働神としての矜持が許さないのか、メグミはため息混じりに"転生の儀"をおこない……


 狂信者として殉死した中級神達の魂を、新たな器に宿してやった。



「はい。これなら神様システムにも縛られないし、文句ないでしょう! ちゃんと生前のリソースも1割残したんだから、今世でもキリキリ働いてよね!」


 さすがのメグミも、殉死した功労者の魂を「そこら辺で拾ってきたゴブリンの屍体」に放りこむほど、鬼畜ではないため……


 二度と討伐軍・上級神達の支配を受けぬよう、自身の直轄である"眷属"として創造。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜眷属創造(S)〜


自らの血肉を核としリソースを分け与えることで、何のシステムにも縛られない、己だけの眷属を創造することができる。

Sランクで創造可能なのは、キングデーモンおよびソレ以下の眷属。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 嫌がっていた割には、リソースも充分以上に割いてやり……下級神上位クラスの眷属が、メグミチームの"末っ子"として爆誕する。


 だけどメグミ……お前、理解しているのか?


 <働神の加護>を強制付与された結果、魂にまで社畜根性とお前への忠誠心が染みつき、狂信者と化していた"素体"ばかりだぞ。



 ソイツ等を、お前の特性が色濃く反映される<眷属創造>なんか使って転生させたら、これまで以上にヤバイ社畜が生まれるに決まっているじゃん!


 しかも過剰スペック……これじゃあ、生まれて早々「働き足りない!」とチームメンバーの仕事を取ってしまい、先輩眷属とモメるのがオチだ。


 いや、その前に前線へ飛び出して再殉職するかもしれないが。






「それで、どんなヤベェ眷属が爆誕したんだか……うわぁ〜、こりゃあ今回も傑作だなwww」


「笑わないでよ〜!!」



 儀式を終えたメグミが一言も発せず固まっていたため、見る前から大体想像はついたが、メグミに対して深々と頭を下げる3体の新眷属は……


 見事に「生前のヤバさ」と「メグミの特性」を受け継いだスーパー狂信者と、一目で分かる名前をぶら下げ、見慣れた社畜オーラを爆発させていた。



「ご主人様、前世の記憶をそのままに転生させてくださり、誠にありがとうございます! この<ジュンショク>、命に賭けてご主人様のために働き〜〜〜〜」


 な、一体目からヤベェだろう?


 名前も大概だが、見た目も酷いんだ……生前のキョンシー札が、頭髪の代わりに無数に生えていやがる!!



「勝手に、働神パワーを増幅させんなよ。セルフ社畜化サイクルとか、エグいって」


 加護札の服を強制着用させられたクソ神より見た目はマシだが、コッチは"髪"として"毛根から生えている"からな……シャレになんねぇ。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
今までの眷属を我が分身・我が子だとすると、こいつらは確かに狂信者だな……
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