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974話 加護の呪い


〜マサルside〜




 <働神の加護>とメグミへの信仰心に脳を焼かれた結果、ゴミアイテムの大人買いに勤しみ、平常時ならする筈もない奇行に走ってしまったのは……


 オンナノコになり散り果てた、変態神だけじゃない。



 ある者は<聖なる温水便座>を有効活用しようと、簡易トイレすらなかったダンスルームに、DIYでボットン便所を生み出し……


 その上に<聖なる温水便座>を置いて、<糞神>化した闇神が惹きつけられるよう、「ウンコし放題!」の看板を設置。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜聖なる温水便座〜


魔石を埋めこみ便器に取り付けると、聖水を生み出し洗浄で尻を癒してくれる、痔持ちにとって神のような便座。


高ランク魔石が必要になるため維持コストは莫大だが、清らかな聖水に傷ついた肛門を癒してもらえる心地よさは、金では買えない価値がある。


ただし根性が腐り果て闇に堕ちた者が使うと、ケツを聖剣でえぐられるような苦痛をともなうため、要注意!


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






 またある者は、<忠臣の首輪>を闇神にはめて奴隷化するべく、変態神を"肉の盾"として利用し、その影に潜んでコソコソ闇神に接近。


 だが当然のように闇神にバレ、逆に<忠臣の首輪>を装着されてしまった結果……


 契約上の上司(=上級神)ではなくメグミを主人とみなし、討伐軍のクソ神が見ている前で「メグミへの愛」を叫んでしまった。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜忠臣の首輪〜


この首輪をはめると主人がキラキラ輝いて見えるようになり、正当な対価を払わずとも生涯主人に使える"忠臣"が誕生する。


しかし首輪の価格が「家臣一人の生涯賃金」よりはるかに高いため、絶対に裏切りを出してはいけない現場以外で使われることは稀。


主人が亡くなった後は、主人の遺骨が輝いて見えるようになり、遺された忠臣は自動的に「墓から絶対に離れない墓守」となる。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 当然その"裏切り者"は、安全地帯で監視していた上司軍団の怒りを買い、彼等の奴隷となったクソ神によって粛正された訳だが……


 <恵のダンジョン>内で始末された結果、派閥領内に置いてきた資産はともかく、彼自身のリソースは全てダンジョンに吸収されメグミのものに。



「要らないんだけど」


「そう邪険にしてやるな。来世でもお仕えしたいって感じで、奴の魂が期待を込めてお前を見ているぞ。(加護札なんか与えて壊したんだから)責任とってやれ」



 恩恵を受けたメグミは、殉職(笑)した中級神のキモさにドン引きしているけど、そこまで壊したのはお前なんだって!


 男だったら、無自覚とはいえ加護札をバラ撒いた責任をとり、ちゃんと下僕転生させてやれ!






 ここまできて、ようやく「<水の職人>で生み出された不良在庫」と「無能な働き者」の相性の悪さに気付いたメグミが、販売停止を試みたが……もう遅い!


 すでに不良在庫の大半は大人買いされてしまい、加護札によって狂神となった中級神達に、乱用されるのを待つだけとなった。



「終わったぁ〜! 僕の人生、意味分からない無能神の尻拭いで終わるんだ〜!!」


 元凶のくせに発狂している働神は無視するとして、売買益だけ見ればアスタリア先輩の「リソース泥棒」に匹敵する貢献。


 そのうえリソース持ちが、大半のリソースを供物として捧げたうえでメグミの下僕に転生したがっているのだから……いいじゃないか。



「飼ってやれよ。働き者だぞ」


「働き者を見るのは好きだけど、それは"ちゃんと成果をあげる働き者"限定! 無能な働き者って、組織にとって一番害悪なやつじゃん!」



 そんな事ねぇよ。


 頭はすでにイカれちまったから、前線で使うには危険だが……誰もやりたがらない下働きをさせたり、マニュアル漬けにして思考を封じたり……


 飼い殺しで労働力だけ搾取するやり方は、幾らでもあるだろう。



 あまりやり過ぎると上級神達との違いが分からなくなるから、加減は必要だが……


 彼等も「適度に搾取される来世」を望んで果てたわけだし、その狂信に報いるためにも下僕転生させてやれ。






「あっ、でも……成果ゼロって訳でもなかったな。DIY神が遺したトイレに闇神が座って、クソり始めたぞ」


 糞神化した影響か、やはり「トイレの魔力」からは逃れられなかったようだ。



 クソ神が、上司命令で「闇神討伐→裏切り者の粛正」へモード変更した隙に、やる事が"ウンコ"なあたり救いようがねぇが……糞神だからな。


 生きる目的が「排泄」である以上、クソ神への反撃より排便を選ぶのも当然なのかもしれない。



「でも、さすがにウォッシュレットは使わないはず……って使ったし。うわー……案の定、聖水でケツを強制浄化されて絶叫している……バカなのか?」


 そうか……脳ミソまでウンコになっちまったから、「魔石を外してからウォレットする」という、至極当然の回避策に辿り着かなかったんだな。


 外したところで「ストックされている1回分の聖水」はそのまま噴出するから、ウッカリそれをやらかして大絶叫……って流れを予想していたんだけど。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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