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973話 社畜転生


〜マサルside〜




 メグミは困惑していたが、その後も「スティーブが<水の職人>で生み出した不良在庫」は飛ぶように売れた。


 そりゃあそうだ。



 中級神達は「使えるアイテムを見繕う」のが目的ではなく、「来世のために課金で徳を積む」ために、自販機の高額商品を買い漁ったのだから……


 商品の中身が何であれ、後方で監視している上司軍団に"裏切り者認定"されない限り、予算が尽きるまで買ってくれる。



「(とはいえ、上司軍団の目もある以上……買ったアイテムは使わなきゃならねぇ。売っておいてなんだが、あんなゴミを有効活用するのは……難しいぞ)」


 などと思っていたら、さっそく一人の中級神が<聖なるシャンプー>を使って、その場で全身の毛を洗い落とした。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜聖なるシャンプー〜


このシャンプーで髪を洗った者は、強制的に「髪を捧げる代わりに聖魔法の素質を得る」神の取引をおこなうことになる。


失った髪は二度と生えてこないが、その代わり聖魔法の素質を失うことも生涯ないため、頭髪が後退したハゲが使うとメリットだけを享受できて大変お得。


ただし準備不足の状態で適当にシャンプーしてしまうと、眉毛を始めとする「他の部位の体毛」にもシャンプー液がかかってしまい、他の部位も強制脱毛される。


毛のない卵肌になれるうえ神聖さが増すので、美容目的で女性が脇脱毛するのにも使える。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 闇属性の頂点に君臨する闇神と戦うために、奴と相性がいい聖魔法の素質を獲得するのは、理にかなっているけど……


 髪だけでなく全身シャンプーしたせいで、マジで「全身ツルツル卵肌」になっちまったぞ。



 あぁいや、一応"眉毛"と"まつ毛"だけは残っているか。


 元々そんなに容姿のいい神様じゃなかったうえ、野郎の体毛事情なんて毛ほども興味ないんで、アスタリア先輩に訂正されるまで気付かなかった。






「だけど筋肉ダルマの中級神が卵肌になったところで、ワキガが多少マシになる程度の効果しかないんじゃ……あっ! (そういう事かよ。絵面が地獄だ)」


 なんと全身ツルピカになった中級神は、迷う事なく<処女の聖剣>を己のケツに当てて儀式をおこない、そのまま闇神の元へダッシュ!


 そして「さぁ交われ!」と言わんばかりに、R指定のお薬を全身に塗りたくり、戦っていた闇神とクソ神をドン引きさせた。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜処女の聖剣〜


この剣を使って儀式をおこなうと、男性に<ピー>されたとき「聖なるマナで生まれた霊剣」が、入ってきた<ピー>を切り裂き身を守ってくれるようになる。


一生男性と交われなくなるが、別の国宝級アイテムを使えば「儀式による妊娠」は可能なので、娘を大事に思う権力者にとって喉から手が出るほど欲しいアイテム。


なお……本人の意思とは無関係に使用されることが多く、一度儀式がおこなわれてしまうと取り返しがつかないため、親子仲が崩れる可能性アリ。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「(何があの神様をあそこまで破壊した!? そうか。<働神の加護>とメグミへの忠誠心で、己の尊厳よりアイテム使用のノルマを優先しちまったんだな)」


 マジで、根本から神格矯正してんじゃねぇかよ……恐ろしい。



「(特殊な趣味趣向を持っている場合を除いて、男に"処女喪失イベント"とか要らねぇから、たしかに儀式で使えなくしちまっても支障ねぇが……)」


 どう見ても女性用のアイテムを即断即決で自分に使うなんて、労働教に脳を焼かれていないとできないマゾ行為だぞ!


 見ているコッチまで、恐怖でケツに汗をかいちまった!!






 しかし……修羅場を潜りなれて狂気に染まった闇神は、この程度じゃ心折れず……数秒で持ちなおして、ケツ神の排除にかかる。


<−−− グサッ! ブシュッ……ヅブヅブヅブ………… −−−>


『アア゛ア゛ア゛ァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜ッ!!!?』



 哀れ……徳を積むために、尊厳を捨てて課金アイテムで「魅力的?なオンナノコ」になり、闇神に色仕掛けをかけたケツ神は……


 容赦なく突っ込まれた<呪いの剣>と交わるハメになり、その場でビクビクのたうち回ったあと息絶えた。



「え〜っと、メグミ……あんなんでも、一応"お前のために"徳を積んだんだから…………来世は、多少融通してやってくれ」


「うん。リリースしたい気持ちでいっぱいだけど、僕に色仕かけする特殊な癖がないなら…………まぁ善処します」



 あの変態神、<呪いの剣>に支配される前に自らの魂を肉体から剥がしたんだな。


 完全体で<恵のダンジョン>に吸収されて、満足気にダンジョンマスターであるメグミの審判を待っている。



 もう生前の記憶もないだろうに、ここまで素直に沙汰を待てるのは、魂に<働神の加護>が刻まれているからか?


 死んでまで社畜精神に縛られて行動を制限されるなんて……俺は、絶対にこうはなりたくねぇ!!

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
死後も働神の加護無くならないの!!???
無駄死にではないぞ…!(多分)
メグミはしていたが、その後も「スティーブが<水の職人>で生み出した不良在庫」は飛ぶように売れた 困惑していたが… かな?
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