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969話 どこまで未来を切り捨てられるか


〜メグミside〜




 アスタリア先輩に怒られてしまったが、先輩は今回も抜け目なくクソ神共からエネルギーを分捕り、"お小遣い"として僕にくれたので……


 たぶん本気では怒っていない……はず!



 うん。


 そう思わないと強すぎるので、「まだレッドラインは踏んでいない」と考えることにしよう。



「(それはそうと、僕も仕事をしないとなぁ〜。上級神同士の激しい肉弾戦が始まった以上、奴等の疲弊は時間の問題。だとすると……)」


 討伐軍のクソ神が有利に立ち回れるよう、自販機で「一時的なブーストに使える危ないお薬」を売り、協力者としての姿勢を明確にするべきだろう。



「(だけど、クソ神を援助しすぎるのもマズイ! 闇神を殺せるくらいの優位は要るけど、あまりに一方的だと"その後"がヤバくなる!)」


 だって討伐軍の上級神達は、根っからの搾取気質かつ目下を家畜と思っているタイプなんだよ!


 そんな奴等を元気な状態で残したら……ついでと言わんばかりに<恵のダンジョン>を食い荒らし、<農民><小鬼>同盟を潰されてしまう。



「(もし僕が魔王のままなら、彼等だってそんな"細った存在"など無視しただろう。でも僕はすでに神となり、それを上級神達に知られてしまった)」


 となれば……「ついでに食えるなら食っておこう」精神で、枯れるまでリソースを奪い取り戦争の補填にされると、考えておくべきだ!






「(闇神の存在がもっとも危険なことに変わりはないから、討伐軍には勝ってもらわなきゃならない。だけど、勝ちすぎないように上手いこと奴等も削る!)」


 幸い<恵のダンジョン>は環境最悪で、上級神達も精神ズタボロ状態だから、ここで(性格)クソ神をアシストするフリをしつつ弱らせれば……


 いい具合に闇神と相打ちになって、討伐軍のリソースも相当削れるだろう。



「(あとは僕が、奴等のリソースを奪うことでどれだけ進化できるかだけど……。せめて、<恵のダンジョン>から上級神を追い払えるくらいまでいきたいなぁ)」


 そうじゃないと待つのは死だし、敬愛するモンティート先輩を差し置いて僕にリソースを回してくれた、アスタリア先輩にも申し訳が立たないもん。



「(不幸中の幸いで、今世は無理でも来世なら派閥入りさせられそうな"部下予備軍"もいる。今世の記憶が残っていたら、絶対にゴメンだけど)」


 加護札で意識覚醒した後は、それなりに改心して真面目に働いていたあの中級神達……この戦いに巻き込まれて殉職した後なら、アリっちゃアリだ。



 もし彼等が前世の記憶を持たず、真面目に働く幼神として転生したら、上手いこと味方に引き入れて"派閥モドキ"をつくるのも……


 <クソ>成分を受け継いだ訳でもないのに鬼畜すぎる、討伐軍の上級神達に対抗する手段としては、悪くないかもしれない。






<<−−− ガコンッ! ガコンッ! ガコンッ! −−−>>


 そんな事を考えつつ、討伐軍用と闇神用……2種類の自販機を新設してやると、奴等は戦いながらも興味を示し……


 自販機を盾にしたタイミングで、双方補充をおこなった。



『おぃ、ふざけんな! どうして俺の自販機には、炭酸ジュースしか入っていないんだ!! アッチには、水が入っているじゃないか!!』


 どうしてって……敵である闇神に、快適な水分補給手段なんて与えるわけないじゃん!


 アンタが飲めるのは、戦闘中に飲むと咽せる炭酸飲料……それも特に甘〜い、砂糖たっぷり仕様のジュースだけだよ。



『そもそも、なぜ敵である闇神に購買手段を与えるのだ! 奴に与えるのは、壊れそうな枯れ木で作った便座だけでいい!!』


 ちなみに……元気よく吠えながら、ここぞとばかりに課金で水分補給する(性格)クソ神が飲んでいるのも、ミネラル皆無の軟水なので……


 激しい運動をしながら飲みすぎると、ミネラルバランスが崩れて体の調子が悪くなる。



 一応味方だから、(ボッタクリ価格で)水は提供するけど……水の質については、これまでの怠惰な言動に相応しいモノだ。


 精々ガブ飲みして、闇神を屠ったあと体調不良で苦労してくれ。






 ちなみに……壊れまくりの壁に貼りつき、上級神の命令どおり"壁の華"と化した中級神用にも、専用自販機を生やしてあげた。


 こちらは価格のみボッタクリで、地味だけどマトモな商品が並んでいる。



 まだ合流せずせこせこコチラを監視している上司軍団に、不審がられぬような「格下用っぽい地味さ」にしつつ、実利をとらせたカタチだ。


 課金自体は、すでに加護札で完全覚醒した中級神<エース>が、(闇神用以外)全部まとめて払ってくれるため、ボッタクリ価格でいい。



『ふざけんなっ! 戦闘中に、袋を破いてスナック菓子など食えるか! せめて、客に対する配慮をおぼえろ!!』


 だから闇神……アンタは不法侵入者であって、僕が招いたお客様じゃないんだって。


 いい加減、その狂った自己認識を改めなよ。



 それと……アンタの自販機に並んでいるポテチは、マサルいわく「インフレの影響で内容量が減った窒素袋」だから。


 僕はよく知らないけど、袋を開けると「ポテチ」じゃなくて「窒素が大量に詰まったスカスカ品」が顔を出し、テンションが下がる代物なんだってさー。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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