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967話 地獄の対面




 「<働神の加護札>でつくった服」という、世界一着たくない服に身を包んだクソ神は、上司軍団全員分の激辛ミッションをこなし……


 ケツ爆発しながら、ミッションルームを後にした。



 いくら「糞成分抜きのクソだけはね返された」と言っても、<クソ>と<糞>は関連しているため、一般人よりは<糞>に近い状態だし……


 デスソース10本分の以上の激辛料理を、水すらロクに飲まず一気食いした事で、意識そこ奴隷根性で保たれたものの肉体が悲鳴をあげたのだ。



 もちろん上流階級仕草が染みついている上司軍団は、ミッションルームを出たあとクソ神だけを先行させ、巻き込まれかねない危険を排除した。


 すでに命令は下してある。


 今さらクソ神と行動を共にして、脱糞に巻きこまれたうえ「糞神との醜い戦い」に参戦する気などない!



 最終的には「糞神・クソ神」両方を半死半生状態で回収し、<恵のダンジョン>を出たあと自分達の手で止めを刺して、何もかも奪う気だが……


 両者が元気に脱糞している状態で手を出し、汚い糞まみれになるほど、マゾヒストな趣味は持ち合わせていないのだ。



 もっとも……


『おぃ、働神なんだからいい加減仕事しやがれ! 激辛フロアだけじゃなく、ダンスフロアも清掃ナシかよ!』


 そんな上司軍団の都合などお構いなしに、<農民><小鬼>同盟は「経費節減」名目で掃除代をケチり、彼等を汚物地獄へ引きずりこんでしまう。



「仕方ないじゃん! キレイにしてもどうせまたアンタ等が汚すし、普通の掃除と違ってゲロと糞の特殊清掃には金がかかるんだ!」


「そうそう。文句があるなら自分達で片付けろよ。ちゃんと掃除用具が入ったロッカー、部屋に設置してあるだろう」


 上級神に対する敬意など消え去り、「客じゃなくて侵入者なんだから……」とセリフクリーニングを求める、メグミとマサルの本音が管理室で響いた。






 クソムーブを続ける上司軍団とは違って、すでに全員が<働神の加護札>で過労キョンシーと化し……


 「来世の労働教入信」を夢見ながら働く中級神達は、手酷い傷を負いながらも、チームワークを活かして闇神との持久戦を続けている。



『『『『『『『『『『(闇神が激しく肉体をひねり、より腸が活発化するよう立ち回る!)』』』』』』』』』』


 四方八方からバラけて攻撃することで、闇神の「肉体をひねる機会」を増やし、膨張する屁によって間接的ダメージを与える策を徹底することで……


 せまい空間に格上の敵と閉じ込められている状況でも、致命傷を受けることなく全員生き残り、後続の上級神が到着するまで時間稼ぎしているのだ。



 それでもスペック的には圧倒的に闇神が有利なので、マサルの<巣食う花>や口裂け女の<ヒステリー・アシスト>による補助が得られない状況では……


 手傷を負うのは中級神側であり、時間経過とともに「肉体崩壊による戦線離脱者」が増えていく。



 彼等とて、<メグミの自販機>で買った「理性のタガが外れて一時的に爆発的なパワーを得られるお薬」を、用量無視でむさぼり……


 加護による社畜ブーストと併せて、気合い増し増しで戦っている状況。


 しかし……気合いでどうにかなるほど上級神と中級神の実力差は小さくないため、闇神に「癒えない傷」をつけられ戦線離脱を余儀なくされたのだ。






 それでも一歩退いた負傷者は、「味方用自販機」で輸血パックとダイエット下着を購入して、失った血を強引に補い……


 傷口を「女性が、身体の贅肉を極限まで圧縮する下着」で塞いで、雄叫びをあげ戦線復帰を遂げる。



 塞がっていない傷口は痛むが、補正下着の圧迫力はケタ違いなので、短時間なら傷口からの出血を防ぎ延命する事ができる。


 もちろんそんな延命をしたところで、根本的な治療ができていない以上、力尽きて死ぬのは時間の問題だが……



 彼等はデコに<働神の加護札>を貼られた時点で、すでに社会的死を迎えたのだ。


 もう今世は諦め来世に賭けているので、肉体死の恐怖も一切なく、お薬&社畜ブーストによるアドレナリン噴出で、「一流の過労ゾンビ」に昇格した。



 なお……彼等は<恵のダンジョン>に亡骸と魂を吸収され、来世「メグミの下僕」として労働教に入信することを望んでいるが……


 肝心の教祖にキモがられているため、その夢の成就には疑問が残る。



「どうして、働く大切さを知った同士には……"イっちゃっている異常者"が多いんだろう? 労働は大切だけど、なんかヤバイ奴ばっかりだし……」


 教祖<メグミ>には「教祖も教義もイっている」自覚がないため、信者への理解を深めることができない。






 そして、教祖ドン引きの戦いを続けること数時間……ついに中級神達が望んでいた"後続"が追いつき、事態が動きだした。


<−−− ガチャッ −−−>



『うおっ、また働神の手下かよ! しかも今度は、キョンシーじゃなく全身に呪符をまとった過労アーマー!』


『うるさいぞ、汚物生産機。貴様のせいで、私まで"脱糞の呪い"に取り憑かれたじゃないか』



 <糞神>と<クソ神>……卓越した能力をほこる上級神ではあるものの、臭キモ過ぎて決してお近づきになりたくない、「存在汚物」同士の対面である。


 ひどく惨めな状態に堕とされてもなお、両者共に「天より高いプライド」は健在であり、互いを恨んでいるため「挨拶代わりの貶め」も容赦ない。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
マジで奴隷神(+中級神達)だけで戦わす気かよ… 頭3つは抜けてる格上にそんな事やっても大して消耗させられんだろうに。現場の中級神がそれぞれ上級神(下限)の2割くらいの戦力あっても明らかに足りんやろ。総…
そうか、お札張ってる連中ってメグミの眷属みたいなものなのか
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