表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
965/1029

965話 糾弾祭り


〜メグミside〜




 腹が痛くなって始めて、自分が闇神の糞を食い大腸菌にやられたことに気付いた、討伐軍・上級神達は……


 ミッションルームが汚いせいで派手なリアクションこそできないものの、絶望に打ちひしがれ瞳から輝きが消え去った。



 そりゃあ、「他者のウンコを食う」なんてスカトロイベントだけでも絶叫モノなのに、長年派閥争いでライバル視していた闇神のブツなんて……


 「この世で最も気に食わない奴のウンコを食わされた」も同然だから、その屈辱感はよく分かる。



「(僕も魔王になる前、イジメっ子3人組に"靴を舐めろ"と言われて、殺意がわいた記憶が……。今回は"ライバル視していた奴の糞"だから、よりタチ悪いよ)」


 僕みたいに「先に命令されるパターン」も嫌だけど、今回のように「気付いたら手遅れだったパターン」もキツイ。



 なんせ今から慌てて胃の内容物を吐き出したところで、「闇神のウンコを食ってしまった」事実は消えず、生涯"黒歴史"として残るわけで……


 どう足掻いても挽回できない辛さが、絶望感を加速させるのだ。



 まぁ僕からすれば「ざまぁ」でしかないし、うっすら「腹が痛い」と感じた時に原因究明しておかなかった、上級神達の自業自得。


 理不尽なクレームメールを寄越したり、これ以上ミッションルームを汚さなければ、どれだけ苦しんでくれても構わないので……


 心ゆくまで「慢心が招いたツケ」を払い、これまでの怠惰を反省して、「清く正しく働く神」に生まれ変わってもらいたい。






 などと考えていたが……さすがは「他者の責任を追求するプロ」の上級神達……アッと言う間に、一人だけ無事な神がいることに気づき糾弾を始めた。


『貴様っ、なぜ腹を押さえておらん! 顔色も良好……さては、隙を見て味方の我々に"糞"を盛ったのは……!!』



『おぃ、コイツのステータスをよく見ろ! 名称が<クソ神>になっているぞ!!』


『どういう事だ!? 呪術は成功し、闇神が<糞神>化したのではないのか!?』



 うん、たしかに闇神は<糞神>になり……「身も心も糞に依存するド変態」に堕ちた。


 だけどクソ化したのは、闇神だけじゃなかったんだなぁ〜。



『そうか! 供物として使った大便との相性が良い"糞の呪い"は通ったが、供物との関係性が薄い"クソ成分"は呪詛返しされてしまったんだ!』


『チッ! 闇神は、呪術の名手だからな。術のレベルだけならコイツより格上だし、気付かれず一部はね返すことも……できなくはない』



 自分達の尊厳を貶めた犯人の目星がつくやいなや、上級神達は「(性格)クソ神」の周りを取り囲んで、四方八方から蹴り飛ばしサンドバッグにした。


 元はと言えば、彼一人に呪術担当を押しつけた挙句、実害が出るまで気付きもしなかった上級神達が悪いのだが……


 彼等の辞書に、「チームワーク」「思いやり」「アフターケア」の文字はない。



 なので「ボコられたクソ神」が言い訳しようとしても、問答無用でリンチを続け、最終的には半殺しにした状態で彼の顔を便器に突っこむ。


 自分達だけ酷い目に遭わされて加害者が無事なんて、腸が煮えくり返るほど不愉快な状況なので、彼にも「闇神の糞」を食わせようとしたのだ。






 だが肉弾戦が苦手な魔法師タイプとはいえ、(性格)クソ神だって上級神の一角。


 ただのサンドバッグになりさがり、抵抗することなくライバルの憂さ晴らしに付き合うほど、貧弱ではなかった。



 そもそもの話……彼を集団で取り囲んだ上級神達は、全員「闇神の大腸菌」に胃腸をやられて弱っている。


 つまりタコ殴りにされたところで、逃げ出す余裕こそないものの意識を失う程でもなく、反撃する余力が残っていたのだ!



<−−− ジャアァァァ〜〜〜〜ッ ブルルルルルルルッ! −−−>


『おぃ、ちょっと待て! テメェ、何しやがった!』


『知るか。文句なら、俺の神聖な髪をこんなにしたさっきの自分に言いやがれ!』



 首根っこを掴まれて顔面から便器にぶち込まれ、そのまま水を流されたクソ神は、一瞬の隙をついて顔をあげ首を勢いよく振り……


 歯ブラシの代わりに便器を掃除してしまった己の髪を、遠心力で振り回して水滴を飛ばし、その汚い水滴が「ミッション課題の激辛料理」に入るよう調整。


 結果……激辛料理・第一弾に続いて第二弾も"雑菌水入り"となり、たとえクソ神を殺しても、上級神達の地獄は終わらぬ状況となった。



 もちろん切羽詰まった状況で微細なコントロールなどできないので、クソ神は自分用の激辛料理にも汚水を入れてしまったが……


 すでに"便器うがいの刑"で汚い水をがぶ飲みさせられた後なので、そのくらい今更である。



『くくくくくくっ! 俺を殺すか? もしココで俺が死んだら、俺のリソースは丸々メグミのものとなり、あの過労神が昇格しちまうぞ?』


『『『『『『『『『むぅ……っ』』』』』』』』』



 そして、痛いところを突いた脅しを一発。


 天下の上級神が中級神<メグミ>の過労力を笠にきて身を守るなんて、みっともない事この上ないが……クソ神は、見栄より実利をとれる強かな性格だった。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
さすがにバレたかぁ。そして脅しになってない程度の低い脅しだな、このクソ化神。 殺す以外にも色々できる手札あるんやで? とりあえず社畜上級神1号誕生ですね、わかります。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ