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963話 前哨戦




 (性格)クソ神による、味方に対しての汚物混入テロがおこなわれている間に、討伐軍の中級神達とバッティングした闇神はウンコ座りを止め……


 フルチン状態ではあるものの、彼等を迎えうつ態勢に入った。



 もちろん闇神にとっては、「どうせ距離は詰めてこない」とタカをくくり野糞していたところへの敵襲なので、緊急事態。


 ゆえにケツを拭く余裕はなく、先程大爆発した肛門からは血が流れ、屁で微妙に飛散した糞も付着している。



 だが……呪いによって「糞を愛する<糞神>」と化した彼にとっては、そのくらい"愛嬌"という認識であり……


 臨戦態勢で構える討伐軍の中級神達が、内心「いくらでも待つから、ケツ拭いてから戦ってくれ」と願っている事など、気付きもしない。



 一方、中級神達も……本音を言えば、上手く距離をとりつつ上司軍団の到着を待ち押しつけたかったところを、やらかして突撃してしまい……


 モチベーション皆無だったものの、<働神の加護札>をデコに貼り「無限労働キョンシー」化したことで、「戦わない」選択肢が消えた。


 現在は、「汚ねぇな」と思いつつも全力で闇神と戦い果てる未来しか考えていないため、決死隊として機能するコンディションになっている。






 そんな両者が、狭いダンスフロアの一区画で向き合ったのだ。


 ジリジリとした時間稼ぎや、相手の出方を読むジャブなどはなく、いきなりフル出力での殺し合いが始まった。



<−−− キイィィィンッ! キンキンキンキンキンッ!! −−−>



 あまりに間合いがせまく、砂漠を模した環境とはいえ密閉空間なので、闇神は得意の魔法攻撃が使えない。


 魔法を放つと敵だけでなく自分も巻き込まれてしまううえ、ダンスルームに設置された自販機がいつの間にか「呪いの刻印入り」に替わっていたからだ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


・倒れるまで働かないと、排泄の喜びを感じられなくなる呪い


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 一般人なら「そもそも排泄に喜びなんて感じねぇし」とつっこみ、呪いの刻印など無視して、自販機を巻きこむ攻撃をブッ放すところだが……


 闇神はすでに「<糞神>マインド」を確立させており、女を抱くことよりも脱糞する方が心地よく、快感をおぼえる体質になっていた。



 よってこのアホみたいな呪いでも、くらってしまうと致命的であり……尚のこと広域魔法を放てず、苦手な肉弾戦で中級神の相手をするハメに。


 だがそれでも、度重なる脱糞でメンタルを癒やされ精神的に回復していた闇神は、討伐軍の波状攻撃を軽々と受け流した。



 腐っても、彼は上級神なのだ。


 格下の中級神に殴りかかられた程度でサンドバッグ堕ちする実力なら、とうの昔に下剋上され没落している。






 「闇神vs討伐軍」の肉弾戦がおこなわれるのと同時並行で、「闇神の大腸菌vs上司軍団」の戦いも始まった。


 味方の足を引っ張るため、ミッションの課題として出された激辛料理に「便器を掃除した歯ブラシ」をつけた、(性格)クソ神の暗躍によって……


 闇神の大腸菌は(彼を除く)上司軍団の腹へと入り、その真価を発揮。



 スペックの化け物ゆえ何を食べても無毒化してしまい、これまで食中毒とは無縁の神生を歩んできた、上司軍団の腹の中で生き延び増殖してしまったのだ。


 まだ毒素の生産は限定的であり、彼等の化け物スペックに無効化されているものの、着実に攻撃の勢いを増している。



「ぅん? 気のせいか? 心なしか、腹が痛いような……」


「そんなの今更だろう。働神<メグミ>が狂い咲くたび、ストレスで胃が悲鳴をあげているんだ。体調良好なわけがない!」


「たしかに。さっき食べた激辛料理も、食えないわけじゃないが……お世辞にも美味くなかったしな。儂も、ストレスで頭皮が後退しそうじゃ」



 だが残念ながら、上級神達は己の腹の中で起こっている危機に気づかない。


 彼等にとって「格下のメグミから提供された激辛料理」など、ただのマズ飯でしかなく、それが原因で体調を崩すなんて思ってもいないからだ。






 そして……いくらライバルとはいえ、闇神という明確なターゲットと戦う直前に、味方の足を引っ張るバカの存在など、意識すらしていない。


 落ち目とはいえ闇神は元No.1の上級神であり、ここで油断して仕留め損ねると復活し報復されるリスクがあるのだ。


 そんな危ない敵と戦うとき、わざわざ味方の足を引っ張って敵に塩をおくり、自ら墓穴を掘る愚か者が同格の上級神にいるなんて、彼等の想定外だった。



 だが実際に、その"愚か者"は存在したのだ!


 正確には、呪いの一部を跳ね返されたせいでクズっぷりに拍車がかかり、理性より本能で動く<愚かなテイカー>が爆誕しただけだが……


 彼に呪術係を押しつけ、術後にステータス確認およびアフターケアをおこなわなかった事が遠因になっているので、上司軍団全員の責任と言える。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
何だかんだ真面目な戦闘描写もあった闇神がここまで落ちぶれてるのほんと草
> 闇神はすでに「<糞神>マインド」を確立させており、女を抱くことよりも脱糞する方が心地よく、快感をおぼえる体質になっていた。 今更だが、本作のラスボスと思しき闇神スティグマが糞神へと変わった事によ…
……1柱くらい、自身のステータスを確認するのは居なかったのだろうか? テイカーの方は無自覚だからまだ判るけど、腹痛有るのにほっとくなんてw 後、自販機に胃腸薬でもラインナップしといた方が良いかもです…
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