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930話 ア゛ア゛ァァ〜〜〜〜〜!!!?


〜メグミside〜




「ぶふぁあっっ! あのアホ神、マジでやったよ! 煽るためにアナウンスさせただけだったのにwwww」


 僕がオートマタに命じて流した、「課題の激辛料理は、上からじゃなくても"食べれば"OK〜!」というセリフを聞いた闇神は……



 絶望が晴れたような表情で「それだ!」と叫び、マジで服を脱ぎ始め"モロ出し"になった。


 そして手持ちのアイテムボックスから漏斗を取り出し、文字どおり「下から食おうと」足掻き始める。



「しかしまぁ、汚い下半身だなぁ〜。オゲェェェ〜〜〜!!」


 ハッキリ言おう……見ているだけで吐きそうなほど、監視カメラの映像が臭い!


 そりゃあ、あんな粗末なモノを露出されたら女神達も嫌がるわ。



「("えのき扱い"されていたくらいだし、粗末なのは最初から分かっていたけど、これは"えのき"というより……"腐肉のミイラ"だな。形以前に、臭そうだもん)」


 たぶん性欲を満たす過程で特殊な癖に目覚めて、(股だけ)風呂キャンセル界隈の住民になったんだろうけど、画面を見るだけで鼻が曲がりそう!


 モニターで鬼畜クッキング動画を流して、嫌がらせしていたのは僕達のはずなのに、闇神のブツが汚すぎて、いつの間にか立場が逆転してしまった。



「サーシャとアスタリア先輩は、見たくて大丈夫ですからね! 汚物処理は、男の僕等でやりますんで!!」


「ありがたい心遣いだけど、もう見ちゃったわよ。オエッ! サーシャは吐き気を催してトイレ退場したし、私も一旦逃げて紅茶休憩させてもらうわ」


「はい。是非そうしてください!」



 だって闇神の<ピー>……"口裂け女"さんをゾンビ扱いするのが烏滸がましいレベルで、ゾンビ度高いんだもん!


 何万年(股だけ)風呂キャンセルしたら、あぁなるんだか。






「ゴホゴホゴホッ! でもそうか……。想定以上に闇神が受けたダメージがでかくて、不思議に思っていたんだが……本人に、そういう加虐癖があったんだな」


「あっ、なるほど。似たようなやり方で目下の女神達を加虐した経験があるからこそ、自分が被害者側に立たされたとき、よりリアルに妄想しちゃったのね」



 きっと闇神は、スメハラ欲があるサディストなのだ。


 だからこそ「自分がやられる側になる」のは絶対に嫌であり、そうなるくらいなら"ケツから食う"方がマシ……という思考?


 う〜ん、キチガイ過ぎて僕じゃ思考トレースできないや。



 とはいえ……汚物ダンジョンの管理人である僕にとって、覚悟さえ決めれば、耐えられない"汚物"はないため……


 シンクロナイズドスイミング用の鼻栓で対策しつつ、気合いと根性で監視カメラの映像を見続けると、案の定、闇神がやらかした。



『ア゛ア゛ァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!?』


 そりゃあ……専用の防具がある訳でもないのに、有り合わせのゼリー等を使って適当に「激辛料理」を包み、デリケートゾーンにぶち込んだらそうなる。



「(というか、肝心のゼリーが漏斗にかなり付いているぞ。ほぼ剥き出しのまま、激辛料理は<ピー>に入ったんじゃ……。ざまぁ〜www)」


 ただ煽っただけなのに見たくもないブツを見せられ、無駄ゲロを吐かされたときは軽く殺意がわいたけど、無事逝ってくれて満足満足♪



 完全にやらかした闇神は、ブクブクと泡を吹いて白目をむき……しかし頑丈すぎるがゆえにショック死する事もできず、ピクピクと痙攣している。


 当然、現在も"モロ出し"状態であり……ケツをつき出した情けない格好でピクつく様は、見ていて大変に爽快だ!






「というか、冷静に考えて闇神なら"口から極太チューブをつっこむ"パターンで攻略できたよね? 内臓に傷がついても、自動回復するから死なないし」


「できたな。とはいえ、心理的に"あの料理を口から入れる"のは無理だろう。最適解は、全部燃やし尽くして炭化させ炭を食う……だよ」



 なるほど。


 さすがマサル、「経験者は語る」だね♪



「<恵のダンジョン>の攻略なんて、二度としねぇけどな。ところでメグミ。あそこでピクついている敵、回収するか?」


「う〜ん……しない。回収して、コアルームに近い区画で正気に戻られても困るし、たとえ気絶していても僕等が殺せる相手じゃないよ」



 出来ることがあるとすれば、討伐軍の中級神をあの部屋に招き入れ、トドメを刺してもらうことくらいか?


 上級神達も<恵のダンジョン>に近付いてはいるけど、まだ現場に着くまでしばらくかかるし、待っている間に闇神が起きちゃうよね?



「現場の自販機達に告ぐ! 今すぐ闇神の身体に<働神の加護札>を貼りまくって、奴の神格を破壊しろ! 急げっ!!!!」


「えっ?」


「チッ! 一足遅かったか。あれだけ地名的なやらかしをしても、1分経たずに目覚めるんだな」



 監視カメラを見ると、ピクついていたはずの闇神が起きあがり、備付けのトイレで排泄祭りをしている。


『ア゛ア゛ァァァ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜!!!!!!!?』


 出すときの衝撃もなかなかのようだが、モンティート先輩の言うとおり……あれだけのダメージを受けて1分経たずに復活するとは思わなかった。



「ところで先輩。さっき、<働神の加護札>を"呪符"扱いしませんでした? 僕の耳が正しければ、とんでもない命令を下そうとしたような……」


「えぇ〜っと……いやぁ〜、気のせいじゃない?」

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
これだけお札を嫌がってるんだから 足の踏み場もない、手をつくことも出来ない お札だらけの汚部屋があっていいんじゃないだろうか? 飛んでもダメなように天井からもお札を垂らし、 風に乗ってお札が飛来し、…
うーん、安定の雑仕事による盛大な自爆。 そして千載一遇のチャンスを逃したか、がでむ!
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