表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

877/882

877話 自称「考えるのが苦手なタイプ」


〜アスタリアside〜




「へぇ〜。オブラートに包む事なく伝えたら、メグミ君が拗ねて三角座りで"慰めてモード"に入った……と。ふふっ、この緊急時に何をやっているのよ」


 とはいえ、特に大きな問題点も浮き彫りになることなく話は進んだようだし、まずは良しとしましょう。



「闇神は、邪神をクビにしたあと<サルトー区・ポルカト界>の管理をサボっていたようね。邪神の管理区域跡まで移動するのに、まだ多少時間がかかる」


 中級神<エース>経由で、亡命した女神様達に「邪神の管理区域が何処ら辺にあったか」尋ねたところ、闇神領の端……


 つまり「出世の見込み皆無で、半ば干されてクビ候補になっている奴が暮らす場所」に、陣取らされていた事が分かった。



 まぁ邪神の力量を鑑みれば"相応の扱い"なんだろうけど、今回ばかりは助かったわ。


 もし中央に奴の管理区域が置かれていたら、すぐ闇神が到着してしまい、魔王界でメグミ君達が準備する余裕なんてなかったもの。



「ふむふむ。支配下の世界を登録する手順は……へぇ〜、そういう感じでやるのね」


 同士討ちで散った子神達の思念を、巫女のチカラで式神に宿らせて、色々尋ねてみたところ、登録手順等の"事務手続き"については把握できた。



 生まれて間もない子達の知識が100%正しいとも思えないので、「出たとこ勝負」になってしまう面もあるが、情報ゼロよりはマシだろう。






「あと早急に片付けなきゃいけないのは"魔王連中の許可取り問題"ね。正直に全てを打ち明けても、ここぞとばかりに足を引っ張られるだけ」


 逆に嘘八百で押し通すと、今回はどうにかなるかもしれないけど後々遺恨が残る。



「でもまぁ、その辺りはモンティート先輩が上手くやってくれるでしょう♪ 嘘はついていないけど、言葉不足とか言い回しで誤解させる感じで」


 彼は基本的にお人好しだけど、食うか食われるかの魔王界で長年トップに君臨しているだけあって、その気になれば老獪に立ち回れるのだ。


 逆に私は、そういう「ウザったい立ち回り」が苦手なタイプなので、一応彼にメールで忠告だけして後のことは任せよう!



 私にだって「ギリギリまで闇神からエネルギーをコソ泥し、<恵のダンジョン>の強化に繋げる」という、重要な仕事がある。


 闇神襲来に対する策は、「立てなきゃ詰むやつ」だったから頑張って捻り出したけど……苦手なジャンルの事柄をウダウダ考えるほど、暇じゃないのだ!






「それにしても、高速移動中の闇神って"コソ泥にとって理想の餌"じゃない? 絶えず移動にエネルギーを使っているから、攻撃し放題♪」


 もちろん相手は上級神なので、図に乗って延々と搾取し続けると、逆探知されて犯人バレしてしまい私の命が危うくなる。



 だが不定期にサッとエネルギーを抜き取ることで、逆探知を防ぎつつ大量の餌をついばめるし、闇神の動きを妨害することもできるのだ。


「高速飛行中に、バランスを崩したり方向がズレる感じでエネルギーを盗む。さすがの闇神も、そんなコソ泥は想定外だったでしょう」



 私が泥棒しつつ進行妨害していることもあり、闇神は使っている魔法の格の割には、満足なスピードで移動できていない。


 そりゃあ……不意をつくタイミングでバランスを崩され、彼方此方に激突したり自販機とチューしそうになっているのだから……当然か。



 誰だってそんな状況ではMaxスピードなど出せないし、闇神はメグミ君達が「迎え撃つアイデア」を実行に移そうとしている事も知らないから……


 自然とスピードは落ち、「もしバランスを崩しても、それによってダメージを受けない程度」に落ち着く。






「それにしても……言い出しておいてなんだけど、<恵のダンジョン>に闇神が突入したら一体どうなるのかしら?」


 彼等は"分かっているタイプ"だから、女である私やサーシャが何も言わずとも、「糞尿・病原菌・グロ」に目一杯リソースを注いで強化するだろう。



 そこへ、「生前散々凌辱して尊厳を奪った女神様達の残渣」にビビって逃げ散らかした、情けない男が突入すれば……きっとカオスな事になるわよね〜。


 <恵のダンジョン>には、男の尊厳を破壊する系のエロトラップも大量にあった筈だし、個人的には闇神がそれの餌食になってくれれば最高!


 その動画を、奴に酷い目に遭わされた女神様達や討伐軍の神々にバラ撒いて、デジタルタトゥーを刻めれば言うことなしだわ!!



「それに……人間界ならともかく、<恵のダンジョン>内部なら"口裂け女さん"を生かすこともできる」


 瘴気を撒くと闇神が有利になってしまうので、対面での接近戦は厳しいが、彼女の周りだけ瘴気ムンムンの環境にして、遠隔攻撃してもらえば……。


 恨みで狂ってもなお力任せの直接攻撃はせず、器用に自販機を利用した彼女なら、丁寧に話せば納得して私達に協力してくれる可能性が高い。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

評価をするにはログインしてください。
この作品をシェア
Twitter LINEで送る
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ