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798話 見られていますよ


〜マサルside〜




 圧がエグくて精神がゴリゴリ削られるが、ここで感情のまま逃げ帰ったらより悲惨なことになるし、俺はこれよりヤバイ体験をしたことがある。


「(勇者として<恵のダンジョン>に乗りこみ、低温調理されるような感じでジワジワなぶり殺されかけた、あの時に比べれば……この程度、何てことない!)」



 しかも最後には「自分に正義などない」と気付かされ、仲間&彼女だった元パーティーメンバーが、俺の嘘ネタをゴシップ紙でバラ撒いたと知って……


 心身共に極限状態まで追い込まれ、「死ぬ方が楽だ」と本気で思ったんだ!


 それに比べれば、ただ怖いだけの威圧なんてガキが吠えているみたいなもんだぜ!!



「(つーか、捉えようによっちゃチャンスだ。<探知狩り>に引っかかった、闇神より格が落ちる中級神なら、逆にコッチが情報を抜くこともできる)」


 無駄骨になる可能性も覚悟しつつ、もし新たに監視の目が加わったとき逆襲できるよう、「賭けるマナの量」を維持しておいて良かったよ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


〜探知狩り〜


自分のことを、能力を使って探った相手のパーソナルデータを、逆に狙い撃って強制開示する能力。


開示できる項目は、「相手とのパワーバランス」と「事前に賭けておくマナの量」によって変わり、大量のマナを賭けてターゲットを狙い撃てれば、その者の情報を丸裸にすることも可能。


しかし「相手が能力を使って探りを入れ、自分がその影響を受ける」という条件をクリアしないと発動しないトラップ型なので、能力の自由度は低い。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






「(ふむ。中級神<ベテランス>……比較対象となる神のデータをほとんど持っていないから、断言はできねぇが……たぶん年寄りだな)」


 さっき見た闇神と同じような歳だし、俺を監視していた他の連中よりずっと年配者だ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


ベテランス(12685395768)

種族:神(闇属性・中級神)

職業:広域世界管理者

HP:639756/639756

MP:∞/∞

スキル:全属性魔法SS・物理耐性S・毒耐性SS・並列思考SS・身体強化A・体術B・〜〜〜〜〜・指揮SS

ギフト:***********

カース:飼い犬の首輪

神力:***********

その他:称号 (牙を抜かれし者・Mr.生き恥)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



 スペック格差があり過ぎるせいで、ボヤけてよく見えない部分もあるが、カース……要するに"呪い"と、酷い称号を見る限り……


 「出世争いに負けて殺されるでもなく、自ら膝をついて闇神の軍門に降った結果、"窓際"ポジションをゲットしたベテラン神」って感じがする。



 年齢も踏まえると、元は闇神と出世争いをしていたエリート神であり、どこかで己の敗北を察して闇神に頭を下げ……


 飼い犬の首輪をつけられる代わりに、決着がついた後も殺されることなく、派閥メンバーとして生きながらえた、パターンなのかもしれない。



「(そういう奴が、闇神派閥が泥舟になった途端ソッコーで逃げ出して、他所へ行くっていうのも"あるある"だよな)」


 屈したとはいえ、元々ライバルだった闇神に対する不満は溜まっているだろうし、称号を見る限りココでの扱いも決して良くはなかったのだろう。


 それは敗者の宿命だから仕方ないけど、当人からしたら堪ったもんじゃないし、闇神が勢いを失えば反旗を翻して当然だ。






『ほぅ……。特に対策していなかったとはいえ、神ですらない分際で我の情報を抜き取るとは! 小童よ、お主……なかなかやるな』


「(あっ、ヤベェ! 思考を巡らせすぎた。中級神<ベテランス>が俺のことを注視しているのに、察知されるほど深く考えるとか……マジでありえねぇ)」



 自分のバカさ加減に涙が出そうだが、やってしまった以上、今さら後悔しても元には戻らないし、受け入れて前へ進むしかない。


 幸いにもベテランス様は、「思考を読まれた事」に対して気分を害した感じじゃないから、上手い具合に「ゴマ擦りモード」へ移行して乗り切ってやる!



『いや……そこまで露骨に"ゴマを擦る"宣言されても、儂としても困るんじゃが……』


「(おっと失礼。神ですらない矮小な存在ゆえ、思慮も浅いのです。ベテランス様を裏切ったりはしませんので、その他の至らぬ点はご容赦ください)」



『構わぬよ。儂の目的は、"他所へ逃げて余生を健やかに過ごす"こと。お主等がその引っ越しでヘマをせぬなら、多少のことは水に流してやる』


「(ありがたき幸せにございます! では、畏れ多いのを承知で一つお願いしたいのですが……監視の目を多少緩めていただけませんか?)」



 <恵のダンジョン>で地獄を見たときに比べればマシ、とはいえ……そこまでジロジロ見られると、足がすくんで到着が遅れるんスよ!


 というか、到着前に適当なところで済ませようと思っていた小便も、そろそろ漏れそうだからマジで見ないで!

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
マサルさんが覗き返したの、バッチリバレた!さすが神!会話がギャグwでも、引っ越し業には問題無さそう!
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