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761話 超能力者SUGGG!


〜メグミside〜




 青のりもバチバチにキメて、香ばしいタコ焼きをパクつき……その後、お腹いっぱいになったので一旦解散して、最低限の仕事を済ませた後……


 再集合して二度目の「オフラインお茶会」を楽しんでいると、アスタリア先輩からメールが届いた。



「えっ、アスタリア先輩って……僕等が"タコ焼き・明石焼きパーティー"していたの、知っていましたっけ? もしかして超能力者!?」


『知らないよ〜。でもマジで超能力者だから、なんとなく察せちゃうんだよ。アイツ』



 驚いてツッコミを入れたら、まさかのリアル超能力者だった!


 え〜っと……もしかして、僕が日々サーシャとイチャコラしているのとかも、察せられています?



『それは、アスタリアじゃなくても一目で分かるから論外。皆気づいているし、サーシャちゃんも隠す気ゼロだから諦めなさい』


「そんなぁ!?」



『今回は、僕・ゴーブル・ルノーブルが基礎ステータスを貸し出しているから、"尚更リンクしやすいだろう"って思ったんだよ。飯テロしていて良かった』


「あぁそうですね。僕の尊厳は、行方不明になっちゃいましたけど」



 羞恥心で脳が思考を放棄して、イマイチ先輩が何を言っているのか分からなかったが、要するにアスタリア先輩は「超能力者持ちの規格外巫女」だった。


 そしてそのチカラは現在も健在であり、もし先輩方が「鬼の居ぬ間に」とアスタリア先輩の悪口大会でもしようものなら……


 不意打ちで戻ってこられて全員〆られ、HP1%のまま死ぬことになっていたそうだ。



『それを思えば、明石焼きを作らされるくらいどうって事ないよ〜。まぁ材料費は当然僕等の奢りだから、お財布にもダメージ入るんだけど』


「あ〜、ドンマイです」






 それはそれとして……アスタリア先輩のメールにある、「中級神が揃って同じ点を警戒している」問題だけど、これって何だと思います?


『それだけじゃ断定できないよ。その点に向ける中級神の感情が、どういう色のモノなのか、どの位警戒しているのかetc.分からないと。判断材料が足りない』



「たしかに。順当に考えると、闇神が動いていてその様子を監視していると判断するのが妥当でしょうけど、普通"自分の上司"をジロジロ見ないですしね〜」


『警戒しているととられて、かえって印象が下がっちゃうからね。よほどの緊急事態でもない限りガン見はしないよ』



<−−− ピロリロリーン♪ −−−>


 モンティート先輩がそう言った直後にメールが届き、より詳細な状況が判明する。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


【朗報】闇神の中級神狩りが本人達にバレて、闇神派閥が本格解体へwww



神殿内は結界が張られているから探れなかったけど、神殿から出てきた下っ端の魔族を何人か徹底調査したら、ザックリとだけど状況が分かったわ♪


現在、闇神<スティグマ>は中級神狩りの真っ最中。


やはり下級神を全入れ替えしただけじゃ怒りは収まらず、ウグリスの件で命令に従わなかった全員が粛清対象みたいね。


だけど中級神は下級神と違って、闇神でも一撃じゃ狩れない猛者ばかりだから、手こずっているっぽい。


逃げるのが得意な中級神を襲撃し損ねて、本格的な鬼ゴッコになっちゃった結果、その動きが他の中級神に察知されて拡散され、現在に至る……と。


どの中級神も身代が大きく、逃げ支度をするのに時間を要するから、まだ自分の神殿を離れていないけど、逃亡は時間の問題だと思う。


すでに私が監視している神殿全てで、下僕の魔族が大慌てで動いている状態だし、逃げ支度に勤しんでいるんでしょう。



byアスタリア


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






「アスタリア先輩って、こんなところまで調査できるんですね。凄い!」


『自分一人のHPじゃ無理だったと思うよ。だけどマサル君の<器移し>と組み合わせたら、マジで化けたね〜。さすが<農民>の風紀委員! 聞き耳上手だ』



 モンティート先輩、僕等のアレコレもアスタリア先輩に看破されている状況でそんな失言したら、また正座説教かまされますよ?


 僕がノルマ・トリップするまで扱きすぎて、カウンター説教をくらった前回……最終的に、凹んでカビ生えるまでやられていたじゃないですか。


 失言は程々にしないと!



「とはいえ、これで闇神城へ向かう筋道は立ちましたね。中級神達が自分のテリトリーから逃げ出す気満々じゃ、ルートが出来るのも時間の問題ですから」


『うん。<コマンダー>での地点開拓はもとより、僕等全員での特攻もそろそろ視野に入れた方がいいかも。中級神が飛散するチャンスは、ものにしたい!』



 それは僕も同意見です!


 ただ現状、僕等と闇神の戦力差が致命的に開いているのも事実なわけで……


 たとえ中級神が全員逃げ出したとしても、正面から攻めて勇者みたいに闇神を倒す展開は、難しいですよね?

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
今回も面白い更新ありがとうございます。 > 明石焼きを作らされるくらいどうって事ないよ〜。まぁ材料費は当然僕等の奢りだから、お財布にもダメージ入るんだけど 残体力1%で精密作業要求されてどうってこと…
いつも沢山の楽しい小説をありがとうございます! 風気委員→風紀委員 お珍しい(*^_^*)
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