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704話 ブラックは続くよ、どこまでも


〜メグミside〜




 "闇の戦士"という名の、「思考を放棄して淡々とノルマをこなすロボット」になった僕は、文字どおり何も考えることなく毎日3体の下僕魔王を狩り続けた。


 思考が必要になる魔王としての業務も、なぜかサーシャが絶妙なタイミングで「私が全部やっておくよ」と引き受けてくれたので……


 日々、言われたことに「はい」か「Yes」で答えて、自分の手で「渡されたリストの敵」を狩り続けるだけでいい。



 肉体は疲労の限界を超えてもはや何も感じず、「はい」か「Yes」以外喋らないので、言葉も口から出辛くなってしまったけど……


 毎日きちんとノルマをこなせ、人間の形を保ったまま生きて帰ってこれているのだから、何の問題もない。



 時々、集まった神力を餌にして育成を試みるイベントが発生していた気もするが、僕はあらかじめ<眷属創造>と<記憶操作>を育てると決めており……


 小細工用の<記憶操作>より、ボッチ活動に有利な<眷属創造>に優先して餌を喰わせると決めていたため、何も考えず半自動で作業がおこなえる。



 サーシャ・マサル・モンティート先輩が来て、「本格的に逝っちゃったかも」云々言っていたが、何の事かはよく分からない。


 ただ一つ、毎日のノルマは達成できており僕は生きているので、「直近の問題はない」のは確かだ。






〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


メグミ(20)

種族:魔人族(魔王)

職業:ダンジョンマスター・勇者・闇の戦士

HP:46285/62538

MP:759/118562

スキル:剣術B・拳術G(New)・頑強C→A・狙撃F・噛みつきE・火魔法S・水魔法S+→SS・風魔法S・土魔法A・氷魔法C・回復魔法SS→SS+・聖魔法SS→SS+・闇魔法A・遠視F→E・物理耐性B→S・精神耐性SS→SS+・呪縛耐性C・過労耐性S→SS+・お笑い耐性D・パワハラ耐性B→SS・汚臭耐性F・孤独耐性A(New)・アイテムボックスS→SS・飛翔F・速記E・我慢B→S・徹夜E→S・不眠D→SS・思考放棄C(New)・マゾ属性F(New)・機械化D(New)・ボッチC(New)


ギフト:自販機作製S→SS・統率A・聖者の祈りA・看破B・火魔法の才A・水魔法の才SS・土魔法の才B・風魔法の才B→A・ゴーレムマスターB・透明化E・魅惑の蝶D・龍の涙C・若返りB・変身E・鑑定B→A・偽装C・水分身C・改造阻害E・遠隔商談B・MPサブスク型E→B・禁欲の破壊王E・ゼリー化E・ブラッドバフE・巨人化E・お小遣いD・ハッスルマスターE・成金の勢いB・金の矛と金の盾E・麗しの奏者E・二重人格E→D・サンドバッグE→C・鋼の心D(New)・悪霊化E(New)・年齢操作E(New)・朴念仁E(New)・体臭操作E(New)


神力:眷属創造B・記憶操作G・四次元胃袋G

その他:称号(蟻マスター・異端児・超新星・ゲス鬼畜・ドラゴンキラー・水龍殺し・モンスターの天敵・ジジィ狩り・魔王を狩る魔王・クズキラー・報復ソムリエ・教会の天敵・対の勇者・稼ぐ引きこもり・爺婆ホイホイ・媚び売りの天才・ゴマ擦り魔王・天然鬼畜・据え膳喰らい・甘えマスター・掃除屋・禁欲王・ノルマに支配された男・Mr.ロボット・社畜の極み・爺の被害者7号)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






 なんか<自販機作製>ギフトがSSランクになったり、他にも色々とランクアップしていて、本当は考えなきゃいけない事なんだと分かるけど……


 とりあえず現状のノルマ達成には不用であるのと、ノルマがキツ過ぎて他のことを考える余裕がないので、先送りする。



 きっと必要になったら、「考える」というタスクがノルマとして与えられ、そこで考えればどうにかなるだろう。


 まずは明日のノルマをこなす為に、睡眠をとって肉体の疲労を"物理的に動かせる"程度まで回復させることが、最優先だ。



「(そういえば、このノルマ漬けの日々が始まってから何日経つんだっけ? 毎日何も考えずにノルマだけ気にしていたから、日付感覚もなくなっちゃった)」


 それに就寝前には、モンティート先輩から「ダンジョンポイントを貯める為に、限界までMPをコアに注いで寝ろ」というノルマを課せられたので……


 倦怠感で立てなくなるくらいMPを注ぎ、空っぽにしてから眠るようにしているので、怠過ぎて全てのことがどうでも良くなる。



「(サーシャと致す元気さえなくて、もう長い間戯れていない気がする。毎日ノルマの紙を渡してくれるから、そのとき癒されているし構わないけど……)」


 でも僕、どうしてこんなにノルマにこだわっているんだろう?


 始まりは何処からだっけ?



「(ダメだろう。寝る前に余計なことを考えていたら、寝不足で明日に響く。そうなったら、ノルマ不達で終わってしまうんだ)」


 だけど……よくよく考えると、ノルマ不達で困ることってあるのかな?


 もうよく分からないや。



「(とりあえずノルマ。ノルマを達成するために僕は存在する。理由は分からないけど、それが僕の存在意義。だから、とっとと寝て明日に備えろ)」


 そうしたら、きっと明日もノルマを達成できるし僕は僕として生きられるから。

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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サーシャも鍛えとかないといけないような(震え声)
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