701話 神力の育成
〜メグミside〜
まさか従順な後輩代表のスティーブに、そんな名前でフォルダ分けされているとは思わず、ショックを受けたものの……
マサルは、僕の事情なんぞ知らんとばかりに二人分の神力を紙に書き出し、「どれを餌にしてどれを育てるか」に話を切り替えた。
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<メグミの神力>
眷属創造G・空間創造G・予知G・夢見G・付与G・強奪G・忘却G・毒創造G・没落G・記憶操作G
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<マサルの神力>
筋肉凝縮G・マルチタスクG・ギフト強化G・貧乏神G・絶倫G・運操作G・不死G・ベクトル操作G・冤罪付与G・下僕寄せG
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「俺は、<マルチタスク><ギフト強化><運操作>を残す。とりあえず、持っているだけで嫌われそうな<冤罪付与>は即餌行きだ! メグミはどうする?」
「そうだなぁ〜。僕は<眷属創造>と<記憶操作>を残して、他のやつは全部餌にするよ」
マサルは、チートの極みである<スキル図鑑>ギフトを元々持っているため、それを強化して運用するべく<ギフト強化>と<マルチタスク>を選択。
加えて、強者同士の戦いだと運の要素も重要になるため、有利に立ち回れるように<運操作>で自分の運を強化する狙いだ。
逆に僕は<自販機作製>ギフトが戦闘向きじゃないため、それを強化するのは諦めて、<ゴーレムマスター>と相性が良さそうな<眷属創造>を選択。
そして、見るからに鍛えたら強そうな<記憶操作>も併せて鍛え、小細工&物資支援に特化した後方担当として、力を伸ばすことにした。
<付与>とか<強奪>も捨てがたかったけど、<職業:勇者>の特性で<強奪>の真似事はすでにできるし……
<付与>も、マサルのメインギフトである<スキル図鑑>と似た効果なので、その辺はマサルに任せることにした。
僕単騎のチカラももちろん重要だけど、闇神と戦うときはチーム戦だし、仲間と被る能力をわざわざ鍛える必要もないからね。
各々自分に向いた成長を遂げて、その上でチームの仲間同士、互いの苦手を補い合えばいい。
「OK。じゃあ、まず俺が餌を食わせてみる。メグミは、俺のステータスを注視していてくれ」
「了解!」
取捨選択の決断を終えたマサルは、「即チャレンジ!」と言わんばかりの速度感で、神力<冤罪付与>を餌にして<マルチタスク>を強化。
そして<マルチタスク>のランクがG→Fになるのを確認した後、続けざまにEランクになるまで餌神力を投入した。
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<マサルの神力>
筋肉凝縮G・マルチタスクE・ギフト強化G・運操作G・不死G・ベクトル操作G・下僕寄せG
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「Gランクの餌一つで、Gランクの神力がFランクに。そして更にGランクの餌を3個加えると、Fランクの神力がEランクになった」
「検証数が足りてないから確定じゃねぇけど、Gランクの餌1個で1ポイント。Fは1、Eは3、Dに上げるなら7ポイント必要ってことか」
「多分。マサルは、<ギフト強化>もバランス良く鍛える方針だよね? だったら、Dランクへの育成は僕が試してみるよ」
「サンキュー! 今後もしばらくはボッチでブラック労働するわけだし、育てるなら<記憶操作>じゃなくて<眷属創造>にしておけよ」
事実ではあるものの、あまり突きつけられたくなかった"今後のこと"を言われ、僕の心には木枯らしが……。
しかし受け入れたくないが正論ではあるので、マサルの言うとおり<眷属創造>を強化して、<記憶操作>はGランクのまま捨て置いた。
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<メグミの神力>
眷属創造D・記憶操作G
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「よしっ、無事に餌8個でDランクまで育った! ここまで育てれば、とりあえずは使えるかもしれないね」
「と言っても、まだその性能じゃダンジョンマスターの下位互換でしかねぇがな」
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〜眷属創造〜
自らの血肉を核としリソースを分け与えることで、何のシステムにも縛られない、己だけの眷属を創造することができる。
Dランクで創造可能なのは、レッサーデーモンおよびソレ以下の眷属。
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マサルの言うとおり、まだまだ実践では使いものにならないが……レッサーデーモンなんて、魔王の能力じゃ作れないでしょ?
じゃあ1体だけ作って、一番怖そうな顔を撮ってスティーブへ送れば、「マゾ先輩」の件の落とし前はつけられるよね?
「メグミ、気持ちは理解できるがやめておけ。時間と体力のムダだし、スティーブがマジで死んだら先輩の指導ベクトルがコッチへ向くぞ」
「ウゲッ!? そりゃあダメだ」
じゃあ、せめともの報復として……彼をシゴいているモンティート先輩がより元気いっぱいになるように、エナジードリンクでも贈っておきます!
自販機で無限買いできるとはいえ、"少量なのにお高い"から普段は買わない元気玉だ!!
読んでくださり、ありがとうございます!
この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)
モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!
作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)






