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699話 ブラックに交われば黒くなる


〜メグミside〜




 心休まる時間が全然とれず、極限状態で元神狩りに勤しむ僕とマサル。


 だんだん他者を気遣う余裕もなくなり、ちょっとした事でもイライラするようになって、自分でも「本当にヤバイかも」と危機感を募らせていたが……


 モンティート先輩が行動で示した"鞭"によって、辛うじて正気に戻り、目の前のことをひたすらこなす毎日をおくると誓った。



「カルマに続いて、スティーブも鬼畜レベリングでゾンビ化かぁ〜。執事としての仕事はこれまでと同じ量こなしたうえで、先輩のシゴきに耐えるとか……」


 どう考えても発狂モノだし、良くも悪くも自分の意思で動けている僕は、まだ恵まれている方だと再確認できたよ。



 詳しい事情は教えてもらえなかったが、あまり良くないことが起きているのか、モンティート先輩は「念のため」と言いつつ"飴"の概念を切り捨てた。


 マンツーマンで鬼畜レベリングを受けているスティーブは、辛うじて生きているようだが……


 僕等が確認できるのは、目まぐるしい勢いで上下する魔王ランキングと保有ポイントだけで、彼が廃人化せず生き残れるかは終わるまで分からない。



 スティーブ程じゃないにしろ、ナーティー先輩にシゴかれているカルマも、さらにゾンビ度が増したようで……


 この前先輩から送られてきた「カルマの課題達成を祝うメール」には、血が通っているのか怪しいレベルで青白くなった、彼の気絶写真が添付されていた。



「白目をむいてヨダレを垂らした状態でくたばっているのに、無理やりピースサインを作られて写メ撮られる時点で、どう考えても常軌を逸しているからな」


 そのメールに対する先輩方の反応を見る限り、<農民>ではそれが"普通"という価値観なのだろうけど、犠牲者3号にはなりたくないので僕は頑張る!






 辛く苦しい日々が続いているが、全く救いがないというわけでもなく……元神を食いまくった僕のステータスは、順調に伸びている。


 それに加えて、スペックだけでは語れない"実践経験"の部分も、乾いた大地が水を吸うかの如く身についていると、実感できるのだ!



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


メグミ(20)

種族:魔人族(魔王)

職業:ダンジョンマスター・勇者

HP:36425/55862

MP:92658/93865

スキル:剣術C→B・頑強E→C・狙撃F・噛みつきE・火魔法S・水魔法S+・風魔法S・土魔法A・氷魔法C・回復魔法SS・聖魔法SS・闇魔法A・遠視F・物理耐性B・精神耐性S→SS・呪縛耐性C・過労耐性A→S・お笑い耐性D・パワハラ耐性D→B・汚臭耐性F(New)・アイテムボックスS・飛翔F・速記E・我慢B・徹夜E(New)・不眠D(New)

ギフト:自販機作製S・統率A・聖者の祈りA・看破B・火魔法の才A・水魔法の才SS・土魔法の才B・風魔法の才B・ゴーレムマスターB・透明化E・魅惑の蝶D・龍の涙C・若返りB・変身E・鑑定C→B・偽装C・水分身C・改造阻害E・遠隔商談B・MPサブスク型E・禁欲の破壊王E・ゼリー化E・ブラッドバフE・巨人化E・お小遣いD・ハッスルマスターE・成金の勢いC→B・金の矛と金の盾E・麗しの奏者E・二重人格E(New)・サンドバッグE(New)

神力:眷属創造G・空間創造G・予知G(New)・夢見G(New)・付与G(New)・強奪G(New)・忘却G(New)・毒創造G(New)・没落G(New)

その他:称号(蟻マスター・異端児・超新星・ゲス鬼畜・ドラゴンキラー・水龍殺し・モンスターの天敵・ジジィ狩り・魔王を狩る魔王・クズキラー・報復ソムリエ・教会の天敵・対の勇者・稼ぐ引きこもり・爺婆ホイホイ・媚び売りの天才・ゴマ擦り魔王・天然鬼畜・据え膳喰らい・甘えマスター・掃除屋・禁欲王)


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜






 そして、ついに神力の保有数が9個になり……目標の10個にリーチがかかった!


 マサルも現在8個持ちで、「メグミより先に10個到達する!」と煽ってくるので、絶対僕が先に目標達成して彼の目の前で煽りダンスを踊ってやりたい。



「その為にも、今日も頑張って下僕魔王を狩らないと。サーシャとアスタリア先輩のオススメは……OK、分かった。今日はこの3体でいいや」


 肉体も精神もすでに限界を超えており、気力だけで動いている状況だが、競う仲間(+より酷い状況に置かれた後輩)がいると、意外と動けるもんだね。



 あれっ?


 冷静に考えて、モンティート先輩やナーティー先輩にシゴかれなくても、限界突破するまで自分を追いこめている僕って……冷静に考えるとヤバイ?



 まだ称号欄にマゾヒスト系は出ていないけど、そのうち現れて瞬く間にシェアを奪い、自他共に認める「マゾヒスト過労野郎」扱いされたりして。


 いや、きっと気のせい……僕の考えすぎだよね?

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
メグミさんや、それフラグでっせ……。
Gとはいえ、制限ないと、エグい効果を発揮しそうなものが
とっくにサンドバック元神の処分数3桁突破してるだろうけど、母数何柱いたんだろう? ○○党の議員・知事・市長村長数程度かと思ったら、党員数レベルでいる?
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