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484話 ドンマイ


〜メグミside〜




 目覚めたらテントの中に一人だけで、外へ出るとウチの子達が首から札をさげ正座させられていた。


 セレクト自販機で買った段ボールに、ペンで文字を書いただけの軽い札なので、肉体的な負担は少なそうだけど……


 なぜか全員タンコブをこしらえていて、涙目だ。



〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜


喜びを抑えきれず感情を爆発させて、マスターの意識が飛ぶまで胴上げしてすみませんでした。


今後は、このような事がないよう自重します。


〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜



「(あっウン、教育的指導が入ったのね。先輩モンスターの皆様、ウチの子達が迷惑をかけて申し訳ない)」


 なにぶん若くてエネルギーに溢れているもので……迷惑をかけますが、これからもよろしくお願いいたします。



 そういえば、砂龍達はいつ地上へ戻ってきたのだろう?


 なんか、その辺りの記憶がスッポリ抜けているんだけど……見た感じ全員無事みたいだし、気にしなくてもいいか。



「おぉ、メグミ殿。目覚めたか! 目の前で気絶されたんでビックリしたぞ。ダンジョンの後処理は、完璧に終わらせた。もう、いつでも帰れる状態じゃ!」


「土龍様、ありがとうございます! そして、グロいものを見せてしまいスミマセン。たぶんメールが溜まっているので、それに目を通してから帰還いたします」



「うむ。メールの類は、メグミ殿の専売特許じゃからのぉ。儂は、元気が有り余っている其方の配下に土魔法でも教えておるわい」


「ご配慮、感謝いたします。(あっ、砂龍達の目に生気が戻った。これは……かなり容赦なく〆られた感じだな。土龍様、怒ると意外と怖いのね)」



 心なしか、喉と口がゲロ臭く吐き気もあるが……水を飲んで数十分ゆっくりすれば回復するだろう。


 情けない姿を公の場で晒していないかだけが心配だけど、もうやっちゃった事なので、開き直って「全て忘れた。鈍くて違和感に気付かない」ことにしよう。






 その後……メール対応に勤しんでいる最中に、ナーティー先輩の配下が様子伺いにきて、なぜか超絶憐れまれたが……


 僕は手も足もちぎれていないし、言葉を紡ぐのにも苦労しない状態なので"元気"だよ?



 もっとも……気絶していた間に未読メールがまた増えて、グロッキーになりそうだが、いつまでも仕事をしていると帰還が遅れるからね。


 先輩方のモンスターを待たせている以上、時間問わずでチンタラやる訳にもいかないし、最重要なメールだけ片付けて後は"持ち帰り"だ。



 そう思い、大急ぎで最低限の仕事を終わらせて、皆と共に<毒炎のダンジョン>跡地を離れたのだが……


<−−− ドスドスドスドスドスッ!! −−−>



「(なるほど。帰りもこうなるのか〜。ある意味、肉体的にはトドメを刺されているかも)」


 主人を伴っての行軍練習も兼ねて、砂龍がドラゴン姿で僕を乗せドスドス走ってくれるので、衝撃で大腿骨と背骨が折れそう。



 移動速度が遅い低ランクモンスター達は、軒並み「異空間持ちのエリートモンスター」が体内に入れて運んでくれているので……


 気を抜けば振り落とされるスピードでの移動だし、岩ほどじゃないけど「オリハルコンを多分に含んだ砂」も硬いんだよ。



「(とりあえず、また健康なお尻とは一旦お別れだな。前を守るので手一杯だ。それに……姿勢に気をつけないと、衝撃で首の骨が砕けそう)」


 ドスドスと衝撃をくらうたびに、これまでの記憶もポロポロ抜け落ちていっている気がするので、早くこの地獄が終わるのを願うばかりだ。



『どう、マスター? 僕の背中、乗り心地いい?』


「えっ? あぁうん。最高だよ」



 願わくば、僕が寝ても落ちないくらい頑丈な結界を張って空を飛んでくれると、なおいいんだけど……


 出来ることを褒めて伸ばすのが僕の教育方針なので、成熟して紳士になるまでは根性で耐え切ります。






「え〜っと……メグミ君、お帰り? よく頑張ったね。(あれ? 報告では"無事"と聞いていたけど、生気がなくてゾンビみたいになっているぞ?)」


「モンティート先輩、出迎えてくださりありがとうございます。色々ありましたが、どうにか生きて戻れました」



 ナーティー先輩のダンジョンに帰ると、そこにはモンティート先輩も来ており、僕を見るやいなや浄化魔法をかけてくれた。


 もしかして、僕の体調不良って……ガルガロクに何かされた影響とか、残っていたのかな?


 もう考える気力も残っていないけど、先輩に任せておけば上手くやってくれるはずだし、軽くシャワーを浴びて寝かせてもらいます。



 あとスティーブ……オバケでも見たような顔をしているけど、次こういう事があったらお前も同行するんだぞ。


 総合力で先輩より劣っており貢献できない後輩魔王は、自ら現場へおもむき足で手柄を稼ぐ!


 魔王業界は意外と体育会系なんだから、次回はお前も道連れだ!

読んでくださり、ありがとうございます!


この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)

モチベーションUPの為の燃料……ブクマ・評価・感想・レビュー、待ってます!!

作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)

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― 新着の感想 ―
[良い点] 結局今回1番メグミにダメージ与えたのは身内だった件(待て) とりあえずガルガロクの呪いの影響はまずない(断言) [気になる点] 自販機で輸送機器の販売はないのか。 コンクリートとかも売ら…
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