２９７話 手を組む仲・蹴落としあう仲
勇者＜マサル＞との戦いを終え、魔王界隈にもその事実を宣言した僕は、復活を印象付けるために、手持ちの装備品をポイント化して順位アップ。
それに加えて、戦争期間中に行われていたミッションも、サーシャと先輩方の頑張りのおかげで、普段と変わらぬくらい良い成績でフィニッシュできた。
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〜不定期ミッション・魔王と模擬戦をしよう〜
魔王と模擬戦して、互いの実力を高め合おう！
3勝までカウントされ、勝った回数に応じてレアモンスターをプレゼント。
負けてもペナルティーは無いので、格上魔王にも積極的に挑むべし！
評定：A（3勝5敗）
獲得報酬：ワイバーンの卵
〜ワイバーンの卵〜
Aランクモンスター＜ワイバーン＞の卵。孵化させて育てると、飼育費用だけでワイバーンをゲットできる。
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〜不定期ミッション・他所のダンジョンへ攻め込もう〜
模擬戦で自分の実力を確かめたら、いよいよ本番！
狙ったダンジョンへ攻勢をかけ、自分の力を誇示しよう！
相手のダンジョン内で狩ったモンスターが集計され、成果に応じて報酬・ペナルティーが与えられるよ！
同盟メンバーで最も順位の高い魔王と、同順位まで繰り上げられるから、仲間と協力してガンガン戦っちゃおう！
最終順位：同率10位（サーシャの活躍による繰り上げ）
獲得報酬：上級カタログギフト
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〜不定期ミッション・トレジャーハントしよう〜
各地に散らばるダンジョンに10000個の宝箱を設置した。
その宝箱には、レアモンスターの渦から石ころまで様々な褒美が入っている。
期間内により多くの宝箱を開け、当たりを引き当てろ！
なお、「自分および同盟メンバーのダンジョンにある宝箱」を開ける事はできない。
また期間内に一つも宝箱を開けられなかった同盟には、ペナルティーを与える。
結果：宝箱178個獲得（同盟単位）
獲得報酬：レアアイテム12個・使えそうなもの46個
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不定期ミッションに関しては、僕は稼働予定のないモンスターを派遣しただけで何もしておらず、ほぼ全て先輩方とサーシャのお陰なので……
棚ボタで報酬とランキング上位を獲得できて、感謝しかない。
逆に、現在開催中のミッション＜ライバルの居場所を突き止めよう＞では、速攻でダンジョンの所在地を特定されて、ペナルティーをくらったけど……
目立つポジションにいる以上、この結果は仕方ないし、ペナルティーで"普段より細かい情報まで開示"されたところで、僕は困らないから大丈夫！
逆に、＜恵のダンジョン＞の所在地をチクった魔王で、僕のアンチっぽい連中をリスト化して、「次回のハント系ミッションの餌にする」と決めたので……
罠を張って獲物を待ち構える蜘蛛みたいな気分になり、ニマニマと笑っているよ。
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〜遊戯ミッション・ライバルの居場所を突き止めよう〜
80期の魔王合流に備えて、ライバル魔王の居場所を特定する遊びを行う。
正確な座標を報告した者には、1人報告につきFランクのスクロールを1つ進呈。
座標を突き止められた魔王は、ペナルティーとしてその時点から10日間、通常より詳細な情報が公表される。
結果：スクロール135本獲得・居場所バレ
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「マスター。ただいま"教会本部に潜伏中の協力者"より、監視カメラのデータ回収報告が上がりました。引き取りをお願いいたします」
「分かった。すぐに動くから、先方には君が事前連絡を入れてくれ！」
「かしこまりました」
僕が「倒した魔王の能力を奪える勇者」だと知られると、色々と不都合があるため、今まで「バレそうなギフトの使用」は控えていたけど……
土龍さんにガッツリ「職業＜勇者＞」を見られたし、教会にもバレたっぽいので、今後はある程度使っていく方針へと切り替えた。
「Eランクとはいえ＜遠隔商談＞ギフトは便利だな。僕自身じゃ乗り込めないような場所へも、ホログラムを侵入させられるし、荷物の遠隔受け取りも自由」
ランク制限のせいで、3日に1度しか使えないのがネックだけど、経験値を積み重ねたり似たようなギフトを獲得すれば、自ずとランクアップするはずだ。
＜−−− ヴゥゥゥンッ −−−＞
「ふむ。ここに、勇者バレの証拠が入っているかもしれない……と。執事君。オートマタ達に、今すぐこのデータを確認させて！」
「かしこまりました」
部外者に能力バレする心配もないので、普段からバンバカ使っている＜ゴーレムマスター＞ギフトは、すでにBランクとなり恩恵も山程受けているし……
その結果すくすくと成長したオートマタ達も、（主人以上に）しっかり者になったので、頼り甲斐があって本当に助かるよ。
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〜ゴーレムマスター〜
ゴーレムを愛し、ゴーレムと共に生きる者へ与えられるギフト。使役するゴーレムの攻撃力・防御力が2倍となる。
また日頃から側に置くことで、目をかけたゴーレムの成長速度が早くなり、自然にレベルアップする場合もある。
ゴーレムの成長率には劣るものの、側に置いたオートマタの能力も上がる。
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読んでくださり、ありがとうございます！
この小説を読んで面白いと思ってくれた、そこの貴方(≧∀≦)
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作者はお豆腐メンタルなので、燃料に引火させるのはやめてね(・Д・)
