第1話
人類絶滅から数万年、日本が再生する
20XX年
だがその裏で地球観測者からは
見えない区域にそれはいた。
200時間程前には存在しなかった物体。
惑星と銀河系中心付近の星系の戦争により
発射された光線は太陽の裏側に直撃し
太陽は破壊されようとしていた。
はじめはISSの日本の研究エリアの太陽観測システムで太陽観測器が
ある男の研究室でその兆候は発見された。
太陽黒点の異常拡大。
異常が発見され直ちに米国、英国、中国、ロシア、そして国連に伝えられた。
各国が観測を始める中、米国の研究室では緊急会議が行われようとしていた。
米大統領アン・ベガは沈痛な面持ちで報告を聞いていた。
大統領、あと半年足らずで太陽は破壊します。
止める方法はありません。
それを聞くと大統領の待ちなさいという止める声を無視して部屋の外へ走り出した。
外へでたものはそれぞれ家族や知人のもとへ連絡を入れた。
米軍参謀長、もしもし、皆に私が帰るまで家にいるようにしてくれ。
どこにも行くなよ。
あなた、子供たちは学校よ。
くそっ
だが、太陽が破壊だとっ。
どこに行けば助かるんだ?
そうだ。シャイアン山だ。あそこなら。
シャイアン山、麓の町、普段見慣れない車が高速で走りすぎていく。
あんれ、あぶねーなや、なんだ、この車の多さは
ヘリも多いな。
何人も思った。
戦争でも起きるのか?
この事態はテレビ・報道各局の憶測を呼び、
そのころ地上の研究施設でも太陽の異常は観測され始めた。
だがその異常さは、どこの大学の研究施設でも
同じ結論を引き出した。
太陽は終わりだ。
地球は終わりだ。
この作品に科学的な根拠はありません。
ストーリーを進めるために、ご都合主義で書いていますことをご理解お願い致します。