一言紹介その4
楠木千歳/道草家守『振袖乙女』
凛と花咲く乙女達。ゴスロリや振袖、麗しき「正装」を纏いて戦う敵は……変態?!
設定の斬新さに圧倒され、引きずり込まれる物語の力がここにある。
悩み、捨て、だが戦い抜く少女のなんと美しく可憐なことか。
文明開化の声高い明治の世で、振袖乙女が鮮やかに舞い踊る!!
着物愛に満ちた作者が送る、痛快なアクションストーリー。
URL:http://ncode.syosetu.com/n5838db/
楠木千歳/日野祐希『菜の花ルリユール』
ルリユール。それは、本の装丁を指す言葉。
将来に対して漠然とした不安を抱き、焦りを感じていた菜月は、とある夏の日に一人の職人と出会ってしまった。
彼は、和装本の古書修復師。彼の「魔法」のような技術に魅せられた菜月は、彼の工房の戸を叩く――
暖かな人間模様と本に対する愛が心に明かりを灯してくれる。そんな一作。
URL:http://ncode.syosetu.com/n8005dh/
楠木千歳/真野『渡らせ橋』
母を失った少女は、必死で願う。もう一度逢いたい、もう一度逢いたいと。
近くの歩道橋「渡らせ橋」には、不思議な噂が立っていた。死者をこちらに「渡らせる橋」……すがる思いで、彼女はその橋を渡る。
短編で文字数も少ないながら、雨のようなしっとりさと重厚さを持つ素敵な作品である。感傷に浸りたい気分のあなたへ。
URL:http://ncode.syosetu.com/n6257di/
楠木千歳/しきみ彰『わたしは吸血鬼様の非常食』
タイトルのユニークさに心惹かれて手に取った。読み進めてみると……甘い。うっわ、ひたすら甘い。そしてヒロインが可愛すぎる!
甘いくせに、読み飽きる甘さではなく話の展開で全く読者を離さないのが作者の力量、絶妙なさじ加減と言うべきか。今後も楽しませてくれることは、確定だろう。
URL:http://ncode.syosetu.com/n9893dm/
楠木千歳/足軽三郎『レビューってなんだろう? ~400文字に詰めこんでみること~』
レビューってなんだ?
書いてみたいけどちょっと尻込みしちゃうな
……そんな人のための、レビュー入門講座。
エッセイだからと身構えることは無い。中学生が主人公の、物語調の語り口が心をすっと軽くしてくれる。
きっとあなたもレビューを書きたくなる。来年のこの企画には、あなたの名前が連なっている、かも知れない。
企画主さま、来年ももちろんありますよね?(笑)
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