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食事もそろそろ終盤、上座に座る院長が言った。


「マーウェス、アリサ、今日の水汲みはお主達二人じゃぞ」


「えっ」


思わず不快感を滲ませるような声が口から出てしまう。案の定、アリサから凍てつくような視線が向けられる。


「私だってこんな奴、絶対嫌です」


「なんじゃなんじゃ、お前さんがこんなに声を荒げるなんて。しかし嫌ですと言われても順番じゃからのう。しっかり役目を果たしてきてくれ」


院長の強気の言葉にアリサはそれ以上何にも言えず、拳を震わせ立ち尽くしていた。

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