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第六の巻 魔法戦争

「行け、みんな!本多殿についていけ!俺は羅漢一人を倒しに行く!」


俺は敵本陣しようとす...


「待って下さい!」


るところで忠春に止められた。


「やめて下さい!無謀です!あいつらは人数は少ないですが、普通の人間ではありません!」


忠春が必死で止めてくるが、突撃しない気はない。

なぜなら...


「忠春さん、ここまで俺の事を大事に思ってくれてありがとう。しかし、今回は俺も本気なんですよ。そう、『あれ』を使います!」


「龍太様もとうとう『あれ』を使うときがきましたか...。

変な言葉をかけてすいません」


いえいえ、と龍太は返し羅漢本人だけを倒しに四国山地へむかって進んでいった。


そんな事言っていたが、目の前に敵が現れた。


もちろん、自軍の兵はその敵を倒そうと突撃した。


「お前ら待て!」


そう止めたのは羽田庄助であった。


「庄助、始めようか、、」


「ああ!」


庄助は分かっていた...この敵の名を...


そう、読者様のほとんどもわかっているだろう。


「長野、向こうで一騎討ちするぞ!」


といって、ある敵長野湯波と坂本軍のエースである羽田庄助の2人は誰もいない西方向の平地へと進んでいった...。


ーーーーーーーーーーーーーーーーーー


「本陣...見つけた...!」


龍太は愛媛と高知の県境付近の小さな山に登り、周りをながめていた。

すると、多分羅漢らしき人物が座っているのを兵士が300人ぐらいが囲んでいるのを発見。


「よし、『あれ』を試しに無謀な突撃でもしますか!」


と言って、敵本陣へ向かって行った。

こんなのんきに言っているように見えるが、内心はとても怖かった。しかし、自分のために命をかけて戦ってくれた兵士が千や万もいるのに、龍太自身だけそんな安全に戦に挑んではいけない。と心掛けている。


たくさんの兵士を殺させておいて、自分は何もしないなんて平等社会を再び実現させるとは人間として、いや生物として糞以下の存在であろう。


と何度も思い返し少しずつ、少しずつ恐怖心を減らそうと努力した。


そう考えているうちに、敵がものすごく近い所まで来ていた。

ていうか、自分が接近しているんだけど...。


みんな、使うぞ!と心に声を掛けながら坂本家の最強であり、最新である新兵器を使った。



大地エルド氷河期グレイスター!!」


すると、地面と共に数人の身体が氷によって固まり動かなくなった。

そう、これが俺の魔法。

羅漢四人より強力であるとまでは思わないが、弱いとも思っていない。


少なくとも羅漢の周りにいる200人には通用するに違いないだろう。


と、予想していた通りになり内心少しホッとした。


しかし、すぐに残りの敵兵が襲いかかってきた。


「ちっ、めんどくせーなー!」


龍太は止まらなかった。

試したいやつあるし、羅漢にたどり着かないといかんし。

とか考えつつ、右腕を上げて技を使った。


吹雪シューテンターン地獄ホーレイ!!」


すると、右の手のひらから大量の氷の粒子が出て上へ昇っていき、そこからドーム状に広がっていき半径約1㎞を氷の渦が囲んだ。


そのドームの中では雪が降り荒れている。さらにだんだんと風まで強くなっていき、ひどい吹雪のようになっていった。


この状態を作り出した龍太はフッと笑い、剣を右手に持って動きの遅くなった羅漢軍の兵を次々と倒していった。


そうして残るは羅漢と3人の計4人となった。


「さぁ、羅漢!いや、南條羅漢!そろそろ本当の魔法戦争というものを始めてみようではないか!!」


龍太は剣をしまい、手のひらから微量のの粒をだしながら羅漢に言った。


「お前がなんで中国独自の技術である超能力バーティルを持っているから知らんが、日本征服のために邪魔だからなぁ...。分かった、一騎討ちをしようではないか」


約1分で周りにいた200の兵が殺されたのに淡々と、冷静に龍太の提案した一騎討ちに軽々と引き受けた。


「お前らは愛媛に帰っとれ!」


羅漢が言うと生きていた3人は羅漢の拠点がある愛媛へ帰って行った。


「じゃ、俺も超能力バーティル使ってくよー」


羅漢はいかにも自分の能力の方が強いと思っているのか余裕があるようにこの言葉を発した。



アレイブ精霊ルッフ!!」


すると、羅漢の体の周りに火の粉が回っていた。...まるで龍太の氷のように...。


展開アクリーマ!!」


羅漢から炎の渦が発生し、今まで龍太が起こしていた吹雪があっという間に溶けて水に変わった。


龍太はこれを見て、圧倒的不利な状況である事が分かった。

こうして一騎討ちが始まった。

そしてさらに羅漢は攻撃をしかけた。

 

羅漢は両手を地面に当て、呪文を唱えた。


アレイブ精霊ルッフ火事アトレス!!」


羅漢の魔法は手から出た炎が地面を伝わり、そして割りながら、超スピードで火の道を作っていった。


氷結エインフイレン!!」


龍太はすぐに氷の壁を作り、羅漢の攻撃を防いだ...いや、防ごうとした。


言葉の通り、氷壁は炎が触れた瞬間に溶けて、水になった。


「やっべー...」


と思っていたが火は消えていた。

どうやら、溶けた時の水が役割を果たしてくれたようだ。


「くっ...このままだと勝てない...」


そこで龍太は自分の今持っている最高の技を披露した。

両手から再び氷の粒子が出る。


神起雪崩ゴッドレーウィン!!」


近くの山から大きな音が響き、2人のいるここも、地震のような揺れが起こった。


それから数秒後に周りの山全てから2人の戦場の中心部にかけて同じように地震が何度も起こった。


「羅漢!お前をしとめてやるよ!」


龍太は微笑みながら優しくそう言った。


それと同時に周囲の山々から雪崩が発生し猛スピードで羅漢たち...いや羅漢と龍太2人目掛けて襲ってきている。


「ふん、面白い技をしてくるなぁ...」


羅漢は襲いかかる雪崩を前にしながらも冷静のままだった。


どんどん龍太の出した雪の剣は大きくなっている...というかただ単に近づいているだけなんだが...。


その時!


焔炎アリーブフレイム!!」


その魔法は自分の周囲に体が埋まるぐらいの小さな炎の半球を作り、防御するものであった。


「え?」


龍太はすっとぼけた声を出した。


そのまま雪崩は羅漢を周りから倒そうとする。

しかし、それは叶わぬ願いとなるばかりに水に変わっていくのであった...。


ーーーーTo Be continueーーーー



はい、今回は中二病丸出しの話となりました笑


始めは丁度1カ月である9月15日に投稿しようと思ったのですが、仕事が重なり間に合いませんでした。何度も遅れて申し訳ありません。



次話は頑張って早く出したい!っと考えていますが、今後の日程が決まっておらず、どうなるか分かりません。再び迷惑かけますm(_ _)m


そして、これからもよろしくお願いします!


追記 次巻12月22日投稿予定



12月14日...誤字の修正

12月21日...誤字の訂正

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