第参の巻 徳島侵略
「よーし全軍いくぞー!」
龍太達は徳島県へ向けて東へ進軍した。
「あれ?飛行部隊が見当たりませんけど...?」
忠春が何かに気付いたように龍太に声をかけた。
その問いに龍太は答えた。
「あー、飛行部隊なら先に行かせたよ」
「何故ですか?」
「まぁ後に分かることになるよ」
龍太は教えなかった。この作戦に悪影響を及ぼすと感じとったから。
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ようやく徳島県への県境に着いた。
そこで偵察の神様(笑)が龍太な話かけた。
「敵軍、ここから14.6㎞地点に私達を待ち構えている様子。
そのまま行きましょう!」
「分かった、...全軍突撃ー‼」
龍太は海星の作戦にのり、軍を進めた。
戦いは始まった。両軍共に死傷者が増えていく。
これが戦い、これが戦争なのだ。
龍太は再びこんな時代を終わらせるそしてこんな時代をもう二度と繰り返さないようにすると決意した。
するといきなり龍太のもとに報告が入った。
「りゅ、龍太様!羽田様が行方不明です!」
「何!?」
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羽田庄助は筆頭の武将として敵軍をけちらしていた。
「おらおら!とっとと雑魚どもは空へと旅立ってしまえ!」
庄助は圧倒的は強さを誇っていた。
その成績は足軽約500人、鉄砲隊約100人を倒したである。
ちなみに庄助は剣の使い手である。
どんどん前へ前へと突撃しているといきなりみたこともない人に話かけられた。
「お前が羽田庄助ってやつだな?」
「誰だお前!」
「私は長野湯波という」
こいつがランキング21位のやつか!と確信する。
でもなぜコミュニケーションをとってきたか全く分からなかった。
そこで質問をした。
「私に何か用があったかな?」
「一騎討ちやりません?」
軽く言ってきたが、勝つ自信があるのだろうか。
もちろん引き受けた。庄助と長野の本気の一対一がはじまった。
「では、行きます!」
長野は先制攻撃を仕掛けた。
「竜刀.鎌鼬」
すると刀が神速の速さで放たれた。
しかし庄助はそれをギリギリのところで避けた。
庄助は反撃した。
「コード1679、発動!」
剣が回転し長野の顔をかすめた。
庄助の剣術は9999の型で出来ている。
さらにコード化されており数字が小さいほど強力で技の成功難易度は高いそしてコードが2桁以下になると反動が入るものまである。
庄助は連続攻撃を仕掛けた。
「コード5764、3658、0865! 斬!」
長野は1発目は受けながしたが、2,3発目で受け身の姿勢をとったが後ろの壁まで跳ばされた。
「もうそろそろ終わりにしない?このままだとあんた死ぬよ?」
降参をもちかけるがそれに応じない長野にさらに強力な技を繰り出しいく。
「コード0397!、発動!」
「ぐふっ...」
大量の血液が飛び散る、しかしまた立ち上がった...。
「もうやめよう...これ以上やっても意味がない...」
羽田は背を向けた。
その瞬間、湯波が動いた。
「え...?」
庄助は何が起こったか分からなかった。
自分の腹を見るとみるみる服が赤く染まっていく...。
「じゃ、今から本番としますか...」
長野は2つの剣を持つ。
「お前...騙しやがったな!...」
「騙されたあなたがバカなだけです。あ、言っておきますが本当の実力の2割も出していませんでした」
両者とも血まみれになっているが気持ちの面に関して言うと全くもって優劣がはっきりとしていた。
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「は?飛行部隊が壊滅!?」
龍太の方にも悪い状況となっていた。
飛行部隊が何者かによって集団撃墜されたのだ。
「いったいどうすれば...」
「別にそのまま軍の全員で突撃すれば勝てますでしょう。
長野が見当たらないので。我が軍の方が強いでしょ
う」
本多殿...。庄助がいない今、お前さんに頼るしかない!
「了解!その作戦を採用するぞ!全員突撃ー!」
オーー‼
突撃をしかけたことによって状況は互角に戻り接戦を繰り広げることになった。
龍太はあることに気がついた。よく見ると相手が魚鱗の陣に対して丸く周りを囲むようにとっている。
そこで左右別れて敵が自軍を囲んでいる円を崩すように決めた。
「本多殿ー!2手に別れるぞ!そのためにもうひとグループの大将をやって!」
「了解!」
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「つ...強い...」
庄助は本気を出した長野に劣勢状態が続いていた。
「最後の双竜!幽玄!」
長野は奥義を繰り出した。
空に向かって跳んだ。
庄助は反応が遅れ避けることが出来ない。
どうする?絶対に免れることな成功しない。そうなると防ぐことができる方法は1つ!
こちらからも技を出す!
「コード0056‼花鳥風月!」
庄助の太刀は速く、強力である。その速さによって風がおこり周りの木の葉っぱが宙を舞う。
その太刀に長野の太刀がぶつかる。
しかし、当たった瞬間、湯波のもとに報告が入った。
「坂本との戦いは敗北に終わりました...。完敗で
す...。
南條のところへ逃げましょう...我々がいるところはここにはありません...」
長野は聞くとすぐに剣をしまい退却命令を出した。
「ふん!まぁ、一騎討ちは私の勝ちであっただろう!諦めるか...また続きをやるぞ!」
そう言いながら庄助のもとを後にした。
「う...ぁ...負けた...こっちこそ完敗だ...」
庄助は立っているのもやっとなぐらいフラフラと徳島の新しい城へ向かった。
しかししばらくすると...
「すいません...龍太様...」
庄助は倒れてしまった。
「し...庄助!大丈夫か!?」
庄助を探しに来た龍太がたまたま倒れた瞬間を見ていて助けられることができた。
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「...あれ?...ここは...どこ?」
庄助はしばらく城内で寝ていると意識を取り戻した。
「庄助!よかったわー、なんとか助かったか...」
龍太は心配そうに話かけた。
「で?何でそんな死にそうになってたの?それどころか見たときは真面目に死んでると思ったよ」
庄助は長野湯波との一騎討ちの内容を話した。
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「お前があいつにコード2桁まで使ったけど負け
たと...」
龍太は残念そうにまたあ、思い出したといってランキング表を庄助に渡した。
1位 北條羅漢 (宮城)1850p
2位 南條羅漢 (愛媛)1250p
....
15位 長野湯波 (愛媛)1035p
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....
39位 羽田庄助 (高知)612p
...と、
「負けたのは悔しいかもしれないけど全国39位なんて凄いよ。
しかも1回の合戦でなんだから...自信を持てよ!」
そうだ...あいつとはまた南條と戦うとき一騎討ち出来る!
そのために特訓を今までの2倍にしなければ!
庄助には新な目標が出来た。
龍太は初陣が成功し、領土は2県となった...。
しかしまだ強豪はたくさん残っている。
これからどんな進展があるのか!?
追記...
5月16日 ポイントの量の変更
5月17日誤字の修正