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Grand Road ~グランロ-ド~  作者: てんもん
第六章 ~ Open the Cross Road.~ 
34/110

第十話 『Interlude(インタールード)2 ~証言~』 [NC.500、葉月 20-25日]


 まずは、どこから話そうかね。

 そうだねえ、仕方ない。この際、この星の人間の起源からいこうかい。クロ-ノ、あんたはもしかしたら知ってることも多いかもしれないが、我慢して聞いとくれ。いいね?


 この星はね、実を云うと、あたしたちの本当の故郷って訳じゃあないのさ。

 あたしたち人間の本当の故郷。それは、 【TERRA】と呼ばれていた星だ。その星は、今も宇宙の彼方に存在しているよ。遥か、あの空の彼方にね。

 ……なんだい、ガキと云われて怒るならこれくらいで変な声上げないどくれ、カルロス。 まったく。若いモンは口ばっかりだね、相変わらず。

 いいかい、あたしたちの祖先たちがいた頃のTERRAはね、人が多くなり過ぎた。食べ物にすら困るくらいにね。だから、当時の政府は移住政策をおったてたのさ。

それも一万人の人間を収容できるスペースと資材とプラント、ただそれだけの、それだけしかない泥みたいな船で。

[この広い宇宙には、どこかに必ず我々人間が住める星がある。さあ若人よ、君たちの力でその星を見つけて、開拓してみないか? 参加すれば、最終的にその星は君たち開拓者のものとなるのだ!]とね。

 ま、ていのいい追い出しさ。そんな星が見つかる可能性なんてほとんどありゃしない。自殺しろって云ってるようなもんだ。

 けどね、それでも若者たちは飛びついた。例え可能性がゼロに近くても。こんな狭苦しい星でせせこましく生きるよりも、新しき大地を。果てなき夢を自分の、この手で!!ってね。馬鹿だよねえ。当たり前だけど、そう云って出ていった者のほとんどは死んじまった。だが、幸か不幸か幾つかのグル-プは、なんとその億分の一を当てちまったのさ。その一つがこの星、【ア-ディル】。移民船の船長の生まれた国の言葉で、『公正』という意味らしい。はっ、皮肉な名前じゃあないかい?

 だってそうだろ。星に降りる前からその船の内部には、すでに身分の差があったんだから。TERRAでは、支配階級である人間、まあ仮に【ネアンデルタ】と呼ぼうか。それと、奴隷たる人間、【クロマニョン】がいた。そしてその二つは遺伝子、つまり流れる血からして違ってしまっていたのさ。TERRAにいる内から存在した搾取関係。つまりは遺伝子の違う生物なら知性があろうが奴隷にしても構わないだろうって事。それが人間という種族の本音なのさ。

 だが、数から云えば【クロマニョン】の方がずっと多かった。だからどの移民船にも両方が乗せられたんだ。それは政府の絶対条件で、拒否はできなかった。だが、数千年に及ぶ長い航海ですらも、彼らの間の溝を埋めることはできなかった。というより余計に酷くなっていった。

 この星はね、人が降り立った瞬間からすでに、【ア-ディル】ではなかったのさ。

 そのグル-プが故郷を旅立ったのが、ざっと4万年前。そしてこの星にたどり着いたのが、今から約5千年前の出来事さ。気の長い話だろ?




 「「「「………………」」」」

 四人とも誰も声を発しない。だが、各々が皆、目を伏せていた。

(いろいろ、思う所でもあるんだろうさ)

「……続けるよ」

 話の続きが始まった。




 それから、それでも人々は、死に物狂いで働いた。

 TERRAの連中は、もしかしたら万一移住可能な星が見つかったからって、約束を守らずに奪い取るつもりだったのかもしれない。植民地にするつもりだったかもしれない。

けどね。不幸なことに、この星は故郷からあまりに遠すぎた。幸いかもしれないが。そう、その距離は遥か遠く、連絡すら取ることができないくらいにね。

 ただひとつ。微かに届く何百年か前の電波だけが、故郷の様子を伝えていたそうだよ。 そして、現在の故郷の様子は何一つ分からないまま、祖先たちはこの星で発展した。

 その発展はそりゃあもう、記録にある(すでに、旅立ってから200世代は過ぎ去っていた)TERRAすらをも凌駕してね。だがある時、異変が訪れる。TERRAからの電波がなぜか届かなくなっちまったんだ。

 観測できる範囲では、故郷の辺りに、宇宙的な異変は見られなかった。

 なぜかは判らないまま、そして時だけが過ぎた。さらに、数千年。

 その頃には、この星だけでなく、月や他の兄弟惑星にも開発の手が伸びていた。そして、禁断の科学も生まれた。精霊科学がそれだ。

 精霊科学は、我らの血、遺伝子すら書き換えた。あたしたちはその第一世代目だったよ。だから他のネアンデルタ、古代種と少し違うのさ。

 それだけじゃない。人は、なんと生命そのものも(もてあそ)び、(いじ)リ始めた。命を支える、【魂】とでも呼べるエネルギ-を見つけちまったんだ。魂そのものではない。ないが、命を支えるガソリンとでも言うべきエネルギーをね。

 だが、あたしたちはそれがさらにどのように進んだかの発展の過程を、見ることはなかった。精霊科学には当時欠点が存在した。遺伝子変換は可能になった。でも、どうしても、精神エナジーを完全制御する事ができなかったんだ。それをするには更なる技術革新が必要だった。そう……ブレイクスルーとでも呼ぶべき革新が。けど、その転換点を見る事は叶わなかった。あたしたち変異第一世代の20人は、とある任務につくことを命じられたんだ。

 それは、この星の力だけで造った初の恒星間宇宙船で、故郷TERRAの様子を確かめ、国交を取りつけてくることだった。

 あたしたちは人工変異によって、寿命がさらに倍以上に伸びていた。だから、それに冷凍睡眠装置を使えば、世代を重ねる事なく往復できることが判ったのさ。

 その当時の技術だと、往復にかかる年月は約250年となっていたからね。長い時間だけど、祖先が来たときと比べれば100分の1以下だったしね。だから、選ばれた。拒否権はなかったよ。その時にはそれぞれ、自分たちの生活もあったのにね……。

 まあ、一応は名誉な任務だし。……その名誉に目が眩んだ者も若干名いたけどね。




「ふう……」

 ルシアはそこまで話すと、息をついた。ムハマドが差し出したお茶を旨そうに飲む。

「その中に、ナニ-ルも居たわけですね?」

「ハッ。どうせ、その名誉が大好きな奴の一人がそうなんだろ-よ! くそマント野郎が」

「……ふん。黙って聞いてな」

 ルシアは苦笑して姿勢をわずかに変えた。……話は、続く。




 途中、子供の密航騒ぎがあったけど、それ以外は順調だった。その子も仲間に加えたせいで、航海の年月が300年ちょっとになっちまったけど。でも可愛い子でね……。

 え? ああ、宇宙では摩擦がないからね。だから、動かすにも止めるのも、全部、燃料を燃やして吐き出して、その反動を使うんだよ。つまり、質量が重ければ重いほど、燃料も喰うし、進路も狂いやすいし、止まるのにも時間がかかるってこと。

 排除せずに乗せるって決定するまでにかなりもめたけど、まあ、それ以外には順調に進んだよ。けど、あたしたちの任務は失敗した。あたしたちのせいじゃない。運がなかったのさ。TERRAでは、いつの頃か知らないが、奴隷の反乱があったらしかった。そして、あたしたちが着いた頃には、もう、クロマニョン以外の人類は存在しなかった。

 祖先は、ネアンデルタは滅亡していたんだ。

 ヘコんだよ。けど、任務は任務。クロマニョンとだろうとなんだろうと、接触して国交を樹立させねばならなかった。

 だけど、それも失敗した。理由はいろいろあったけど、クロマニョンたちがまだ、そこまで文明が進んでいなかったのが一番大きかったね……。奴隷からは解放されたけど、文明レベルが未開にまで落ち込んで、それから自力で発展してきたらしい。それだけを云えば見事なものだけど。

 力が抜けたよ。でも、何とか気力を絞って帰り着いたんだ。なのに、なのに!

 ようやく帰ってきたと思ったら、さらに力の抜ける出来事が待っていやがったのさ! なんとこの星【ア-ディル】でも、奴隷たちの反乱が起こっていたんだよ…………。



「判るかい? あんたたちに、この絶望が! あたしらはいったい何の為にあんな苦労をしたってんだい!? 300年以上もさ!」

 皆、無言だ。表情は色々だが。

(そりゃあ、そうだろうさ……。簡単に分かるとか何とか云われちゃ、こっちの立つ瀬がないってもんだよ。たとえそれが、非難の言葉だったとしてもね)

「そりゃあね、あたしだって奴隷制度が悪い事だって解ってるさ。けどね、なんでそれが星を割った戦争まで発展しなくちゃならないんだい!? 星に帰り着いたその時、すでにあたしたちの生まれた国は跡形も無くなっていたんだよッ!?」

「……………………」



 あたしたちは、すぐさまネアンデルタ側に参戦したよ。当然だろ。

 その頃には、結構永く戦争が続いていたらしく、科学も技術も疲弊してだいぶん後退していたから、あたしたちの参戦は効いたよ。すぐに戦争は終わった。

 けどね、酷いのはそれからさ!

 あたしたちは戦争を終わらせたんだよ!? なのに、あたしたちは戦争犯罪人と呼ばれた。このあたしたちだけがっ!

 敵ではなく、味方からね。敵であるはずのクロマニョンたちは、和解という形で、幾つかの国を創ることを許された。あたしたちはスケ-プゴ-トにされたのさ。

 ……結局、船長だけが罪を被るって事で裁判は終わった。

 船長はあの月に幽閉されることとなった。一生ね。

 後から知ったことだけど、あの月はあたしらが帰ってきた頃にはすでに、中がくり抜かれ巨大なコンピュ-タ-基地になっていたのさ。そして、

 そのコンピュ-タ-のエネルギ-源は、生命エネルギ-と、そして【人の思念】だったんだ。そう、生命イコ-ル精神パターン。以前はまったく違うと思われていたこの二つが、実はほとんど同じものだと解ったらしいのさ。あたしたちの旅の間にね。

 そしてその超巨大コンピュ-タ-【ガイア】は、この星の生き物たちから漏れ出す様々で膨大な生命・思念エネルギ-を吸い込みながら、活動していた。

 悪用を恐れて、戦争の間中止められていたそれを起動させる為に、その為に船長の体が使われたって訳さ。機械にコ-ドでつながれて。生きている間中命を吸われて……。 それが、罰。

 しかし、すぐに恐ろしいことが起こった。

 これで全てが平穏に戻ったと思われたその矢先、月からいきなり攻撃が始まったんだ。この星に向かってね……。

 熱線が地表を襲い、いつの間にか現れた機械体の軍団に人々は蹴散らされた。

 生き残った人々は、あたしらに命令した。奴を止めろ、と。

 勝手な話だが、その攻撃をしたのが船長だと思ったんだろうさ。どうやってか【ガイア】を乗っ取ったんだってね。まあ、無理ないけどね。

 だからあたしたちは、月に向かった。船長の疑いを晴らすために。万が一本当ならば、船長を止めるために……。



「激戦、だったよ」

 ルシアは遠くを見つめながら話す。

「でも、月では、彼を見つけることができなかった。……できなかったのさ」



 月では意外な事態が待っていたよ。

 コンピュ-タ-が暴走していたのさ。暴走して、自らの力で増殖を始めていた。

 多分、早すぎたんだ。【ガイア】を再起動する事そのものが。

 だって、【ガイア】のエネルギ-源は、人の思念と、そして生命、だったんだから。多すぎたのさ、星の周りに漂っていたエネルギ-が。考えれば当たり前さ。だって、星全体にまたがった戦争をした、すぐ後だったんだからね……。

 解らない事はまだあった。着いた時、【ガイア】はどうしてか、命令系統が二つに別れていたんだ。片方は暴走し、もう片方は、片割れを止めようと頑張っていた。

 あたしは仲間に援護を頼んで、止めようとする側、サブシステムとコンタクトを取り、その望みを手伝った。メインシステムを封印したんだ、……どこにいるかも分からない船長ごと……ね…。

 どうしようもなかった……。時間もなかったし、船長の居場所も特定できなかった。でも、あたしは………………。

 納得行かないまま、それでも、あたしたちはこの星に帰った。けど、親玉を眠らせても、まだ機械体の一部は動いていた。その上、【超核融合弾】や【超反物質弾】という当時最大の破壊力と放射能をもつ爆弾が、爆発したんだ。あたしたちの前の前で。一番多く生き残りがいた街で!

 信管は抜いてあったってのにね……。そして、スクリ-ンにメッセ-ジが映った。

「我は必ず復活する。お前が15回目覚めたその時に」、と。笑い声付きで。

 その時は意味が分からなかったけどね……。

 あたしたちは力無く、追いすがる最後の敵を振り切って、いつか平和なときを夢見て、……皆で眠りについたのさ……。



「そう、お察しの通り。その船長がナニ-ルさ。そして結局、あたしたちは、何一つ成功させることができなかった。敗残者の群れ。それが、あたしたちだ……」

 しばらく、誰も何も云わなかった。しかし、それでも。

「まだ、それだけではないでしょう。その後。その後にまだ何かあったはずです。いったい何があったのですか? あなたはなぜ今こうしてここに、我々の前にいるのです?」

 クロ-ノが口を開く。ルシアの答えは、沈黙。それは意思表示だ。だが。

「答えて下さい、ルシア!」

「質問は受け付けないと云ったはずだよ。話すんじゃ……なかったよまったく……」

 ルシアは深いため息をつく。まるで、気力まで年相応になってしまったように。そして、話し出した。

「気が付くと、あたしは、一人だけ目覚めていた……。あたしの眠っていた機械だけが故障して、そのたびに、修理のために起きなければならなかった。原因は知らない。ついぞ、判らなかった……。判ったのは、理由だけさ……………」

 聞いている者には、次第にその声は、感情を失っていくように思えた。

「何度目かの目覚めの時だった……、あの【ガイア】に目覚めの兆候が現れた……。あたしは、すべての力をその再封印に当てたよ……。サブシステム【カムイ】の封印力を高めるために、そのためのエネルギ-を集めるために、【思念の小瓶】を作った……。その時気づいたのさ、あのメッセージの「15回」の意味にね。だがなぜか、15回もたたずに、この大陸でナニ-ルの姿を見かけるようになった。あいつは、【ガイア】を復活させようとしていたよ……。で、それからさ……。あたしとあいつの、人知れぬ闘いの幕が開いたのは……。いつか仲間と、……息子と、この星へ本当の意味で還る為に。……けど……もう…………」

 うな垂れる。

「もう、なんなのですか? そしてどうしたというんです!?」

「お、おい色男……。今は、もう、それくらいに……」

「続きを! ……ルシア!!」

「あいつはあたしの仲間の眠っていた船を爆破したのさ、跡形も無いほどにね」

 ルシアは寝転んで背を向ける。カルロスの息をのむ音。

「もう、いいだろ? もうどうしようも無いんだ……もう、眠らせとくれよ……」

 その言葉に、クロ-ノが立ち上がった。

「負けて、そのまま引き下がるというのですか……? 許しませんよ私は……。……そんな事、私は決して許しませんからね、ルシア」

 怒りの表情で言葉を重ねる。

「貴女はまだ、生きているじゃありませんか……! それだけ永く生きていながら……あり余る寿命を持ちながら……。我々が、どれだけの人間が、無念のまま、やりたいこともできず、終わらせる事すらできないまま死んでいくと思っているのですか!! いったい、どれだけの人間が……………」

「なんて言い草だい……そっちこそ、こっちの、長く生き続けた者の、それでも駄目だった者の気持ちを少しは…………!」

「ええ、理解りはしませんよ。ですが」

 顔を上げたクロ-ノは、泣いていた。そのままで、怒鳴る。

「甘ったれるなルシア! 貴女は何も、何も終わらせていない! 逃げるな、背を向けるな義務から! 私は、知っている!! 限られた時間の中で、それでも義務から逃げなかった人を。押しつけられた運命の中で、それでも前を向いて生きている女性を! そして、生まれてくるキラキラした目をした子供達の、あの綺麗な目の色を…………ルシア、頼みますルシア。貴女の力を貸して下さい。その【ガイア】を壊し、ナニ-ルを止めるために……。今生きている私たちは諦める訳にはいかないのです! ルシア……ルシア!!」

 束の間の、静寂。長く、長く。そして聞こえるルシアの声。

「………何をすればいいんだい、あたしは……」

「ありがとう……有り難うルシア……」

 カルロス達の見守る中、青年の押し殺した泣き声だけが静かに、静かに部屋に流れていた。

「私の親友に、アベルという男がいます。その彼が偶然にも大戦時の地下基地を発見し、復活させて情報を集めているのです。まずは、そこへ行ってもらいたいのです」

「どの基地だい?」

「たしか、E18地区の第7通信中継基地、です」

「遠いね……行くのはいいけど、どうやっていくんだい? アンタも行くのかい?」

「いえ私は、まだ大事な用があるので……。この近くの岩場に発掘品の車が隠してあります。ここまで乗ってきたものですが、それに乗っていけば一週間程で着けるはずです……」

「どうやって? 今のあたしは病人だ。運転はできないよ」

 その時、カルロスが腕組みを解き、声をかけた。

「よく解らないが、おれが運転してやるよ。使い方さえ教えてくれるなら、な」

「……いいのですか?」

「おれもまだこの婆さんに訊きたい事があるのさ。一週間あるなら好都合だぜ」

「……それでは、頼みます、……カルロス」

「……まかせろ」

 天敵同士が嫌々ながらも握手した。

「わたくしも絶対行きますからね、坊っちゃん! 交代要員は必要ですよね?」

「おいらも行きます! ルシアさんを看病する人間だって必要でしょうし」

「有り難う……そうして頂けると助かります。では、すみませんが、頼みます」

 クロ-ノがそう答えた瞬間、紫紺の残像を残し、棍と鞭が宙を舞う!

 鋭い音が何度も往復し、何かが壊れた音がして幾つもの細かい破片が床に散らばる。

 火花を上げて転がるもの。虫そのものに見える小さな欠片が微かに光り停止する。

「なんだ、これは……?」

 カルロスがつまみ上げた物、蠅に見えるそれは、未だわずかな白い煙と火花を上げていた。 

「機械……? まさか……これがアベルの言っていた【覗く者】なのですか……?」

「聞かれていたようだね。……急いだほうがいい」



 凪いだ砂漠に風が吹き始めた。それは、人の心を騒がせる(まが)つ風だ。凶風。

 人の体温と同じ故に温度の感じられないその風は、次第に、わずかずつだが強くなり始めていた。





第十話 『Interludeインタールード2 ~証言~』了。


第十一話 『戦 端』に続く。


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