表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
Grand Road ~グランロ-ド~  作者: てんもん
第八章 『Over The【Grand Road】.』
105/110

『 Grand Road Ⅶ 〜On the Real Road.〜』 登場人物紹介。

現在、土日含めた一週間換算で、家にいるより職場にいる方が長い、という異常事態が続いています。下書きはあれど推敲する暇が無い状態で、いつ続きが載せられるか判断がつきません。

待っていて下さる方がおられたら申し訳ありません。

せめてと思い、活動報告に以前書いた、第七章前半時点での登場人物紹介を載せさせて頂きます。本編はもうしばらくお待ち下さい。

〇デュラン(デュラン・ハミル)(最終章の(※)時点で、32歳)


 とある緑と湖の綺麗な小国の元騎士で、現ナハトの親代わり兼兄代わり兼友人。その昔、自国の王に妻子を殺されクーデターを起こした経験あり。その後国を飛び出し(クーデターは失敗)今に至る。

 肌は白。瞳の色は濃い碧緑で髪は砂色に近いくすんだ鈍色の金髪。風になびくたてがみみたいな長髪。

 イメージは映画「ランボー3」もしくはヘラクレス。だが性格は今でこそ多少砕けたが、昔は「騎士たる者は―――」とか言ってたタイプ。登場人物中最大の大男で、2mは優に超える。

 216cm、115kg。

 超筋肉。ナハト命。自分の背ほどもある大剣を使う。

 すべてのキャラ中最大の感情過多で、例の小瓶を使っていなければ少年少女と混じって封印者候補の一人だった。

 一番の泣き虫でもある。



〇ナハト(苗字なし)(※、17歳)


 ハムアオアシスの救命の精神を受け継ぐ現長(おさ)。三年前に雄ライオンを独りで倒し、「獅子殺し」の異名を持つ槍使い。その時デュランと出会い、心酔する。

 瞳は茶色で肌は赤黒(赤色人が日焼けした感じ)、髪は黒。髪型は少し長めの坊っちゃん刈り? イメージはサウジアラビアからイラクにかけての少年。でも髭は無し。

 172cm、58kg。

 性格は一本気で、寂しがりやなやんちゃ。恋愛経験なしで、恋愛沙汰にはまだまだ疎い。だが無自覚の甘え上手。大人と女性に知らぬ間に好かれているタイプ。アリアムに云わせると将来口も上手くなるらしい。



〇ラーサ(苗字なし)(※、11歳)


 ハムアオアシスに居候するジプシー一族の水晶占い師。一族はナニールのせいで100年前より流浪の民だが、その血に繋がる占いの力を頼りに、主要な街やオアシスに一人ずつ占い師を送り込んで糧を得てきた。実は一族に連なる秘密の使命を持っていた。

 瞳は黒、肌はこげ茶。髪は薄く蒼い黒。イメージはジプシーのそのまんま

 152cm体重ヒミツ。長く束ねたポニーテールがポリシーでトレードマーク。

 性格は乙女。男勝りで口は悪いけど乙女。誰がなんと言おうと乙女。

 ナハト命。でも敵は手ごわい。



〇ガスハ(苗字なし)(享年 61歳)


 ラーサが来る前のハムアオアシスの占い師兼薬師。

 親のいないナハトの親代わりだった。が、3年前、ほかのオアシスとの諍いによる抗争で命を落とす。デュランの心を知り、ナハトとオアシスの後を託す。



〇アリアム(アリアム・フィオラネイウス)(※、28歳)


 アルヘナ国現国王アリアム一世。弟の策略で傀儡の王として即位するが、今は王たる者の心に目覚める。元々は奴隷の母から産まれたバスタード(妾腹の王子)。生き別れの母を捜している。

 3年前惚れた女(蒼星(ツァンシン))を守りきれず、死なせた経験を持つ。それ以降、蒼星の守りたかった人物、蓮姫を代わりに守る事を誓い、話術の修行を続けている。

 肌は白、瞳は黒で髪も黒。イメージは古代エジプト王朝の王。もしくは漫画「最遊記」の玄奘三蔵。タレ目だが、顔のイメージは面長で少しキツ目のキツネ顔。見ようによっては格好いい。王様じゃなかったらジゴロか遊び人まっしぐらの末は暴れん坊将軍か桜吹雪の遠山金四郎。

 182cm、62kg。細め。しなやかでコシのある麺の様。

 しかし格闘と短棒術の達人で、メインキャラ中3位のスピードを誇る。

 性格は軽め。のクセに責任感の強い江戸っ子気質。強情で本音をなかなか言わずに耐えるタイプ。

 だからこそ守ると決めた事や者を命がけで守り、一度信頼した者は疑っても信じる人。いまだに新たな好きな人ができず、大臣たちに気をもませている。

 ある意味二重人格で、スイッチが切り替わるととても威厳とカリスマが出るタイプ。



〇コールヌイ(苗字はあるが捨てた)(※、肉体は40代だが、コールドスリープ経験者で実は130歳) 【外伝有り】


 元アルヘナ国影頭兼、シェリアークの養育係。100年前のアルヘナ建国時に建国王 とともに戦った戦友でもある。とある事情で眠っていたが、20数年前に目覚め王宮へと入る。が、昔の事は誰にも話していないので誰も知らない。

 シェリアークの育ての親。無言実行の人。普段の服装は黒いフード付きローブ。

 イメージは隠者+忍者でファングの師匠でもある。体術も小刀術も暗器も実は剣も使えるパーフェクトな達人。無音で移動、砂の中を移動などの特技を持ち、メインキャラ中スピード№1。そのスピードは、義足になっても衰える事をしらない。

 瞳も髪も黒で、肌は灰色混じりの薄茶。多分ほとんどの民族の混血。なので特徴が無く印象はとことん薄い。178cm、65kg。

 性格は頑固一徹、無言実行。シェリアークの、目的のためなら手段を選ばないやり方は元はといえばこの人のせい。影の人。縁の下の力持ちタイプ。本来は無口な人のはず。



〇シェリアーク(シェリアーク・フィオラネイウス)(※、17歳)


 アリアムの弟で、正統な血筋の王弟殿下。現在王位継承者第一位。

 元々は純粋で兄が大好きな可愛い少年であったが、心臓の病の痛みと苦しみと将来の絶望で、一気に性格が捻じ曲がった。現在ナニールに身体を乗っ取られ、心の中で引きこもり中。

 肌は白、髪は白金。瞳は黒。イメージは早逝の少年王ツタンカーメン。

 170cm、46kg。食べても太らないタイプ。

 性格は策士策におぼれるで、裏で人を操るのが好き。負けず嫌いで人を頼らないが、うまくいかないとヒステリーを起こす。サド。でも寂しがりやで小心。

 アリアムは今でも好きだが素直には絶対なれない。女性では蓮姫が好き。



〇蓮姫((フォン) 蓮花(レンファ)[正式な名前はこれだが、普段は使わず蓮を名乗る。この名は書類上のみ])(※、22歳)


 もと東大陸第一国、楓宋国の姫君。5年前戦乱で国を追われ、逃げる途中で奴隷商人にさらわれ西大陸につれてこられた。侍女などを人質にされ奴隷教育を受け、その後クスリを使われオークションに出される。そこで後を追ってきた蒼星によって助けられるが、命の恩人で乳兄弟の蒼星をクスリのせいで刺してしまう。それでも蒼星は蓮姫を助け、命を落とす。そのせいで一時は気が狂ったが、アリアムと蒼星似のアーシアに助けられ、癒されて心を取り戻す。

 が、アーシアに騙されていた事を知りまたも絶望するが、今度こそ自力で立ち上がり立ち直る。現在アーシアをつれて東大陸の人々を守るため二人で遠征中。

 髪も瞳も黒で肌は黄。奴隷をしても薬を盛られても輝きを失わなかったサラサラの流れるような黒髪が自慢。162cm、48kg。

 イメージは若い頃の皇太后かジャンヌ・ダルク。

 性格は、高貴。実はキャラ中一番王族らしい性格。もとは弱い部分があったが、自力で立ち直った日から自信がつき、駄目でも諦めず最後には必ず勝つという信念を手に入れた。本人は気づいてないが、バイ。そして、タチ。好きな人が喜ぶのが好き。

 ちなみに男性ではアリアム、女性では蒼星とアーシアが好き。将来、クローノと、アーシアをめぐって取り合いになる予定。



〇リーダー(本名:ブランドン・リーダル)(※、40歳)


 一時期身を隠したアリアムをかくまい救った、アルヘナの革命組織のお頭。

 もともとは流れ者の鍛冶屋の棟梁。昔街に立ち寄り、宿屋の娘に惚れて居ついてしまった。アリアムが公約として奴隷制廃止を掲げたので全面的に手を貸した。現在鍛冶屋に戻っているが、アリアムが呼べばいつでも手を貸すと約束している。

 組織の隠れ家だった宿屋の女主人と好い仲。



〇ライラ(苗字なし)(※、16歳)


 奴隷として最低の主人に仕えていたが、あわやと言うところをアリアムに助けられる。そこでアリアムに一目惚れ。なのに最近顔を見せに来てくれなくてスネ気味。

 料理と家事はプロ中のプロ級。



〇蒼星(李蒼星(リ ツァンシン))(享年 20歳)


 蓮姫の乳兄弟で親友で、守り刀(最後の最後で貴人を守る人の事)。なのに蓮姫を守れず、血の涙を流す。が、それでも攫った相手の名前も国も判らない所から調べに調べ、たった2年で追いついた有能な忍び。

 その際アリアムという人物に心の一部を奪われるが、それでも振り切り最期まで蓮姫に忠義を尽くす。

 髪も瞳も黒で肌は黄。168cm、49kg。

 イメージは女忍者。くのいち。 長い漆黒の黒髪が特徴。

 性格は、一途。実はキャラ中で一番一途。

 アリアムと蓮姫の心をいまだに縛り続ける、とても大きな存在である。



〇カルロス(カルロス・ローエン)(※、15歳)


 西大陸最大の港街シェスカの大商人、ローエン商会の現当主。

 昔は父親に反発し、父親からの愛情が自分には無いと思い、家出を繰り返していたが、父親の死後、すべてを赦しあとを継ぐ。が、不良時代の性格は一生治らず。

 その後は執事とともに商会をさらに盛りたてたり、街を二度にわたって守ったりと大活躍。だが禁句にはビンカンで、妹命。近づく者には親友だろうと容赦なし。

 瞳は黒で髪も黒(少しちぢれ)、肌は茶。ゴツくて青いジージャンと、真っ青なバンダナがトレードマーク。普段はバンダナで長い前髪を立たせている(取るとちぢれウェーブになる)。イメージはブラジルのメスティソかメキシコ辺りの混血児。そして将来のイメージ、というか夢と理想はマスク・オブ・ゾロ的な人。

 (ムチ)使い。155cm、56kg。痩せだが骨が重い。

 性格は、基本的にガキ。責任感はあるが、我慢が苦手で悪口にビンカン。

「坊っちゃん」の一言は禁句中の禁句。いままでで言って無事なのはリーブスだけ。

最近もうひとつ禁句が増えた(人物限定)。ちなみに背が低いのを指摘するのも禁句のひとつ。

 アベルを目標としていたが、アベルの真実を知り、止めようと奮闘する。

 口調は昔のヤンチャ時代のせいで、不良言葉のまま。昔の仲間が大勢居る。

 ムチは家出時代にとある師匠に習ったが、くだんの師匠(一応人類最強の鞭使い)は人嫌いで現在放浪中。



〇リーブス(苗字は無し。暗殺者時代のコード名はグレイハウンド。本名は覚えていない) (※、30代? 本人も知らないが、見た目では年を取らないタイプ) 【外伝有り】


 もと暗殺者ギルド「(くれない)」の№1暗殺者(アサシン)。幼い頃誘拐されて洗脳されていたが、本当の家族を自らの手で暗殺したことで正気に戻る。その後組織を壊滅させ逃亡。

 12年前深手を負い逃亡中カルロスの父親に助けられ、また幼いカルロスにほだされて執事となる。

 昔薬漬けにされていたせいで、見た目の年齢の年の取り方が遅い。現在見た目は20代前半くらい。肌は異常なほど病的な白。髪は銀で瞳は赤(普段冷静なときは黒)。髪型はオールバックでイメージはモロに吸血鬼。

 スーツを完璧に着こなす執事の鑑で格闘とナイフ術のプロ。スピードはキャラ中№2(だがポテンシャルは№1)。192cm、72kg。

 性格は基本的にクールで、もともとは全キャラ中一番冷徹で目的のためには何かを捨てる事ができる人物だったが、カルロスをからかう悦びに目覚めて以来、微妙なボケ体質となる。今でも組織の生き残りに命を狙われているらしい。

 ちなみに世界で一番苦手なものはエイク・マイヤー。オカマの彼に狙われ出してから三年、気の休まる時が無し。現在エイクが彼を求めて世界をさ迷っているが、そのため本人は、どこでまた出会うか分からなくて気が気ではない模様(でも顔には出さない)。



〇エイク(エイク・マイヤー)(※、25歳)


 カルロスやミシェルの不良仲間で情報屋。カッコいいものが大好きでホンモノ(何の!?)

 見た目はクールなナイスガイで逆三角のサングラス着用。うなじの髪のみ長く伸ばし後ろで縛ってマフラーの様に流している。

 今、狙っているのはリーブス一人。その意味ではある意味一途。

 数ヶ月前カルロスからの手紙を受け取り、リーブスを追って姿を消す。

 今のところ行方不明。でも、無事なんだろうな多分。



〇ミシェル(ミシェル・スィーフィード)(※、21歳)


 カルロスの元不良仲間で兄貴分。

 どことなく影があったが、それは昔、仲間を見捨てて逃げてきた過去のせい。見捨てた際の仲間の表情を、彼は一生忘れないだろう。

 一時その心の傷を利用され、心を操られかけたが、寸でのところで己を取り戻す。

 典型的な不良で冷めているが、実は根はロマンチスト系。

 こっそりとお気に入りの詩集を隠している。

 リーブスに一目置いている。心底ヒリエッタに惚れていて、将来の夢はカルロスを「お兄様」と呼ぶ事。カルロスに嫌がられてもまったくめげず、ここだけの話カルロスがいなかった間に結構先に進んでしまっていた。カルロスが知った時が見ものである。



〇ヒリエッタ(ヒリエッタ・ローエン)(※、14歳)


 カルロスの命の次に大事な妹。もとは気の弱いお嬢様だったが、様々な経験を経て立派に強くなりました。将来はちゃんとした商会の女将になれそう。

 小さい頃はお兄様命だったが、命を救われてからはミシェルに心を奪われる。

 最近はジャマばかりするお兄様が露骨に邪魔。実は年より相当ませているらしい。



〇ファング(コールヌイ命名。本名、アスラン・セイリュート。だが本人はいまだ知らず)

   (※、15歳?)


 800年前、前文明の母星調査船に密航し、受け入れられそのまま船長(ナニール)副船長(ルシア)の養子となり調査メンバーに加わる。可愛がられるが、帰還した後「大戦」に巻き込まれ、仲間とともにコールドスリープにつき、二年前に目覚め、コールヌイとともに生活し修行して今に至る。

 目と髪は茶。肌は黄に近い赤。168cm、60kg。

 性格は純。イメージは白。

 すべての記憶を取り戻したファングは、ひとり考える。

 自分がここにいるのはいったい何故だろうと。その意味を、〇〇のように。

 そして彼は決断を下す。それは―――。



〇クローノ(クローノ・アス・フォース)(※、19歳)


 現セレンシア神聖国、大神官。将来は神官長、さらにその上までいくという噂。

 実の親は不明。もともと出自のハッキリしない上、髪や目の色の違うクローノは、迫害を受けて育った。それは神官長だった養父に引き取られ養子になっても同様で、彼はかなりひねくれ、皮肉屋で、すぐに諦める癖をつけて育っていた。

 だが、養父プルーノ・エスタ・ラビ、親友のアベル・マク・ナン、パートナーのアーシアたちのお陰で自信と誇り、未来に対し信じ突き進む気持ちを強く持つ事ができるようになる。

 棍棒使いで免許皆伝、親友のアベルとはもともとは同じ拳法の師匠のもとで学んだ同門。

 アーシアとは14歳の時点からの付き合いだと思っているが、実際には小さい頃から何度も会っていた。今と変わらない姿の彼女と。だが彼がその矛盾を思い出したとき、アーシアに対する態度が変わるかどうかは微妙である。

 もともと能力は飛びぬけてあったので、自信を持つ事でどんどん出世、他の人たちからの信頼も得る事ができるようになっていった。いじめは陰湿になりいつまでも続いていたが、それでもそれに負けず、冷静に対処できる強さを身に着けることで、逆に彼の評価を上げる結果となっていった。

 髪は透き通るような金髪、肌は健康的な真っ白に近い黄で、瞳は蒼。風になびく長髪で、178cm、67kg。イメージはエルフ。

 自他共に認めるキャラ中いちの美形だが、性格は生真面目、を通り越して堅物。しゃべり方も役人そのもの。笑顔がいいから救われているが、内心どうにかしてくれと思っている者もけっこういる。

 融通が利かなく、身内をとことん大事に思っていて、たとえ僅かでも傷つけた相手には容赦が無い。

 弱点は、アーシア。アーシアが絡むとよく壊れる。ついでに天才的な不器用でもある(身も心も)。現在アベルを信じるかどうかで悩み中。ちなみに生涯女は一人だけ派で、よって初体験は当分先になりそうである。



〇アーシア(本名はなし。一応プルーノによって偽造された戸籍では、アーシア・フル・ヌーベ)(※、見た目は20歳前後。だが、造られし者ゆえの長命のため、実際にはすでに50代)【外伝有り】


 彼女が生まれたのは試験管の中だった。ルシアなどを代表とする古代長命族の遺伝子をもとに、セレンシア神聖国禁断実験室で実験として造られた人工子。

 40数年前、不成功例のため廃棄されるところを、クローノの養父であり現神官長のプルーノによって救い出され、東大陸へと逃げ延びる。

 だが、大きくなるのに時間がかかる身体のため、特殊な妾館で食いつなぐしか生きる術はなく、生まれてきたことを後悔する毎日だった。それが長い間続いた。

 しかしそこへ、彼女を身受けしてくれる男性が現れる。それが蓮姫の祖父である、(フォン) (フェイ)(ロン)だった。それから数年間、夢のような毎日を過ごすアーシア。しかし、それも彼の死によって終わりを告げる。第5次東大陸戦乱(蓮姫が見舞われたのは、第6次戦乱)である。血の滲むような修練の末、彼のカタキを討った彼女は、もう一度西大陸へ戻る。プルーノと再会し身分の改ざんなど、彼の世話を受けたアーシアは、数年ののち、運命の出会いをする。子供のころのクローノに。

 初めてその少年と会ったとき、彼女は、まわりに潰されそうになりながらも懸命に前に進もうと頑張る少年の瞳を見て、彼を見守ろうと決意したのだ。

 それは、彼女が初めて自分から誰かを守ろうと考えた瞬間だった。

 瞳も髪も黒で、肌は黄(蒼星と同じで雰囲気もかなり似ている)。

 好きなのはクローノだが、蓮姫の中に飛龍の面影がある以上、彼女からも目が離せない。姫が幸せになってくれれば手が離せるはずなのだが、蓮姫の方から当分手離さない模様。

 168cm52kg。イメージは(くの)忍者(いち)。性格は尽くす人。尽くすだけじゃないところがミソ。

 普段クールだが、怒るときは怒る。キレてもヒスは起こさないが、理路整然でくるから逆にけんか相手を困らせるタイプ。

 年下好き。全キャラ中クローノと彼女だけ「気殺」が使える。これは特殊な技術なため、あのコールヌイですら完全には使えない。



〇アベル(アベル・マク・ナン)(※、19歳)


 クローノの同門で親友。柔道家タイプの精神を持つ剣使いで、一本気な男だが、5年前パートナーの少女をキカイ体に殺され喪ってのち、反乱に加担し出奔。

 偶然古代の地下基地を発見し、修理・解析に成功。大戦前の技術者と同等の能力を得る。彼の破滅的な企みはその時から始まった。

 髪も瞳も黒、肌は浅黒系の黄。181cm、75kg。

 イメージはもちろん、旧約聖書のアベル。光剣(熱振動剣)使い。もう一つのイメージは、スターウォーズのダースベイダー。

 現在の性格は一本気な狂人。自覚的な狂人。覚悟を決めた狂人。冷静な狂人。

 彼の心を変える事ができるのは、もしかしたら、カルロスのような馬鹿が付くくらいの真っ直ぐさを持つ者だけなのかもしれない。



〇ナーガ(ナーガ・イスカ・コパ)(※、25歳)


 セレンシア始まって以来の(クローノ以前では)優秀な学生だったが、ある日、自らが造られた者(アーシアと同じで、一応の完成品)だと知ってしまい、絶望し、国を滅ぼす決意をする。そのためにファルシオン帝国へ留学し、留学中に出奔・亡命(表向きは失踪後発見)。5年後セレンシア神聖国を襲う部隊の隊長として帰還(表向きはその2年前から神聖国へ帰国し19人会議の末席として執務を振るう。)、首都セレンを襲った。だが、あえなく失敗。

 その際、クローノの養父、プルーノの言葉で、もう一度前向きに生きてみることを決意する。その後帝国へ戻り、持ち前の魅力と口八丁で幼い皇帝と宰相を口説き落とし(能力を認めさせ)、しばらく宰相補佐として執務を振るう。かなり実績を上げたが政敵の罠に嵌まり地下牢へ。そこでアベルに唆される。そして現在、人工知性体ヘイムダルの機械精神と一体になり、精霊体となる。

 肌は白で瞳は黒。髪はウェーブのかかった長髪黒毛。177cm、65kg。イメージはスペインのマタドール(闘牛士)。性格は自信過剰で自意識過剰。特技はフェロモンを止めたり出したりすること。ナンパは嫌いだが、口説くのは大好き。ウデも確かで、お陰で失敗してから数年で要職に返り咲いた。よく焦るがパニックにはならない。

 計算高いが実は情熱派で、そういう相手に弱い。キザ男。男女問わず(バイではない)。



〇カルナ(カルナ・ウル・ナムパ)(※、15歳)


 クローノの後輩。ノーマルだけどクローノ命。クローノファン。クローノほどではないが棍棒術の使い手で、若手では5指に入る。

 一度はクローノ討伐隊に加わるが、すべてを知りクローノに知らせるために傷を負いながら役目を果たす。現在療養中。

 髪と瞳は黒、肌は黄。性格は映画「セブンイヤーズインチベット」のダライラマ。もしくは銀河英雄伝説のユリアン。イメージも同じ。



〇シイル(シイル・カノ・ン)(享年14歳)


 アベルのパートナー(セレンシアでは政策として、少年少女でパートナーを組ませて遺跡探索などをさせ、古代の発掘品を集めていた)だったが、とある遺跡でキカイ体により命を奪われる。

 152cm、体重ヒミツ。性格は底抜けに明るく、口調はのんびりだが成績は優秀だった。アベルとはかなり好い仲になっていたが、ゆえにその死は彼をどん底に突き落とす事となった。



〇プルーノ(プルーノ・エスタ・ラビ)(享年73歳)


 クローノの養父で前新官長。

 様々な人物に影響を与えた偉い人。もはや悟りでも開いていたとしか思えない。

 とある淡い想いがあったが、最後まで誰にも言わず墓に持っていった、鉄の人でもある。



〇ナニール(ナニール・オルスリート)(※、?)


 前文明の一大事業、母星(地球)探査計画において「シング・ア・ソング号」船長を務めた男。だがエリートゆえ、その名誉ある任務に失敗したことに加え、帰還後における戦争や自分たちに対する侮辱や仕打ちに耐えきれず狂い、すべてを壊して初めからやり直そうとする悪魔(精霊体)と化した。

 ルシアたちの手によって計画は止められ封印されたが、甦り、また災厄を撒き散らす。その100年をかけた計画も失敗したが、シェリアークの身体を乗っ取り逃亡。さらなる復活・復讐を目指す。

 瞳は黒に近い紫。髪はグレー、髭あり。肌は赤銅。175cm、体重自在。

 イメージはドイツの極悪人ゲッペルス。フセインも少し混じっている。白髪混じりの長髪。性格は肥大したプライド。プライドの塊。プライドを傷つけた者をすぐに憎む。



〇ルシア(ルシア・ファンネル)(※、肉体年齢200歳、実年齢約820歳。古代長命族の生き残り)


 「シング・ア・ソング号」副船長で、アスランの義母。ナニールの妻でもあったが、狂った彼を仲間とともに封印した。その後コールドスリープに入ったが、100年前にひとりだけなぜか解凍される。

 その後ナニール復活の兆しを知り、ナニールとガイア(月の狂った惑星級コンピューター)を再度封印するべく、活動を開始する。共鳴体(封印体)となりえる人物を捜し世界中を回っていた。

 髪は赤金(現在は色は薄れている)、肌は薄茶。瞳は黒。150cm、43kg。

 性格は肝っ玉母さん。息子と仲間のためなら苦労だってする。

 現在ファングとアスランを重ねて苦悶中。



〇ムハマド(ムハマド・ハシム)(※、23歳(本人は知らず、そう聞かされている))


 ルシアの世話人。お茶いれの天才。話し好きで意外に弓の天才。

 髪も瞳も黒、肌は茶。イメージはベトナムかタイ人とイラク人の中間。性格は素朴で温厚。男女問わず老人受けがいい。世渡りと物語りが上手い。身長170cm、体重54kg。



〇ファーレンフィスト(ゴルディウス=ジニアス=ファ-レンフィスト)(※、30歳)


 帝国遠征軍の将軍。国での地位はいち少将。侯爵であり、元大将軍である宰相の息子。ナーガにとって生涯二人目の友人であり、ファルシオン帝国において唯一の友人である。

 髪は短髪の紅金色。目の色は紺。肌は白。イメージはローマ貴族でドイツ軍人。性格は質実剛健で質素倹約。内面が熱い男。でも時として非情。軍人の鑑。

 身長182cm、体重75kg。


少しでも楽しんで頂けたら、幸いです。

評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ