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第壱航海  ~戦死~

なんか勢いで書いてしまいました

なるべく優しい目でみてください

正化三十六年

日本とアメリカによる長きに亘った日米安全保障条約の期限が切れ

憲法を改正、自衛隊は国防軍へとその名を変え

中国に対抗するため再び軍備を整える


正化四十二年

尖閣諸島を巡り第二次日中戦争が勃発








俺の名前は片桐広国かたぎり ひろくに

海将として36 DDH 空母鳳翔旗艦の第三航空艦隊司令をしている・・・・・

だが今は・・・



『対艦ミサイル第二派接近!!迎撃ミサイル間に合いません!!

衝撃に備えてください!』


現在我が艦隊は敵陸上基地からのミサイル攻撃に晒されていた

ちっ、偵察部隊の奴らめ!手ェ抜きやがって!!

俺は内心イライラとしつつも冷静に指示を出す


「総員衝撃に備え!!」


そう俺が叫ぶのが速いか

艦に衝撃が走る

艦が傾斜していく・・・

艦の復旧は絶望的だ

どうやらここまでのようか。


「金剛に連絡!

“コレヨリ旗艦ガ囮ニナル。敵ミサイル基地ヲ攻撃セヨ”

それから・・・総員退艦せよ!」

俺はやや声を荒げながら命令を出す



『しかし司令・』

「艦長・・責任を取るのは俺だけでいい。

君は艦を退艦し残存艦艇の指揮をとれ

これは・・・・・・命令である」


俺は艦長の言葉を遮って言い切った


『だけど司令・・・これは何もあなたの責任じゃ・・』

「艦長!!もう一度言う。これは命令だ。

そして例え軍医であろうと艦長であろうとただの見張り員であろうと

パイロットであろうと俺の指揮下でのミスは俺の全責任だ!

責任をとるのは艦長、君ではなく私一人で十分だ」


そう・・俺一人で・・

海上自衛官だったころから何も変われず

先制攻撃の命令すら出せない情けないこの俺だけで。








船員すべての退避を確認したのち俺は艦橋へ戻った。

俺の一番好きな場所だ

ここからなら遠くまで見渡せる

確かに優秀なレーダーは必要だが

すべて機械を通せばいいとは俺には思えない

そんな俺は戦闘中はいつもここだった。




そんなことを考えていると艦に再び衝撃が走った

敵潜の雷撃か・・・


艦は大きく揺れ傾きが増した


沈むか・・・・




そして空母鳳翔は戦闘開始、約2時間後撃沈した












片桐広国は日本国防軍初の将官の戦死者となった

用語&艦船・武器解説 PART1


36 DDH 空母鳳翔


建造時


基準排水量:50,000 t

全幅    :37.4 m

全長    :306 m

速力    :最大34ノット


日本初の大型正規空母。正化三十六年に建造開始。

命名の由来は日本初の正規空母鳳翔から

ほぼ作者の遊び心です


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