もし、何でもアリの世界だったら_
良く、主人公の気持ちになって読んでみてください。
ーもし、何でもアリの世界だったらー
毎日同じ時間にご飯を食べ、同じ時間にテレビを見て、同じ時間に学校が始まって、同じ時間に学校が終わって、同じ時間に帰って、同じ時間に寝て、起きて、また同じ時間に寝て_。
良く考えると、同じ事が沢山ある。僕はこんな毎日、つまらないと思う。ゲームの種類は少ないし、ご飯もほとんど同じなんだ。お金持ちの世界と僕たち、平凡者の世界は違う。お金持ちの世界の毎日は、毎日が新しい。毎日違う、特別な事が起きる。
「今日は○○さんちでパーティーよ。」「今日は早く起きて、ベティちゃんのお散歩に行きましょう。」「今日はバイオリンのレッスンですよ。」
ほら、毎日が新しい。それに比べて僕たちの毎日は、
「ピピピピピピピピ…。」→「もう朝かぁ…。」「えぇっ?今日もパン〜?」「ゴチャゴチャ言ってないで早く食べて8時には家をでなさいね!」「……あぁーい。」
ほんとつまらない。毎日ママに怒られて、パパにだって、お姉ちゃんにだって怒られる。僕には好きなアーティストもいないし、当然、好きな歌だってない。ママはエグザ○ル、パパは少女○代、お姉ちゃんは東方○起。別に良いなって思わないけど。
ー性格ー
僕って、そんなに性格悪い?って、毎日友達に聞いている。男子のみんなは、「別にぃ〜?」って言うけど、女子は、「うん。自分で言うなら悪いんじゃない?」ほら、同じ言葉が返ってくる。
次からは、絶対違う答えを言わせてやると思った僕。誓った僕。決めた僕。
__
「僕って、そんなに性格悪いかな?」「別に?しつこいよ。」「うん。しつこい。」
違う言葉が返ってきた。女子はどうだろう_。
「ふーん。」
たったの二文字?!僕はカチンッ!ときて、
「なんだよ!聞いてるんだけど」
「しつこい。何で毎日同じ事しか出来ないの?変えようとしないワケ?」
なんだよ。みんな、つまらない日々を送って、言い返して、馬鹿みたいに怒ってさ。ホント、みんな子供だなぁ。未熟だなぁ。
ー馬鹿ー
「馬鹿はお前だ!」毎日、女子に言われる言葉。
やっぱり同じ。毎日が同じ。
「馬鹿じゃないの?」「馬鹿はお前だ。」だったらカバって言えよ。
「カバ?馬鹿じゃないの?」「カバはお前だ!」決める所を間違えてしまった。
「プッッッ…ププププププププ…ッッ……ウケるぅッッッッ!!ギャハハハハハハハハ(*`艸´)ウシシシ」
あれ…?いつもと違う…?でもちょっと憎たらしい。
「…憎たらしいな!わらってんじゃねーよ!」
「は?笑ってあげてるんじゃん?(*`艸´)ウシシシ」
「全然嬉しくないんですけど。」
「喜ばすためにやってないしー♪」
「じゃあ、何が楽しいんだよ!」
「別にぃ〜?楽しくなんてないしぃ〜(*`艸´)ウシシシ」
「笑ってるぞ!シワ、出来てるからな。」
「ピタッッ…。シワ…?語原の使い方間違ってますよぉ〜?(*`艸´)ウシシシ」
ー女子の恐ろしさー
「おぉ〜い、中野〜〜、お茶飲む〜?」
「うん、ありがとぉーーー♪投げてぇぇぇぇぇ!」
「hey!pas!」
「それは私の台詞(笑)」
「(笑)(笑)(笑)」
僕も負けないし。
「ねぇ、中野、お前…、シワすっごぉいwww」
「…そ…そぉ?」
「うん。定年迎えてるおばさんよりすげぇぞぉwww」
「…へ…へぇ…、そんなシワ、覚えないなぁ…。」
やば、顔引きつってる…。でもさ…、男だ!責めよう
・・・・
「(笑)もうさ、モンスターだよなっwww」
ブチッッッ…「…は?何がモンスター?てめぇに言われたくないんですケド。この禿。クソ。あ、もうう○こでいいわ。みんなぁぁぁぁぁぁぁぁ!今日から原田は、”う○こ”だよーーーーーーーーーーーーー!祝☆改名」
女子って凄まじい。恐ろしい。怖い。
ー何でもアリー
「今から、何でもアリゲームを始めます。」
「今から何でも好きな事していいいよー。あ、でも、暴力だけはNGねー。」
「なぁんだ。つまんねぇ。教頭の禿、毟ってやろうと思ってたのに。」
「おい、校長室でお菓子食ぉぅぜぃ。」
「おう。上等だぜ。」
「上等…?使い方、間違ってるよな。明らか。ま、いいけどさ。」
なんだろう。お菓子学校で食ってもつまんねぇし、女子を触ってもつまんねぇし(本心、ちょっと柔らかい感触だった)、担任のバッグ鯉の池に落としてもつまんねぇ。なぁんだ。大体がつまんねぇじゃねぇか。
そっか。毎日、急に変わることが楽しいんだ。嬉しいんだ。面白いんだ。当然なんだ。
僕は大きく勘違いしていた。何も出来ない世界だからこそ、出来る事、倍、嬉しい事、楽しい事、悲しい事、面白いことがあるんだってね。
どうでしたか?感想、お待ちしております^^