~第五話~
不安が空気を飲み込んだ。
サオリ「きっと大丈夫だよ」
サイウス「そうだよ。サオリの言うとうりさ」
ヒビキ「ありがとう。そういえばここってどこなんだ?」
サイウス「パラレルワールドさ」
驚いた二人は腰を抜かしてしまった。
ヒビキ・サオリ「えっ・・・・・・」
二人はそのまま黙ったままだった。
そのとき、ヒビキが大きな光に包まれた。
ヒビキ「うわっ・・・・・」
?「力がほしいか?仲間を助ける力が」
ヒビキは迷うことなく答えた。
ヒビキ「ああ」
?「だが、その力がほしければあるものを捨てなければならない」
ヒビキ「あるものってなんだよ」
・・・・・・・・・・・・・・・
?「それは、諦めることを捨てなさい。いつまでも諦めない心があなたを強くするでしょう」
ヒビキ「さっきは心の中で諦めてた。でも、つぎは・・・・・」
そう思った瞬間光は消えてった。
サオリ・サイウス「ねえ、ねえってば」
ヒビキ「うーん」
ヒビキの右手にはあるものが握られていた。
ヒビキ「これは」
サイウスが目を丸くして驚いた。
サイウス「これは、このパラレルワールドに昔、ある巨大な権力を持ったやつらがみんなを苦しめていた。そいつらをやっつけて、このパラレルワールド救って違う世界に帰ったという人が持っていたといわれる[ディザイサー]でもなんで兄ちゃんが?」
ヒビキ「俺にもよくわかんねぇけど、俺達を送り込んできたやつに力をもらった。あいつを倒す力を。でも、それには諦めないことが大切らしい」
サオリ「へぇ、だったらとっちめてやろうよ。あいつを」
ヒビキ・サイウス「OK!あいつに今度こそ勝ってやる」
みんなの心がひとつになった瞬間だった。
次こそ勝てるか?諦める心を忘れるな!!




