~第四話~
サイウスVSクルセリオス果たしてどちらが勝つのか?
そのとき、サイウスに大いなる力が宿った。
クルセリオス「おいおい、話は終わったかい?わしはもう待ちくたびれたぞ」
いきなり不意打ちを仕掛けてきた。
サイウス・ヒビキ「ぐはっ」
二人は吹き飛ばされ、ビルに叩きつけられた。
サイウス「やっぱり無理だ。僕には無理なんだよ」
パァン・・・ヒビキがサイウスにビンタをおくった。
サイウス「なにすん・・だ・・よ?」
ヒビキの頬には涙が流れていた。
サイウス「なに泣いてんだよ。痛かったか」
ヒビキ「痛かった。けどもっと痛いものがここにある。俺は無力なんだって」
・・・・・しばらく沈黙が続いた。けれど、クルセリオスは待ってはくれなかった。
クルセリオス「ハッハッハッ、効いたか効いただろう」
そのとき、バシッ、クルセリオスの手が緩んで、サオリがクルセリオスの手から離れてく。
ヒビキ「あっ」
気付くより先に体が動いていた。そして、そのまま走り出した。
ヒビキ「サイウス退くぞ」
タッ・・・タッ・・・・タッ・・・・・
ヒビキ「どうやら撒いたみたいだ」
サオリ「んっ・・・」
サオリが目を覚ました。
サオリ「ヒビキっ、どうしたのボロボロじゃない」
ヒビキ「ちょっとあってな」
暗い顔をして答えるヒビキ。
・・・・・・・・・・・・沈黙が続く。
サイウス「そうだ!兄ちゃんたちのこと教えてよ」
ヒビキ「またあいつが来るかもしれない。歩きながら話そう」
サオリ「じゃあ、私から。私は、立花サオリ(沙織)、十四歳。これくらいでいいのかな?」
ヒビキ「つぎは俺だ。俺は、尾形ヒビキ(響)、同じく十四歳」
サイウス「最後は、僕。僕は、サイウス、四歳だよ」
ヒビキ「タイガたち大丈夫かな?」
不安が空気を飲み込んだ。
サイウスVSクルセリオス
勝者 クルセリオス
大丈夫か?これからどうなるのか。
お楽しみに\(^^)/