プロローグ
ある日の休日、ヒビキたち一行はキャンプをしに車で一時間半の山に来ようとしていた。
これからどんなに大変なことが起きようとしているのにも知らずに・・・
ガタン、ガタン、ガタン
?「あぁ、めんどくせぇー」
車窓から外を眺めながら言う。 ヒビキ「まあ、そう言うなよタイガ」
タイガ「でも、あいつらなんだってまた、こんなとこにキャンプなんて」
そこにヒビキとタイガの母が助手席から睨んできた。
母「本当っあんたたちはサオリちゃんたちみたいにかわいげがないねぇ」
膨れっ面をしたヒビキとタイガ
ヒビキ「また始まったよ・・・」
タイガ「何でまた母さんは俺たちとサオリ達を比べようとするんだ?」
サオリ「なになに、何話してるの」
サオリが話しに突っ込んできた。いつものパターンだ。
ヒビキ「お前には関係ないの」
タイガ(兄ちゃんまたそれでサオリをあしらう気だ)
サオリ「何よその言い方」
ヒビキ「だから、お前には関係ないの!」
タイガ(やっぱり無理だった・・・少しは学習しろ兄ちゃん、いつもそれで喧嘩になるくせに)
ヒビキ「なんだよ」
サオリ「なによ、やるっていうの?」
ヒビキ「やってやろうじゃねぇか」
ゴトッ、バタン、キキー、ガタン
父「おまえらやめろ」
そのとき母が血相変えて父に言った
母「お父さん前、前」
父「えっ、うわーーーーーーーー」
そのとき激しい衝撃が頭を打ち付けた