指名手配犯と怪人の警察官
東京の都心のベンチで呟く
「あひゃ〜半導体の関連株が暴落してるし…売りに出すかホールドするか…」
「おいっ!あんた!何スマホに夢中になってんだ!!早く逃げろ!!怪人が暴れてるぞ!」
「んあ?」
俺はそう忠告され何が起きたのかと人々が逃げて行っている場に目線をむけ、そこには5mもの大きさの岩男と武装した人の集団がおり、見た瞬間ベンチの隅に身を隠した
「オメェら!!近場の店とATMからあらかた金を盗むぞ!!」
まじかよ…最近ニュースでよく出てる犯罪者集団じゃねぇかよ…早く警察来てくれ!!
そして不運な事にスマホのメッセージ通知が鳴り響く
「ん?…誰だ?」
岩男がベンチを叩き潰し俺があらわになる
「ひぃゃっ!流石に今のはちょっと漏らしたぞ」
「何言ってんだお前」
その言葉と共に岩男は俺を片手で掴む
「丁度良い人質だなぁ…この女で身代金でも絞るか」
俺は男なのだが!?確かに声高くて身長が低いけども!!
そして俺は軽トラに手足と口を縛られ気を失い誘拐されたのだった
「おい!起きろ!」
肩を軽く揺すられ目を覚ます。目の前には警官が居た。
「警察さん!!救出に来たんですか!?」
「ん〜あ〜…」
なんか歯切れが悪いな
「希望を折るようで悪いが俺も捕まっててな…」
まじすか。コンクリートで囲われた密室でドアが施錠されてて壁の1か所が鉄格子の窓なってて俺と警官しか居ないから薄々思ってるけども!!
「私はまぁ対怪人テロ対策課の平沢 勉だ。貴方の名前を教えてくれるか?」
急に自己紹介?変な奴だな。
「自分は上原羽響です」
「沖縄出身の人?」
「あー…えぇまぁそんなとこです。幼少期に関東に引っ越したんで記憶はないですけど」
「まぁ羽響さんに此処から一緒出る為に手伝って欲しいことがあるが聞いてくれるか?」
「此処から出る?待てば警察の応援は来るんじゃないの?」
「それは来ない。」
何故だ。普通民間人と警官が人質に取られてて警察は取り返しに動くはずだろう。
「まぁ理由を話そう。分かりやすく言えば私は怪人だからだ。」
そう聞き、俺は少し身構えた。
「大丈夫だ。大丈夫。何もしない。仮にも警官だし秩序の側の人間だよ。
人間には絶対に力を行使しないし力を行使するのは相手が怪人の時だけだ。」
「そうですか」
「平たく言えば上は怪人である俺の為に態々応援を呼ばないし、君自体全国指名手配犯だからね。
政府機関をハッキングして機密文書をばら撒いた内乱罪で手配中のハッカー君。
未だに情報が出てるのは声だけとか言う凄い人。」
うげっ…バレてるのかよ。
「取引をしよう。羽響さん。貴方が僕の脱出を手伝ってくれたら私は君を見なかった事にする。」
「ほんとか?」
「あぁほんとさ。」
信用ならねぇ…ここで協力して脱出できたとしてもどうせ警察に捕まえられるのがオチだ。
「信用してくれないみたいだね。」
「いつでも信用を反故に出来るからな。」
「私の事情的に貴方を警察に渡すのは惜しいからそもそも私は警察に渡すつもりは微塵もない!」
「警察に属してるのに警察に渡すつもりはない?国の犬が飼い主にワンワンてか?」
「私は怪人だぞ!!差別をする日本政府や警察が好きな訳ないだろう!!この国は腐ってる!!だから怪人の手で政府を壊して怪人と人間が平等の世界を作らねばいけない!!この組織を潰す為に潜入してるだけに過ぎない!!」
「お、おう…」
こいつ…目がマジだな…ここは信用せざる負えないか…
「ま、まぁ分かった。何をすればいい?」
「スマホとそのケーブル類は持ってるか?」
「あぁある。何すれば良い?」
「私の腰の部分に付いている抑制装置とスマホをUSBで繋げて抑制装置を無効化してほしい」
「抑制装置の仕組みは知らんがセキュリティに侵入して中身を壊せばいいか?」
「それは辞めてくれ。抑制装置は下手に故障でもしたら脊髄を破壊して脳死状態になる。
怪人と言えど中身はデーモンジーン遺伝子が出てるか出てないかの違いでしかないから」
「うまく無効化しろと?」
「あぁ」
スマホで無効化なんてありえねぇぐらいの無茶振りだな。パソコンは用意させてくれよ。
しかも未知の機械だしどう突破するか分からねぇ…ミスったらこいつ死ぬんだろ…?人殺しにはなりたくねぇ…
「繋がったか?」
「あぁ」
接続した感じこの制御装置はLinuxで動いてるな…泥端末経由からどうにかしてカーネル権限のアクセスを手に入れれば良いが。
ver.が古い昔のLinux使ってるな…確かこのバージョンのLinuxは泥端末経由でルート権限奪取出来るはずだな…
よしいけたぁ!
「よし!」
「いけたか?」
「んや。アンドロイドを使ってた制御装置のルート権限を盗めたとこ」
「つまり?」
「制御装置の入り口がようやく開けたところだよ」
「出来そう?」
「集中してるから話しかけないでくれ。」
「わ、分かった。」
5分後…
「ここをこうしてこうすりゃ♪」
ピッと言う音が鳴る。
「よし制御装置を解除したぞ!」
「ありがとう。これで力を出せるぞ…」
そう言った平沢の腕は赤色に淡く光出して高温に熱されて空気が揺れていた。
初投稿なんで至らないですがちょっとずつ更新していきます。20話ぐらいまでの完結を目指していきます。




