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13章(獄中編)「処刑」

 13章(獄中編)「処刑」





 美菜は目の前の男が放った言葉に驚愕した。

○○○○って…そんなこと…できるわけないやんか…


 「結論は出さなくていいよ、どっちみちそうなるんだから。」

 どういうこと…?

…まさか。

 「察したようだねー、そうさ。そのとおりなんだよ」

…美菜は少しうつむいて…

小さく、笑った。

 その時、処刑場のドアが勢いよく、又は乱暴に開けられた。

龍一達が美菜を助けにやってきたのだ。

けれども美菜は…

 「あーあ、いいとこだったのになぁ~」

 「何がだ!」

 「まぁ、そんなに力まなくていいじゃないか、ほぉら…武器はそこにあるから、とっちゃえばいいよ。」

 …?


龍一は何か変だと思いながら武器を手にとった。

美菜の刀も取って、自分の銃も取る。

みんな手には武器を持っている。

黒灰だけはないのだけれど。



 「で、どうするんだい?」

 「わかってんじゃないのか? もちろん、こうするのさ。」


クロは余裕の表情。それどころか、口から笑みがこぼれている。

明らかに笑っている。嗤っている。

楽しんでいる。愉しんでいる。

 龍一は美菜の刀を右手で持ち、バルンを左手で。

そして襲い掛かった…

のだが…

 あれ、宙を飛んでる。

空に舞う龍一。周りはみんな唖然。


 「あーらら、やめといたほうがいいよ~って言う前に突っ込んじゃうんだからー。」

クスクス。

嗤う。

地面にたたきつけられる。

 「まぁ、悪いことは言わないからさぁ…飛んどきな。」


その瞬間石が光る。

飛び、部屋から追い出される一同。

部屋には鍵が閉められる。


 「美菜!!」

部屋に戻ろうとする龍一。

 「待て!」

制止する黒灰。

 「何故ですか!?」

 「今のを見ただろう、とてもかなう相手ではなさそうだ。ここで突っ込んで、全滅したら元も子もないだろう? 俺達だけでも逃げるんだ。」

 「…でも…」

 「この人の言うことが正しい。先輩、行きますよ。」

 「そっすよ、この人が正しいっす。」

 「龍一君、行きましょう?」

 「嫌だ…嫌だ嫌だ嫌だ!!」

 「龍一!!」

 「…!」

 「大人の言うことは、聞くものだ。」

黒灰は無理やり龍一を連れて走る。

処刑場からは出口が近い。

ここからはだれにも見つからないだろう。

それに、あいつの言い方からすると俺らは逃げていいようだ。

黒灰は考える。

 「やめろ! 離せ! 俺は残る! 残って、あいつをぶっ殺す!!」

 「…」

 「あぁあああああぁぁぁっぁああああああぁぁああああああああ!」

 叫ぶ。叫ぶ。叫ぶ。叫ぶ。

残る残る残る嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ俺も死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ死ぬ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ嫌だ…


 明るみに出て、すぐに飛行機に乗る。

そして…一同は、イタリアへと。飛んだ。

一人残し去って。


 ―――同時刻・処刑場―――

 「心は決めたかい…? まぁ、その調子じゃぁ…言うまでもないか。」

 「…心なら、とっくに決めとるわ。あはは…あっはっはっははははは!!」

 響く高笑い。

空港の龍一達には聞こえるわけもなく。

ただ、その部屋中に鳴り響くだけ。

暗く、寒い部屋。

そこに二人。

一人は…心を…





遅くなりました。スランプ、まだ続いてるみたいで…


えっと、次からイタリアに行きますよ

美菜、どうなったんでしょうね



予告的なことをしとくと、

龍一は、やさぐれ?

ます。


そして、羅衣の登場回数が増えます。

鴨もね



では、感想くれるとうれしいです

活動報告でも、ここの感想欄でも


こちらのブログでもいいんで

感想お待ちしてます


http://playlog.jp/gzza/blog/

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