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神様WEB!山のふもとの一軒家に住む俺と、俺のネットショップに棲む神様の冒険と日常  作者: かざみはら まなか


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24/80

24.卒業式には、まだ早いけど、大学近くのワンルームの解約が決定。勝手に荷物を処分されないように、取りに行こう。

神様と手を取り合うことは、できないから、画面越しに、俺の拳と神様の拳をそっと合わせる。


「最強が誕生!」


「最強か。小童の好きな言葉だ。」

と神様。


俺が、機嫌よくなっていると。


滅多にならないスマホが、振動した。


メッセージがきている。

父さんからだ。


母さんからは、ほぼ、連絡が来ない。


父さんからは、ときどき、小学校で連絡帳に書いていたようなメッセージが来る。


「部屋を解約する。」


大学近くのワンルームの賃貸契約は、大学在学中のみで、卒業と共に解約する。


父さんと母さんと不動産屋で賃貸契約をするときに、父さんから聞かされている。


卒業後の住まいは、自分で用意するように、と。


まだ、卒業式まで、間があるんだけど。


俺は、卒業式に出ないと思われているのかな?


山のふもとの我が家からは、始発に乗っても、間に合わないと思う。


前日泊のお金は、父さんと母さんに出してもらおう。


俺は、商売を始めて、お金の稼ぐことの大変さを実感した。

俺は、父さん母さん相手でも、金勘定は、あいまいにしない。


ワンルームを解約したら、いよいよ、父さんと母さんとの縁が、切れるんだ。


父さんには、新しい奥さんがいる。

俺の大学在学中に、父さんは再婚した。

父さんと奥さんとの間に子どもがいるのかどうか、俺は知らない。


父さんは、俺には、俺に関する事務連絡以外、伝えてこない。


俺も、父さんに、奥さんとの家庭について、聞くことはない。


俺は、父さんが、息子の俺より大事にしている、父さんの家族の話を、父さんの口から聞きたくない。


母さんは、俺が高三のときに、既に、次の夫との子どもを妊娠していたんだと思う。


俺が高校を卒業する前に、父さんと母さんの離婚は成立していたのかも。


父さんも母さんも、俺と話そうとはしてくれなかったから、父さんと母さんの離婚については、何も聞けないまま、四年。


今さら、父さんと母さんに聞くことは、多分、ない。


俺の中にあった、父さんと母さんに期待する気持ちが、しぼんだから。


なくなってはいないけど。


俺は、神様と生きていくんだ。


俺は、解約前に、ワンルームに残した荷物の整理をしにいくことにした。


生活に必要なものは、山のふもとの我が家に移したけれど、すぐに使わないものは、ワンルームに残している。


解約前に、俺が必要な荷物を持ち出しておかないと。


前の家を処分するとき。

俺は、事前に何も知らされていなくて、引っ越し準備は一切していなかった。


ワンルームに入居した日。


父さんと母さんは、父さんと母さんが、俺に必要だと判断したものだけを、ビニール袋に詰めてきて、ビニール袋を部屋の中に置いて帰った。


卒業証書とか、検定の合格証とか、銀行通帳とか。


そのときに気に入っていたグッズ、服や靴は入っていなかった。


家に取りに行く、と連絡したら、家も荷物も処分したから、もうない、と言われたんだ。


俺のお小遣いや、お年玉で買ったものもあった!

と主張したら。


元は、親の金、と言われて、俺は、何も言い返せなかった。


ワンルームにあるのは、バイト代で買ったもの。


親の金、とは、もう言われないと思う。


でも、言われっぱなしは、悔しい。


解約の立ち会いで、俺の荷物は、何もないよ、と言ってやるんだ。

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