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第八十話 責任感

俺達はエリザに連れられて生徒会長室へ通された。

生徒会長室はいかにもの雰囲気で落ち着かない。

何だかこれから尋問されるような気がしていた。


「そちらに腰を下ろしていてください」

「ああ」

「このイス、フカフカ」

「アン。それは椅子じゃなくてソファーって言うんだ」

「そふぁー?」


俺が指摘するとアンは小首を傾げて不思議そうな顔をする。


ソファーのある家に住んでいなかったからわからないのだろう。

俺だってはじめてソファーを見たぐらいだ。


俺も試しにソファーに腰を下ろすとお尻が沈み込んだ。


「すげーっ」

「でしょ。フカフカだね」

「このソファー、欲しいな」

「それはセントヴィルテール女学院の備品ですから、差し上げることはできません」

「わかってるよ。試しに言ってみただけだ」


冗談をわからないのかエリザは顔色ひとつ変えることなく断りを入れる。


だけど、段ボールハウスにソファーがあったら毎日の生活が楽しくなるだろう。

きっとソファーを巡ってアンと取り合いになるはすだ。

もしかしたらナコルねぇも元気になるかもしれない。


「ナコルねぇ、こんな豪華な学校に通っていたんだな」

「わたしもこのがっこうにかよいたい」

「そのためには試験に合格しないといけません」

「試験なんて面倒臭そうだな」

「それが決まりですから例外は認められません」


エリザは淡々と現実の厳しさを俺達に示す。


学校なんだから試験があってあたり前だけれど入学する時も試験があるだなんて大変だ。

生まれてこのかた試験なんて受けたことがないから、どのようなものなのか想像もつかない。

きっとエリザのような頭のよさそうな人間でないとクリアできないのだろう。


「でもさ。ナコルねぇがこのがっこうにかよっていたのならしけんにごうかくしたんだね」

「意外とナコルねぇは頭がいいのかもしれないな」

「さほど難しい試験ではないですから、しっかりと勉強していれば合格できます」

「べんきょうかぁ。わたししたことがない」

「俺もだ」


俺達は親がロクでもなかったから学校には通えなかった。

同級生がカバンを持って学校に行く姿を見ると悔しさを覚えた。

だから、通学の時間帯は家に籠って外を見ないようにしていた。

そうすれば嫌な思いもしなくていいし、悔しくもないのだ。

だけど、家にいれば父親に暴力を振るわれたりしていた。

俺なんかはとくにアンを庇っていたから生傷が絶えなかった。

あの頃の生活はまさに地獄そのもので戻りたくもない。


「あなた方は思っているよりも苦労をされて来たのですね」

「でも、俺達は自分達を惨めだなんて思ったことはない。そんなことを認めれば本当に惨めになるからな」

「学はなくても生きるための知恵は持っている訳ですか」

「褒めたって何もやらないぞ」

「そんなことは期待していません」


エリザと話しているとまるでロボットと会話しているかのようだ。

言葉に感情を込めないから淡々としていてまるで機械みたいだ。

きっとマルゲリータといっしょにいるからそうなったのだろう。


「マルゲリータさまが戻るまでこれを召し上がっていてください」

「うわぁ。なにこれ?」

「それはショートケーキです。甘くておいしいスイーツですよ」

「これがショートケーキか。初めて見た」

「おいしそう」


俺達はその日の食にありつけるだけの生活をしていたから贅沢は知らない。

ご馳走を食べたこともなければ甘いスイーツを食べたこともないのだ。


ショートケーキは真っ白なクリームで覆われていて真っ赤なイチゴが乗っている。

その赤と白のコントラストはキレイで目を楽しませてくれる。

イチゴにかかっている粉砂糖が雪のように見えた。


「ご覧になっていないで召し上がってください」

「いただきまーす」

「おい、アン。食べちゃダメだ」

「なんで?」

「きっとこれは罠なんだ。俺達を買収するためにあえてショートケーキを出したんだ」


タダでショートケーキを食べさせてくれるなんてことはない。

ボランティアの炊き出しとは違うから何か裏があるはずだ。

きっと俺達を買収して言うことを聞かせようとしているのだろう。


「面白いことを言うのですね。しかし、これはただのおもてなしです」

「おもてなし?」


エリザが難しい言葉を呟いたので俺もアンも不思議そうな顔を浮かべる。


「おもてなしがわからないようですね。簡単に言うと歓迎しているのですわ」

「かんげい?」

「もっとわかりやすく言ってくれよ」


エリザは俺達にもわかりやすいように言ったのだか俺達にはわからない。

”歓迎”がどう言うことを指しているのか待ったく理解できないでいた。


「歓迎を簡単に言うとあなた方に喜んでほしいのです」

「そうなのか~ぁ。アンはうれしいよ」

「やっぱり裏があるんだな」


俺達に喜んでもらいたいからショートケーキを出すなんて企みがあるはずだ。

でなければ初対面の人間に喜んでもらいたいなんて普通は思わない。


「随分と警戒心が強いのですね。毒は入っていませんから安心してください」

「ねぇ、おにいちゃん。たべていい?」

「ダメだ」

「アン、おなかすいた」

「我慢しろ」


ショートケーキを見つめたままのアンは食べたいと催促して来る。

すでに口元は緩んで涎が垂れそうなしまりのない顔をしている。

その姿はエサを目の前にして待てと言われている犬のようだ。


グー。


不意に力を抜いたらお腹が鳴った。


「おにいちゃんもたべたいんでしょ」

「べ、別に俺は食べたくなんてないよ」

「おなかがなったじゃん」

「これはおならだ」

「おなかからおならがでるの?」

「そう言う時もあるんだ」


しつこく尋ねて来るアンを丸め込むように俺は嘘をついた。


「食べないのでしたらショートケーキは片づけますよ」

「ダメーッ。アンはたべる」

「おい、アン。勝手に食べるんじゃねぇ」


俺の制止を振り切ってアンは手づかみでショートケーキをほおばった。


「あまーい」


アンはほっぺを丸くして幸せそうな顔を浮かべる。


「お口にあったようで嬉しいです」

「こんなにあまいたべものはたべたことがない」


アンは次から次へとショートケーキを食べ進める。

あまりにがっついていたので口の周りにクリームがべっとりついていた。


「おにいちゃん、だべないならアンにちょうだい」

「ダメだ。これは俺のだ!」


アンが俺のショートケーキに手をつけようとしたので制止する。

アンがあまりに美味しそうな顔をしていたので俺も食べたくなってしまったのだ。


「遠慮なさらずにお召し上がりになってください」

「じゃあ、食べるぞ」


俺もアンに習って手づかみでショートケーキを取ると口に運んだ。


「うまい」


ショートケーキはフワフワで口に入れただけで溶けて行く。

クリームはほんのり甘くて舌に絡みついて口の中が幸せになる。

スポンジとスポンジに挟まれているイチゴが新鮮で果汁が溢れ出て来た。


「俺、こんなに美味しい食べ物ははじめてだ」

「お気に召したようですね。おかわりはいかがです」

「頼むよ」

「アンも」


俺達は遠慮せずに2つ目のショートケーキを楽しんだ。


「ぷーぅ。うまかった」

「これならいくつでもたべれそう」

「せっかくだし、ナコルねぇのお土産にしよう」

「それではお土産用に用意しますね」


そう言うとエリザはショートケーキを3つ箱に入れて俺に渡した。


「サンキュー。おもてなしっていいもんだな」

「おもてなし、おもてなし」

「満足いただけたようでよかったですわ」


俺達の反応を見てエリザの顔が少しだけほころんだ。


エリザからしたら俺達みたいな人間ははじめて見たのだろう。

おもてなしを喜んでおかわりして、お土産まで催促して来たのだから。


ただ、俺達はエリザのおもてなしにすっかり気分をよくしていた。


すると、そこへマルゲリータが険しい顔をして部屋に入って来た。


「マルゲリータさま。お話は終わられたのですか?」

「理事長に相談して来たわ」


そうマルゲリータが呟くと俺達の方を見て眉尻を上げた。


「あなた方が要求していたことは却下されたわ」

「どう言うことだよ」

「これ以上、問題が広まると学院のイメージが悪くなるわ。ただでさえ、ナコルのイジメ問題があったのにまたイジメ問題が起こるなんて論外よ」

「もみ消そうってのか?」

「そう捉えてもらってもいいわ。学院のイメージを守ることが優先されるの」

「何だよ、学院のイメージだなんて。ナコルねぇとどっちが大切なんだよ」


マルゲリータは学院のイメージを優先させてきっぱりと断言する。

ナコルねぇのことよりも学院のイメージだなんてあまりに酷すぎる。

学院の代わりはいくらでもあるけど、ナコルねぇの代わりはいないのだ。


「これは決定事項なの。覆ることはないわ」

「お前らは血も涙もない人間だな。ナコルねぇが死んだって涙も流さないのだろう」

「ナコルへすでに学院を退学になったのだから私達には関係ないわ」

「ちぃ。何だよそれ」


確かにナコルねぇは学院を退学になったのだろうけど切り捨てるだなんて非情だ。

退学になる前まではいっしょに学んでいたのにも関わらずなかったことにできるなんて。

これじゃあナコルねぇがあまりに可哀想過ぎる。


「わかったのならとっとと学院から出て行きなさい」

「俺は諦めないぞ。ルイミンに謝らせるまでは一歩も引かない」

「あなたがどんなに頑張ったところで状況は変わらないの。理事長命令は絶対よ」

「なら、理事長を出せよ。俺がぶん殴ってやる」


俺はマルゲリータに食らいつかんばかりの勢いで言い放つ。

しかし、マルゲリータは臆することはく真っすぐに俺を見つめていた。


「話は終わりよ。エリザ」

「かしこまりました。それではみなさん、玄関までお見送り致します」

「話はまだ終わっていないぞ」

「おにいちゃん」


アンはこの状況を見て不安げな顔を浮かべる。

この場の空気がただならぬ雰囲気に包まれていたからだ。

俺の勢いだけ見たらマルゲリータを刺してしまいそうだ。


エリザは俺の腕を掴むとグイッと曲げて動けないようにした。


「おい、放せよ」

「ダメです。マルゲリータさまの前で粗相はなさらないでください」

「さっきまでの歓迎ぶりは何だったんだよ」

「さっきはさっき。今は今です」


こうも簡単に態度を使い分けられるなんてエリザはすごい。

それはエリザにとってマルゲリータが絶対だからなのだろう。


「お土産は持って行ってくださいね」

「あ、ありがと……」


俺を拘束しているのにアンにお土産を持たせるなんてどんな感情だ。

あまりの器用さに恐怖すら感じた。


俺は抵抗できることなく学院の玄関まで連れて行かれた。


「それではごきげんよう」

「ちくしょう。俺は諦めないからな」

「おにいちゃん……」


このまま尻尾を巻いて帰るのは癪に障ったが仕方ない。

ここで暴れ回っても警察沙汰になるだけの話しだ。

悔しいけれど今日のところは帰るしかなかった。


「アン。出直すぞ」

「うん……」


アンの持っていたケーキの箱を投げ捨てようとしたがもったいないので止めておいた。

せっかくもらったのだし、ショートケーキには罪がないのだ。

それにナコルねぇのところへ持って行けば喜んでくれるかもしれない。


そんな淡い期待を抱きながら俺達は学院の校門を通り抜けた。


「ちょっと待ってください」

「ん?」

「あなた方はナコルさんの知り合いですか?」

「だったら何なんだよ」

「ちょっとお話があるんです」


そう言って声をかけて来たのはピンク色のツインテールの小柄な女子だった。

俺は警戒したがその女子から敵意を感じなかったので信用することにした。


「で、話って何だよ」

「ナコルさんがセントヴィルテール女学院の生徒達に笑いものにされたって本当ですか?」

「本当だよ。あいつらナコルねぇのことを馬鹿にして笑いものにしたんだ」

「噂は本当だったんですね」


俺から話を聞くとピンク色のツインテールの小柄な女子は悲しげな表情を浮かべた。


「噂って何だよ?」

「一部の生徒達の間に広まっているのですが、ナコルさんが笑える路上ライブをしているってことです。笑えるからみんなも見に行くといいよと噂されています」

「そんな噂を広めているのはあいつだな」

「あいつとは?」

「ルイミンだよ。あいつがナコルねぇのことを笑いものにして馬鹿にしたんだ」

「ルイミンさんがそんなことを……」


ルイミンのことを知っているのかピンク色のツインテールの小柄な女子は”ルイミン”と言う言葉に過敏に反応する。


「ナコルねぇ、みんなに馬鹿にされたから心が折れちゃって家に引きこもるようになったんだ。ご飯も食べないし、眠りもしないし、今じゃミイラのようになっているよ」

「ナコルさん……」

「お前、ルイミンのことを知っているならあいつを連れて来てくれ」

「何をするのですか?」

「謝らせるんだ。あいつがナコルねぇに謝ればナコルねぇも元気になるかもしれない」


それだけでナコルねぇが元気にならないかもしれないがそれはさせたい。

でなければ、ナコルねぇがあまりに可哀想過ぎるからだ。


ナコルねぇはお金を稼ぐために路上ライブをしていただけなのにみんなから笑いものにされるなんてあんまりだ。

ナコルねぇがどんな悪いことをしたと言うのか。

ルイミンの口ぶりではナコルねぇが以前、イジメをしていたと言っていたが本当か嘘かわからない。

俺達の前で見せているナコルねぇの姿を見ればとても優しいお姉ちゃんなのだ。


「ルイミンさんがそんなことをしたのは私のせいかもしれません」

「どう言う意味だよ?」

「ルイミンさんは私のことをとても応援してくれたのにナコルさんとお友達になったからです」

「何でそんなことでルイミンがナコルねぇを恨むんだよ」

「恐らく嫉妬でしょう。ルイミンさんは一途な人ですから焼きもちを焼いたのかもしれません」

「そんなくだらないことでナコルねぇを笑いものにしたのか。許せねぇ」


嫉妬は人間が持っている感情の中で一番厄介で恐ろしいものだ。

ふいに嫉妬の炎が燃えはじめたらフラッシュオーバーのように一瞬で広がってしまう。

ニュースやなんかで聞いた話では嫉妬で人を殺してしまって人もいるくらいなのだ。


だから、ルイミンもナコルねぇに嫉妬してナコルねぇを笑いものしたのだろう。


「本当にごめんなさい。これもそれもみんな私のせいなんです」

「お前に謝られても仕方ないよ。悪いのはルイミンなんだからな」

「お願いがあります。ナコルさんに会せてもらえませんか?」

「ナコルねぇに会って何をするんだよ」

「心から謝罪をしたいと思っています。こんなことぐらいで許されることではないとわかっていますが謝らずにはいられません」

「別にいいけどナコルねぇの耳には届かないと思うぞ」


今のナコルねぇは生きるミイラ状態だから誰が話しかけても反応しない。

心を通わせている俺達が話しかけてもそうなのだから他の人間の言葉は届かない。

きっとナコルねぇは自分を取り戻せずに闇に沈んで行くのだろう。


「それでもいいんです。私にできるのはそれぐらいですから」

「そこまで言うならナコルねぇに会わせてやるよ。その代り、ルイミンが広めている噂を何とかしてもらいたい」

「交換条件ですか」

「噂が広まれば広まるほどナコルねぇは傷つくんだ。俺はそんなナコルねぇの姿を見たくない」

「……わかりました」

「約束だからな」


俺はピンク色のツインテールの小柄な女子と約束して要求を飲んだ。

このピンク色のツインテールの小柄な女子にどんな力があるのかわからないけれど何もしないよりマシだ。

もしかしたら俺が想像している以上に影響力を持っているかもしれないのだから。


「お名前を聞かせてくれませんか?」

「俺はサムだ。こっちは妹のアン。ナコルねぇは血が繋がっていないけど俺達の大切な家族だ」

「家族ですか。いいですね」

「お前はなんて言うんだ?」

「私はリリナです」

「リリナ?どこかで聞いたことのある名前だな」


リリナの名前を聞いた時に頭の片隅からおぼろげな記憶が顔を出す。

ただ、それはぼんやりとしていてはっきりとはわからないほど曖昧だ。

だけど、確かにどこかで”リリナ”と言う言葉は聞いたことがある。


「まあ、いいや。それじゃあ家まで案内するよ」

「お願いします」


と言うことで俺はリリナを連れて段ボールハウスへ戻った。


「その箱は何ですか?」

「これ?」

「はい」

「このなかにはとっておきのショートケーキがはいっているのよ」

「ショートケーキですか」

「あげないよ」


リリナはアンが大事そうに抱えていたショートケーキの箱に興味を持つ。

すると、アンはショートケーキの箱を隠してリリナに盗られないようにした。


「私もお土産を用意して行った方がいいかもしれませんね」

「おみやげ?」

「はい。ナコルさんが喜びそうなものです」

「ナコルねぇはショートケーキだとおもうよ」

「それはアンが食べたいだけだろう」

「だってショートケーキおいしんだもん」


生徒会長室でショートケーキを2つ食べたのにまだ満足していないようだ。

確かにほっぺたが落ちるほど美味しかったけれど3つは食べ過ぎだ。

そのうちアンはアリンコのような姿になってしまうかもしれない。


「なら、私はシュークリームを買って来ます」

「シュークリーム?」

「クリームがたっぷり入ったフワフワのスイーツです」

「アンもたべたい」

「じゃあ、多めに買って来ますね」


そう言ってリリナは近くのスイーツ店に入ってシュークリームを買って来た。


「こんなにもお土産があったらナコルねぇも喜ぶかもな」

「元気になってくれるといいんですけどね」

「アンはげんきだよ」

「はいはい。今はナコルねぇの話をしているんだ」


そんなことを話しながら歩いている間に段ボールハウスまで辿り着いた。


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