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第五十七話 ひと時の安らぎ

翌日、ルイの定期検診が行われた。

王都からやって来たかかりつけ医が診察をする。

1ヶ月に1度検診をして治療薬を置いて行く。


「夜は眠れている?」

「うん。ぐっすり」

「食事はちゃんと摂れているかな?」

「それはちょっと……」


かかりつけ医の質問にルイは暗い表情で俯く。


「このところ食事を残しがちなんです」

「そうですか。お腹の調子の方はどうです?」

「お腹を下している様子はありません」

「なるほど」


ルイのママがルイの様子を伝えるとかかりつけ医はひと唸りする。


「何か心配ごとはあるかな?」

「ないけど……」

「ないけど?」

「ルイ、アイドルになりたいの。アイドルになってみんなを元気にしたいんだ」

「アイドルとは!」


ルイの予想もしていなかった言葉にかかりつけ医もルイのママも目を丸くさせる。

そしてすぐにかかりつけ医はニコリと笑ってルイの夢を肯定した。


「いいじゃないか。アイドルだなんて素敵な夢だよ」

「本当?先生は反対しないの?」

「反対なんてするものか。夢を持てば前向きになれるから大賛成だよ」

「よかった~」


かかりつけ医がルイの夢を認めてくれたことでルイの緊張がほぐれた。


「だから最近、ルイの歌声が聞えて来たのね」

「アイドルになりたいから毎日練習しているんだよ」


ルイは私の教えた通り毎日練習をしている。

嫌な基礎トレーニングにも前向きに取り組んでいる。

けれど、一番好きなのは歌うことで歌の時間は長い。


「だけどあまり無茶はしちゃダメだよ。体を壊したら元もこうもないから」

「大丈夫だよ。お姉ちゃんもいるしちょめ太郎もいるから」

「ちょめ太郎?はじめて聞く名前だね。お友達かな?」

「うん、ルイの大切な友達」


そんなルイ達の声が壁の向こうから聞こえて来る。

私はひとり聞き耳を立てながら認められたことに喜んだ。


「ちょめちょめ」 (なんて良い子なの、ルイは。オイオイ)

「ちょめ太郎。盗み聞きはよくないよ」

「ちょめちょめ」 (だって気になるじゃない。ルイがどんなことを話しているのか)

「心配しなくても大丈夫だよ。ルイの診察をしているだけだから」


ミクはいつものことなので隣の部屋でルイが診察されていても心配しない。

今は机に向かって難しい医療の本を読んでいた。


「ちょめちょめ」 (ルイの病気が悪くなっていたらどうしよう。私のせいだわ)

「ちょめ太郎は心配症だね。このところ食事を残しているだけで何も問題はないよ」

「ちょめちょめ」 (私がルイのMVなんて作るからルイもその気になってしまったんだわ)

「MVがよかったんだよ。ルイも前向きになっているから」


ミクは気にすることはないと言ってくれるが食事を残しているなんて心配だ。

食欲がない時はたいてい体のどこかが調子悪いことが多い。

ましてや部屋に閉じ籠りっきりのルイなら、ちょっとの変化も注意しないといけない。


「ちょめちょめ」 (やっぱりトレーニングメニューが厳しかったのかな)

「返って体を動かす機会ができてよかったよ。横になってばかりじゃ体力がつかないからね」

「ちょめちょめ」 (本当に大丈夫なの?)

「大丈夫だって。お医者さんもそう言うはずだよ」


とりあえずミクの口から大丈夫との言葉を聞いてホッとする。

ミクは誰よりもルイに近いからルイの変化を把握しているのだ。

そのミクが大丈夫だと言うのだからそうなのだろう。


すると、ルイの部屋の扉が開く音が聞えて来た。


「それじゃあ、またね」

「さよなら、先生」

「ちゃんとアイドルになるんだよ」

「うん」


かかりつけ医はルイと別れるとルイのママに連れられて1階へ向かう。

そのタイミングで私も窓から外を眺めてかかりつけ医が帰るのを見送る。


「ルイちゃんの状況は変わりありません。安定期に入っているようですから問題ないでしょう。食事を残してしまうことは少し気になりますが今後の推移を見守ってください」

「わかりました」

「念のため胃腸薬を2週間分処方しておきます。ルイちゃんのお腹の調子が悪い時に飲ませてあげてください」

「ありがとうございます」

「それではまた1ヶ月後にお会いしましょう」

「本当にありがとうございました」


かかりつけ医は外に止めてあった馬車に乗り込むと窓から顔を出した。


「ああ、それと。久しぶりに外出をさせてください。気分転換にもなるので体にはいいでしょう」

「それはよかった。ルイも喜びますわ」

「それでは」


かかりつけ医はそれだけ言うと馬車を走らせて王都へ帰って行った。


「行っちゃったね」

「ちょめちょめ」 (薬をもらっていたようだからルイの状況が芳しくないのかも)

「胃腸薬って言っていたから大したことないよ」

「ちょめちょめ」 (それでも心配だわ。お腹から来る病気もあるし)


まだ6歳のルイが胃がんや胃潰瘍になる可能性は低い。

ただ、病気を患っているので抵抗力は他の人より弱くなっている。

だから、幼いとはいえ合併症には気をつけなければならないのだ。


「それよりも久しぶりに外出許可が出たよ。ルイ、喜ぶわ」

「ちょめちょめ」 (外出って?ルイは外に出ちゃいけないんじゃなかったの)

「大丈夫だよ。庭に出るだけだから」

「ちょめちょめ」 (それって外出って言うの?家からは外に出ているけど)


私からしてみたらただ庭に出るだけだ。

それを外出と言うのだからオーバーだろう。

ただ、家に閉じこもりっきりになっているルイからしたら立派な外出なのだ。


「私、ルイに教えて来るね」


そう言ってミクが部屋を飛び出すとミクのママと鉢合せした。


「あら、ミク。どうしたの?」

「ルイの外出許可が出たんでしょ。だから、ルイに報せに行くの」

「イケない子ね。私と先生の話を盗み聞きしていたの?」

「たまたま聞えて来ただけだよ」

「まあ、そう言うことにしておいてあげるわ」


ミクのママは納得していないようだったが悪い報せではないので怒らない。

それよりもミクと同じでルイに外出許可が下りたことをいち早くルイに伝えたがっていた。


「ルイ、入るよ」

「お姉ちゃん。どうしたの?」

「ルイ。先生が外出していいって」

「本当!」


ミクの報せを聞いてルイは目を丸くして驚きの表情を浮かべる。

久しぶりの外出許可なのでルイ自身、驚いていた。


「その変わり庭までだからね」

「なら、今夜でいい?」

「もちろんいいわよ」

「やったー!」


ママから許可が下りたのでルイはガッツポーズをして喜んだ。


「それじゃあ、ママは夕飯の支度をするから」


そう言い残してママはルイの部屋を出てキッチンへ向かった。


「外出、外出♪」

「ちょめちょめ」 (よっぽど嬉しいのね)

「ルイは滅多に外に出れないからね」

「ちょめちょめ」 (何だか軟禁されているようで不憫だわ)

「仕方ないよ。ルイは病気なんだもの」


ルイはベッドの上で足をバタバタさせながら楽しそうにしている。

どれだけ庭に出ることが楽しいのか聞かなくても伝わって来た。


それから夕飯を食べ終えるとルイの外出の時間になる。

ミクはルイに肩を貸しながら1階まで降りるとルイを車いすに乗せた。

車いすを使わなくても歩けるのだけれど万が一のことを考えてだ。


ミクは車いすを押してスロープを降りて行く。

そして車いすごと外に出ると庭の真ん中で止めた。


「んーっ、気持ちいい」


ルイは両手を空にあげて深呼吸をしながら伸び上がる。


今夜は満月の夜で月明かりが煌々と地上に降り注いでいる。

辺りは蒼白く輝いていて神秘的な雰囲気を作り出していた。


「今夜は満月なんだね。お月さまがキレイ」

「本当。いつもよりもお月さまがキレイだね」

「ちょめちょめ」 (何だか満月を見ていると少し恥ずかしくなるわ)


お月さまが優しく微笑みかけているように見えて恥ずかしいのだ。

もし女神さまがいるとしたら、このお月さまのような表情をするのだろう。


「ねぇ、お姉ちゃん。歩いてもいい?」

「転ばないようにね」


そう言うとルイは静かに立ち上がってゆっくりと歩き出す。


このところ基礎トレーニングをしていたからなのか安定している。

以前のルイだったらミクの肩を借りなければ歩けなかったはずだ。

私の課した基礎トレーニングもルイの役に立っていることを実感した。


「気持ちいい。これならここでMVの撮影もできるね」

「ちょめちょめ」 (それはいいアイデアね。夜のシーンは予定していないけれど新たな切り口としてはアリだ。別の機会で使うかもしれないから撮影しておこう)


私は急いでミクの部屋に戻ってビデオカメラを持って来た。


「ルイを撮影するの?」

「ちょめちょめ」 (せっかくの機会だからね)

「なら、ルイに伝えて来る」

「ちょめちょめ」 (ちょっと待って。自然な表情を撮りたいからルイには内緒にしておいて)


こんなに生き生きとしたルイの表情を撮影するなら自然なままの方がいい。

下手にルイに伝えてしまうと演技をしようとしてしまうから不自然になってしまう。

だから、こっそりと隠し撮りをしながらビデオカメラにルイの表情を取り込んだ。


「ハハハハ。ハハハハ」


ルイは歩くのを止めると空を見上げながらクルクル回り出す。


月明かりを一身に浴びている姿はまさに天から舞い降りた天使だ。

白い服は蒼白く光っていて神秘的な雰囲気を醸し出している。

ミクのことも天使と思ったけれどルイはそれ以上に天使だった。


そして回転するのを止めるとその場に倒れ込んだ。


「ルイ!」

「ちょめちょめ」 (大丈夫よ。全身で月明かりを満喫しているだけ)


すぐさまミクがルイのところへ駆けつけようとしたので私は制止した。


ルイは体調が悪くなったから倒れ込んだのではない。

月明かりを全身で浴びたくてその場に寝ころんだのだ。

それを現すかのようにルイは空を見上げ笑い声をあげていた。


「ハハハハ。気持ちいい」


ルイがそうした気持ちもわかる。

これだけキレイな月明かりなら全身で楽しみたい。

今夜は希に見ぬキレイで透明な夜だった。


「ルイ、楽しそうだね」

「ちょめちょめ」 (ちょっとだけ羨ましいわ)


あんな風に純粋に夜を楽しめるなんてルイしかできない。

私からしてみたらいつもと変わりない夜だから何も感じない。

確かにお月さまはキレイだけどいつもよりキレイだと思うだけだ。


すると、ルイはムクリと起き上がり足元を見回す。


「ルイ、どうしたのかな。動かなくなっちゃった」

「ちょめちょめ」 (きっと何かを見つけたんだわ。行ってみましょう)


心配になった私とミクはルイのところへ駆けつけた。


「カワイイ」


ルイが見つめていたのは白くて小さな花だった。


「この花、ルイみたい」


ルイは小さな花に自分を重ねて見ている。


白い花は小さくて月明かりを浴びて蒼白く光っている。

その姿は可憐でルイを思わせるような形をしていた。

小さいけれどしっかりとしていて確かな強さを感じさせる。

雨や風にも負けないぐらいしっかりとした咲きっぷりだ。


「小さくてカワイイ花だね」

「うん」

「ルイはこの花に負けないくらいカワイイよ」

「ありがとう」


私はそんな自然なミクとルイの姿をビデオカメラに収めた。


「ちょめちょめ」 (いいわ。麗しい姉妹愛。中々見られるものじゃないわね)


普通の姉妹だったら変哲のない言葉のやり取りだっただろう。

だが、ミクとルイだからこそ聞ける言葉であり姿なのだ。

月明かりのせいもあるが今のミクとルイは天使のように見えた。


「ねぇ、お姉ちゃん。私、王都へ行きたい。王都へ行ってアイドルになるの」

「そうだね。ルイの病気が治ったらいっしょに行こう」

「そうじゃないの。今すぐ行きたいの」

「えっ!」


ルイの口から予想もしていなかった言葉が飛び出して来たので驚く。


今すぐに王都に行きたいだなんて逆立ちをしても叶えられないことだ。

病気をないがしろにして王都にでも行った日にはルイがどうなるのかわからない。

場合によっては病気が悪化して最悪の状態になるかもしれないのだ。


「この花だって小さくても立派に咲いているわ。だから、ルイもアイドルになって立派に咲きたいの」

「そんなの無理だよ。ルイを王都へは連れて行けないよ」

「何でダメなの。外出許可は下りたんだよ」

「それは庭までの話よ。王都へ行ってもいいってことじゃないわ」

「何でルイだけ我慢しないといけないの。ルイが悪いことをしたって言うの」

「ルイは悪くないよ。ただ、ルイは病気だからダメなんだよ」


そうミクはルイを説得しようとするが同時にやるせない思いを抱く。

病気にかかっているだけでルイの自由が奪われているのだから。

ミクがルイと同じ立場だったらルイと同じように反抗していたかもしれない。


「みんなズルいよ。ルイだけダメだなんて」

「ルイ……」


感極まったのかルイは声を出して泣きはじめた。

そんな姿を見ていたらミクはますます自分の力のなさを呪う。

ルイのお姉ちゃんだけれどルイの力になれないことが歯がゆいのだ。

ルイがアイドルになりたいと言うなら叶えてあげたい。

だけど、それは叶えられないことで諦めさせないといけないのだ。


「ちょめちょめ」 (これは私が出る幕ね)


私はビデオカメラをしまってルイのところへ駆け寄った。


「ちょめちょめ」 (ルイ。アイドルってのはみんなの前で歌って踊ることだけじゃないのよ。今は動画を配信して活動することも大事なの。私がルイのMVを王都へ持っていて動画を配信するからルイは家で待っていて)

「そんなのルイがしたいアイドルじゃない」

「ちょめちょめ」 (だけど何もできないでしょう。思っているだけではアイドルになれないのよ)

「だから王都へ行きたいの。ルイは諦めないからね」


私が別の提案をしてもルイはまったく受け入れてくれない。


実際にみんなの前で歌って踊ってアイドルを感じたいのだ。

その方が肌身で実感できるから満足するのだろう。

ただ、その願いはどうやっても叶えることができない。


「ルイ。みんなを困らせないで。ルイはそんなワガママな子じゃないよね」

「ルイはワガママじゃない」

「だったら」

「けど、アイドルは諦めない」


ルイはミクがどんな言葉をかけても考えを曲げない。

心の中でアイドルになることが確立されているからだろう。

まるでおもちゃをねだっている幼い子供のようだ。


「ちょめちょめ」 (わかったわ。王都へ連れて行ってあげる)

「本当?」

「ちょめ太郎」

「ちょめちょめ」 (その代り条件があるわ)

「条件って?」

「ちょめちょめ」 (病気を治すことよ。病気が治れば好きなだけ王都へ行けるわ)

「そんなの無理じゃん」

「ちょめちょめ」 (無理なことはないわ。それともルイの想いはそれだけだったってこと?)

「そんなことないけど……」


私の突きつけた条件にルイも舌を巻いてしまう。

病気を治すだなんてどうやってもルイには出来ない。

治療薬もないし、病気を治せる医者もいないのだから。

かかりつけ医に診てもらっているが病気の進捗状況を確認してもらっているだけだ。

だから、ルイの病気を治すことは誰にもできないのだ。


「ルイ。ちょめ太郎は意地悪をして言っているんじゃないよ。ルイのことを心配しているから言っているんだからね」

「わかっているよ。だけどズルい」


そうルイに指摘されても返す言葉はない。

実際にルイを納得させるための条件なのだ。

ルイのことを思うなら心を鬼にしなければならない。


「ちょめちょめ」 (その代りじゃないけど定期的にルイのMVを撮影してあげる)

「MVを?」

「ちょめちょめ」 (そうよ。王都へ行ってMVの鑑賞会を開いてあげる。そうすれば間接的にだけどアイドル活動ができるわ)

「よかったじゃない、ルイ。ちょめ太郎の任せておけば大丈夫よ」

「……」


私の提案にルイは納得していなかったが反論することもなかった。

今のルイにできることはMVを撮影して私に王都へ持っていてもらうだけだ。

それだけでも十分にアイドル活動はできる。

ただ、実感として直接ファンの声が聞けないのは不憫だが。


「ちょめちょめ」 (それじゃあこの話は終わりよ。冷え込んで来たから部屋に戻りましょう)

「ルイ」

「うん」


ミクはルイに肩を貸して立ち上がらせると車いすのところまで連れて行った。

ルイの方は終始うつむいたままで、先ほどのような元気な姿は見られなかった。


「寒いからこれを掛けてね」

「……」


ミクはカーディガンをルイの肩に掛けてから車いすを押して行った。


その背中を見送りながら私はやるせない気持ちを抱いた。

ルイに提案したアイドル活動はあくまでルイの気持ちを落ち着けるためだ。

定期的にMVを撮影することは簡単だけど王都とミクの家を通うのは大変だ。

たとえファンから声をもらったとしても、それを逐一ルイに報告することはできない。

一旦、王都へ戻ったらしばらくの間は戻って来れないだろう。

王都へ向かうことは旅立ちでもあり、別れでもあるのだ。


「ちょめちょめ」 (インターネットがこの世界にもあればな)


そうすればどんなに離れていてもリアルタイムで繋がれる。

MVも定期的に配信できるし、ファンの声もルイに届けられる。

間接的にだけどルイにもアイドル活動を満喫してもらえるのだが。


「ちょめちょめ」 (こればかりはちょめジイに頼んでも無理よね)


パソコンは召喚出来てもインターネットのシステムを召喚することはできない。

大掛かりになってしまうばかりかシステムを支えるデータベースが必要だからだ。

そんな大規模なものを召喚したら、この世界に多大な影響を与えてしまう。


「ちょめちょめ」 (他の方法を考えるしかないわ。つまるところアレしかないけどね)


私はひとつのアイデアを心の中に抱いて固く決意した。

それはおぼこぼさまを見つけて願いを聞いてもらうのだ。

実際に一度、霊樹の広場に行っているから迷わない。

ただ、おぼこぼさまに出会えるかは実際に行ってみないとわからないが。


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