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第四十二話 森の精霊?

マツタケが採れたら料理の開始だ。

まずは火を熾して、マツタケを焼いて、そして食べる。

焼きマツタケ、マツタケご飯、土瓶蒸し……考えればいろいろある。

ただ、やっぱり最初は焼きマツタケだろう。


「ちょめ!」 (まずは落ち葉と枯れ木を拾おう!)


私は森の中にある乾燥している落ち葉と枯れ木を探す。

さっき雨が降ったから表面に出ているやつは濡れている。

だから、落ち葉の下に隠れている落ち葉や枯れ木を集めた。


「ちょめ」 (少し湿っぽいけど仕方ないわね)


落ち葉や枯れ木が湿っていると煙が出る。

だから、なるべく乾いている方がいいのだけど仕方がない。


私は集めた枯れ木を組むと、その上から落ち葉を被せた。


「ちょめちょめ」 (これでよしっと。後は火ね……って、火がないじゃん!)


肝心なものを忘れていたことに気づいた。

落ち葉を集めても火がなければ燃やすことはできない。

チャッカマンでもあれば問題ないけど、この世界にチャッカマンはない。

火の魔法でも使えればいいのだけど魔法も使えない。


「ちょめ!」 (もう!なんでこんな時に火がないのよ。マツタケが食べられないじゃない)


さすがに生でマツタケを食べるのには抵抗を感じる。

食べられる菌だから大丈夫だろうけどお腹を壊しそうだ。

せめてひと炙りして火を入れておきたい。


かと言って手動で火を熾すのは大変だ。

キャンプ慣れしている人にはたわいのないことだろうけど私は経験がない。

テレビでやっているのを見れば簡単に出来そうだけど、あれはだいぶ編集されている。

だから、テレビの尺と同じように火を熾せることはないのだ。


「ちょめ……」 (あ~あ。こんな時に”ヒ○シ”や”あ○れるくん”がいたらな……)


敵わないことを考えても仕方ない。

困った時はちょめジイに相談だ。


私は頭の中でちょめジイに語りかけた。


(ねぇ、ちょめジイ。お願いがあるんだけど)

(……)

(もう、お風呂終わったでしょう)

(……)

(もしかして、もう寝ちゃった?)

(起きとるわい)


3度目の呼びかけでちょめジイが念話を繋いだ。


(ねぇ、ちょめジイ。火が欲しいんだけど)

(何じゃ、キャンプでもするのか?)

(そんなところ)

(そのぐらい自分でせい)

(だって私、火を熾したことないんだもーん)

(そんな甘ったれた声を出してもやらんわ)


例の如くちょめジイは要求をまったく聞き入れてくれない。


(火があれば焼きマツタケを食べれるのよ)

(焼きマツタケとは……)

(だから、火をちょうだい)

(仕方ないのう。交換条件じゃ。火をやる代わりにマツタケをもらうぞ)

(いいよ、そのぐらい)

(では、交渉成立じゃ)


マツタケをエサにしたらちょめジイは食いついて来た。

ちょめジイでもマツタケは高級食材だから興味があるのだろう。

すぐに魔法陣で火を出して落ち葉の山に点けてくれた。


(ありがとう、ちょめジイ)

(なら、マツタケはもらうからな)


そう言って空間に丸い穴が開くとちょめジイの手が伸びて来る。

そして焚火の横に置いてあったマツタケを全て持って行ってしまった。


(ちょっと、ちょめジイ。全部持っていかないでよ。私の分がないじゃない)

(さっき約束したじゃろう。火とマツタケを交換するとな)

(全部とは言っていないわ。返してよ)

(ダメじゃ。交渉は成立しておるのじゃからな)

(なら、強引に取り返してあげるわ)


そう言って私は空間に開いていた穴に首をツッコむ。

すると、ちょめジイが私の頭を足を使って外に押しやった。


(このマツタケはいただいておくのじゃ)

(ズルいわよ。ちょっと!)


私が再び空間の穴に入るとすると穴は閉じてしまった。

それと同時に念話が切れてちょめジイと連絡が取れなくなった。


「ちょめちょめ」 (キー。なんてやつなの。私がせっかく苦労して集めたマツタケを全部持って行くなんて)


私は歯をギシギシ言わせながら怒りを噛み締める。


ちょめジイの悪どさに腹が立って仕方がない。

はじめからマツタケを全部奪うために仕組んだことだ。

目の前でメラメラ燃えている炎のように私の心も燃えていた。


「ちょめ」 (ちょめジイにこそお仕置きが必要だ。いつもいつも私に意地悪ばかりして)


思い出すだけでムカッ腹が立って来る。

おまけにお腹が空いているから余計に腹が立つ。

今度は本気でちょめジイにお仕置きをする方法を考えた方がよさそうだ。


お腹は空いていたがとりあえず焚火で冷え切った体を温めた。


1時間ほど焚火にあたって体を温めてから私はまた歩き出した。

もう、キノコ集めなんて余計なことはしない。

どうせちょめジイに奪われるだけだからだ。

今度見つけるならば生でも食べられるものだけだ。


「ちょめ」 (マツタケがあったのだから他の食べ物もあるはずよ)


狙いは木の実や果物あたりだろうか。

木の実や果物は木の上にあるから残っている可能性が高い。

サルやリスでもいなければ高い確率で成っているはずだ。


私は上を見上げながら前へ前へ進んで行った。


「ちょーめ」 (なーい)


歩けど歩けど、思いの外何も見つからない。

これだけ豊かな森だから何かしら成っていてもいいはずだ。

微かに小動物のいる気配はするが姿を見つけられない。

きっと私にビックリして姿を隠しているのだろう。


けど、小動物がいるってことは木の実や果物があると言うこと。

でなければ小動物だって森で生きてはいられないはずだ。


私は諦めることなく上を見上げながら食べ物を探した。


「ちょめ!」 (あっ、あれは!)


木の枝の上の方に赤い実が成っているのが見えた。

大きさからしてリンゴだろうか。

ただ、高くて届きそうにもない。


「ちょめ」 (あの高さだとテレキネシスでも届かないわ)


テレキネシスにも有効範囲がある。

私を中心に直径3メートルほどの範囲までしかカバーできないのだ。

リンゴが成っているのは地面から5メートルほどの高さにあるから届かない。


「ちょめ」 (仕方ないわ。棒を使って採るしかないようね)


私はなるべく真っすぐで長い棒を探した。

すると、ちょうどいい感じの長い棒を見つけることができた。


「ちょめ」 (これなら届きそうだわ)


さっそく私はテレキネシスを使って棒を持ち上げる。

そしてリンゴが成っている木の下に移動して棒でリンゴを突いた。

棒の先がリンゴに触れるとリンゴがグラリと揺れる。

しかし、下に落ちて来るほど揺れなかった。


「ちょめ」 (あとちょっとなのに)


こういう時に高枝切狭があると便利だ。

よくテレビCMで観ていた時はどこで使うのか謎だったが今になってありがたみがわかる。

伸縮性があり軽く持ち運びも便利な道具なのだ。


さすがにちょめジイにお願いして高枝切狭を召喚してもらう訳にもいかない。

それにちょめジイに連絡を入れたら、またリンゴごと奪われてしまうだろう。


「ちょめ」 (ここは自分の力で何とかするしかないわ)


覚悟を決めてリンゴと葛藤しているとどこからともなくおサルがやって来た。

おサルは木に成っているリンゴに気がつくとつぶさに駆け寄って行く。

そして真っ赤に熟したリンゴを掴んで採った。


「ちょめ」 (ナイス、おサルさん。こっちに放り投げて)


私は棒を投げ捨てて木の上のおサルさんに話しかける。

おサルさんは私に気がつくとニンマリと笑みを浮かべる。


「ちょめ」 (こっち、こっち。そこから放り投げて)


すると、おサルさんは大きな口を開けてリンゴにかぶりついた。


「ちょめ!」 (ちょっと、バカおサル!それは私が最初に見つけたのよ!)


私が木の下で叫んでいるとおサルさんはリンゴを食べつくしてしまう。

そして芯だけになったリンゴを放り投げて私の頭にぶつけた。


「キーキッキッキッキ」

「ちょめ!」 (ムカつく!なんておサルなの!私のリンゴを食べただけじゃなく私を馬鹿にして来るなんて生意気よ!)


私は落ちていた長い棒をテレキネシスでも拾い上げると棒でおサルを突く。

おサルは真っ赤なお尻を向けてぺんぺん叩くと森の中へ逃げてしまった。


「ちょめ!」 (キー!ムカつく!)


たまらずに私は一目散におサルの後を追い駆けて森の奥へ進んで行った。


それからどのぐらい走った?歩いただろうか。

結局、おサルには逃げられてしまって見ず知らずの広場までやって来た。

すでに森の中で遭難しているからどこも見ず知らずの場所なのだが、ここはさらに見たことがない。

辺りに生えている木は白く葉っぱは青緑がかっている。

森の中に響きわたる小鳥たちの声も聞こえずひっそりと静まり返っている。

雰囲気だけみるといかにも妖精が出て来そうな感じだった。


「ちょめ」 (何よ、このシチュエーション。もしかして妖精と出会うフラグなの)


あり得ないことはない。

この世界は魔法があるのだから妖精がいてもおかしくない。

妖精と言うからにはやっぱり手のひらサイズの羽の生えた美少女だろうか。

苦労ばかりして来た私に特別な力をくれるのかもしれない。


私は心を躍らせながら前へと進んで行く。

すると、白い石のような丸い物体が目に留まる。

それはひとつばかりでなくあちこちに置いてある。


「ちょめ……」 (妖精が使っている石かしら……)


しかし腑に落ちない。

妖精が石を使うなんて話は聞いたことがないからだ。

ゲームに出て来る妖精も石を使う設定はない。

たいてい森の中の泉の周りに出現することが多い。


私は恐る恐る白い丸い石の方へ近づいて行った。


近づいて見てわかったことだがその物体は石ではない。

表面の岩肌と言うべきか、ざらつき感を見ても石とは違う。

例えるなら恐竜のタマゴに近いだろうか。


「ちょめ?」 (もしかしてモンスターのタマゴ?)


あり得ない話でもない。

モンスターだって成虫のまま存在している訳じゃない。

タマゴ時代があって、幼虫時代を経て成虫になっているのだ。

だから、この森の中にあるものもモンスターのタマゴの可能性が高い。


私はよく確かめるため白い恐竜のタマゴに近づいた。


「ちょめ……」 (タマゴよね……)


すると、白い恐竜のタマゴはくるりと回転して――。


「……ちょめっ!」 (……って、おやじかぃ!)


こちらを向いたのはおやじだった。

タマゴにおやじの顔がついてる奇妙な生き物だ。

風貌はタマゴがペンギンになったような姿をしている。


「ちょめちょめ」 (私より醜い生き物を見つけちゃったわ。”たまごおやじ”だって……プッ)


私は笑いを堪えきれずに思わず吹き出してしまう。


ちょめ虫もたいがいに醜いけどそれ以上がいるなんて驚きだ。

何だか自分の下ができたようで少し安心感を覚える。

これでももっと自分の姿に自信が持てるだろう。


「ちょめちょめ」 (これギャグよね。”たまごおやじ”だなんて。醜すぎるわ)

「……」

「ちょめちょめ」 (悲しくて何も言えないようね。いいのよ、私だって最初はそうだったんだから)

「……」


たまごおやじは悲しいのか話しかけても何も答えない。

それをいいことに私は思いついた言葉を並べ立てた。


「ちょめちょめ」 (あなた達はあまりにも醜いから、この森に引きこもっているんでしょう。だよね、その形じゃ街のみんなが驚いちゃうものね)


他人のこと言えた義理ではないけど。


「ちょめちょめ」 (でもいいのよ。あなた達はちっとも悪くないもの。あなた達をその姿にした神様が悪いんだから)


生まれて来る場所は選べないからね。


「ちょめちょめ」 (だから自分を責めちゃダメよ。そうなるとますます醜くなって行くから。心まで醜くなったらあなた達の負けよ)


それが一番大切なのだ。


私は同じ道を歩いて来たからこそ、たまごおやじ達の悲しみがわかる。

イメル村では変態にされたあげく、子供達に石を投げられて、村から追い出された。

王都に来てからは少しだけ馴染めたけれど、ナコル達にはイジメられたわ。

みんな私がちょめ虫と言うへんてこな生き物だからに他ならないのだ。


たまごおやじ達も街に行ったらみんなからイジメられることだろう。

だから、この森の中でひっそり暮らしていた方がたまごおやじ達のためなのだ。


でも――。


「ちょめ」 (プッ。ウケるわ。見ているだけで笑いが零れて来る)


人?の姿を見て笑ってはいけないことはわかっているが笑いが止まらない。

おかしさと、嬉しさと、してやったり感が入り混じって複雑な気持になった。


私は広場にいた他のたまごおやじに視線を向けた。


「ちょめちょめ」 (あのメガネをかけたたまごおやじ。ブラシで頭を磨いているわ。”ブチョー”と言った感じかしら)


四角い縁のあるメガネをかけたたまごおやじは念入りに頭を磨いている。

タマゴだから毛根がないのでブラシで頭を磨いても血は出ていない。


「ちょめちょめ」 (こっちのたまごおやじは影が薄そう。隅っこで縮こまっているわ。”ヒカゲ”が似合いそうね)


かろうじて3本だけ毛の生えているたまごおやじはバーコードヘアーにしている。

ただ、体から発せられるオーラは全くなくてオフィスの隅っこにいるおやじそのものだ。

私の見立てだとある程度、昇進したけれどそれ以上にはなれない万年係長と言ったポジションのおやじね。


「ちょめちょめ」 (あっちのたまごおやじはつけまをしているわ。鏡を見ながら化粧をしている。”オツボネ”って感じね)


つけまをしているたまごおやじは自分磨きに余念がない。

ようやくこの年になっておねえに目覚めたおやじなのだろう。

髭バーに行けばいい感じのキャストとして人気が出るかもしれない。

まあ、でも、おやじはおやじなのだけどね。


「ちょめちょめ」 (そっちのたまごおやじは何かムカつく顔をしているわ。頭に5本毛を逆立ていて如何にも昔にバンドやってました感を出している。まあ、こいつは”コジロウ”と言ったところね)


頭に5本の毛を逆立ているたまごおやじは態度が悪い。

タバコをふかしながら胡坐をかいて睨みをきかせている。

出世から遠ざかって平社員に留まっているサラリーマンみたいだ。

おやじになってまで平社員ってのはちょっと悲しい気もする。

年功序列がなくなって実力勝負の世の中だから以外でもないのだけど。


「ちょめちょめ」 (あのたまごおやじは元気ね。パチスロ台でスロットをしているわ。おやじの中のおやじってタイプだから”サタン”が似合いそう)


なんでこんなところにパチスロ台があるのかは触れないでおこう。

恐らくちょめジイが関与していることは明白だからだ。

それよりもおやじの代名詞でもあるパチスロをやっているなんてさすがは”サタン”だ。

おやじと言う生き物は儲からないってわかっているのに朝からパチンコ屋に並ぶ。

1度味わった快楽を求めて何度もパチンコ屋に足を運んでいる。

パチンコ屋からしたらおやじはいいカモにされているにも関わらず。

まあ、悪い女に引っかかるよりもギャンブルにハマっていた方が健全だ。


「ちょめちょめ」 (たまごおやじにもいろいろ種類がいるのね。おやじだからみんな同じかと思ってたわ)


私は広場にいるたまごおやじを眺めながら実感する。


おやじ達が若い娘の見分けがつかないように私達もおやじたちの見分けはつかない。

それだけ関心が薄れているから、みんな同じように見えてしまうのだ。

まあでも、たまごおやじは色分けされているから見間違うことはないのだけど。


すると、たまごおやじ達の中で、とりわけオーラを出しているたまごおやじがいた。


「ちょめちょめ」 (何よ、あのたまごおやじ。頭にトロを乗っけているわ。プッー、超ウケる)


たまごおやじのリーダーっぽさそうなたまごおやじは頭にトロを乗せている。

髪の毛がないから頭にトロを乗っけるなんてさすがはたまごおやじのリーダーだ。

他のたまごおやじとは一線を画していて存在感が半端ない。

まさに”トノ”と言った感じだ。


トノが歩いて来ると周りにいたたまごおやじ達は道を開ける。

そして跪いてトノを崇めはじめた。


「ちょめちょめ」 (さすがはトノだわ。その存在感だけでみんなを従わせるなんてトノじゃないとできない)


ただ、白塗りでトノって言うと”バ○殿”を思い出してしまう。

見た目は全然違うけどタイプ的にはいっしょなのかもしれない。

あまり頭の良さそうな顔をしていないから知能は低いのだろう。


「ちょめちょめ」 (それにしてもたまごおやじはどんな力を持っているのかしら)


私でさえテレキネシスや擬態が使えるのだから何かしら力を持っているはずだ。

ただ、それがどんな力なのか確かめるすべはない。

力を調べるためにこちらから仕掛けるのは危険だ。

何せ、たまごおやじの数の方が多いから狙われたらひとたまりもない。


「ちょめちょめ」 (でも、気になるわ。すごく気になる)


たまごおやじから関心が逸れないので確かめることにした。


擬態で姿を隠してたまごおやじから見えないようにする。

その上でテレキネシスを使って小石をまごおやじに投げる。

たまごおやじが何かしら力を持っていたら小石を弾くはずだ。


「ちょめちょめ」 (行くわよ。そーれ)


私は作戦通りたまごおやじに小石を投げてみる。

すると、たまごおやじのリーダーの頭にぶつかった。


しかし、たまごおやじのリーダーは何の反応も見せない。

小石が頭に当たったのか気づいていないかのようだ。

たまごだから表面が固いから気がつかないのかもしれない。


「ちょめ」 (もっと大きな石じゃないとダメみたいね)


私は野球ボールぐらいな大きさの石を拾い上げる。

そして先ほどと同じように石を放り投げてたまごおやじにぶつけた。

今度はクリーンヒットしたようでたまごおやじの頭にヒビが入る。


「ちょめ……」 (ヤバッ。ちょっとやり過ぎたかも……)


そんなことを思っていると一斉にたまごおやじ達がこちらを見た。

そしてトノの合図を受けてたまごおやじ達が襲いかかって来る。


「ちょめっ!」 (うわぁっ!止めて、殺される!)


私は瞬間に擬態を解いて慌てて逃げ出す。

その後を追うようにたまごおやじの波が押し寄せて来た。


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