表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
144/161

第百三十八話 失恋ソング

翌日から路上ライブの練習がはじまった。

久しぶりなのでルイミン達は生き生きしている。

それは今までにらせんべい尽くしだったからだろう。


「やっと、にらせんべいから解放されたわ」

「にらせんべいも嫌いではないのですけれど、やっぱりアイドル活動の方が好きです」

「けれど、あまり時間は残されていませんよ。あと、2週間で完璧に仕上げないといけません」

「そうよ。セレーネの言う通りよ。とっととアイドルバトルを終わらせてにらせんべい屋をやるのよ」


にらせんべい屋を休んでいるだけでもお客は逃げて行く。

いつも買えてたにらせんべいがなくなったのだと思うからだ。

それは顧客の購入機会を大きく損失してしまう。

だから、なるべく早く終わらせて続きをするのだ。


「それじゃあ、練習をしようか」

「練習はいいのですけれど新曲を作らないと」

「アーヤさんは新曲を要求していましたしね」


みんなの視線が私に集まる。


「それなら問題はないわ。もう、新曲ができているから」

「えーっ、いつの間に作ったの?」

「1度目のアイドルバトルが終わったあとに作ったのよ」

「さっすが~。ちょめ助もやる時はやるんだね」


褒められて悪い気はしないけれど何だかバカにされているみたいだ。

ルイミンの言い方だと私は普段は何もしていないように聞えてしまう。

まあ、ルイミン達のようなことはしないけれど私なりのことはしているのだ。


「どんな新曲なのですか」

「テーマは失恋よ」

「ホッ。よかったですわ。また”ぱんつの歌”だったらどうしようかと思ってしまいました」


セレーネはよほど”ぱんつの歌”が嫌いなようだ。

確かにデビュー曲が”ぱんつの歌”だと言うことは悲しい。

これからアイドル活動を続ける限り”ぱんつの歌”に悩まされるからだ。


「ちょめ助が失恋ソングを作ったなんて意外だね」

「私だってやる時はやるのよ」

「で、タイトルはなに?」

「”春恋別れ”よ」


その言葉を聞いてルイミン達の関心が一気に向く。


「”春恋別れ”と言うぐらいだから春の季節に失恋をした主人公の気持ちを描いたのでしょうか」

「御名答。さすがはリリナね」

「そのくらい私だってわかるよ」


タイトルは聞いた人がイメージしやすい方がいい。

あまり小難しいタイトルにすると理解できないからだ。

とかくアーヤのように言葉を流行らせたいと思っているとわけの分からないタイトルになりやすい。

”ギャルズ”なんかはとくに言えるだろう。


「曲調はどんな感じなのでしょうか」

「それじゃあ、まずは楽曲を通して聴いてもらうわ」


私はスマホに保存してあった楽曲を再生する。

みんなに聴こえやすいようにスピーカーにしておいた。


「イントロがはじまった」

「少し寂し気な印象を受けます」

「失恋ソングだから雰囲気は合っていますね」


再生した楽曲は音楽だけで歌は吹き込んでいない。

なので、どこで歌がはじまるのかじっくり聴かないといけない。

まあ、歌がはじまる部分は曲調が変わるから難しくもないが。


「ここから歌い出しだね」


経験の浅いルイミンでもわかるぐらいだから問題ない。

作曲をしたのはAIだけれどなかなかにしていい仕上がりだ。


「全体的に緩やかで歌いやすそうですね」

「”ぱんつの歌”と比べると雰囲気が違いますわ」


”ぱんつの歌”はどちらかと言うと楽しい楽曲になっている。

デビュー曲だからノリのいいポップな仕上がりにしておいたのだ。

ただ、歌詞が問題で”ぱんつの歌”になってしまった。


その後もルイミン達は楽曲を最初から最後まで聴いて覚えた。


「どう、感想は?」

「いい雰囲気の楽曲でした」

「これなら問題はありませんわ」

「でも、歌詞がどうなっているのか心配だな。前みたいに”ぱんつの歌”になっていたら」

「失礼ね。私だって”ぱんつの歌”以外の歌詞が書けるのよ」


ルイミンが失礼なことを言って来るので強く否定した。


デビュー曲を”ぱんつの歌”にしたのは奇をてらうためだ。

聴いた人達にインパクトを与えるような歌詞でないと印象に残らない。

おかげでルイミン達はファン達の心の中に刻まれいるのだ。


「なら、歌詞を見せてよ」

「いいわよ。ちょっと待ってなさい」


私はスマホに保存してあった”春恋別れ”の歌詞を表示させる。

それをルイミン達に見せた。


「どこにもぱんつの言葉がないね」

「失恋ですもの、ぱんつなんて出て来ませんわ」

「ちょめ助くんのことだから少し心配していました」


どこまで私がぱんつ好きだと思っているのだろうか。

私だって失恋ソングにぱんつを登場させることはしない。

それはぱんつが出て来るだけで曲のイメージが崩れてしまうからだ。

とりわけ主人公の心情を描いた失恋ソングには厳禁だ。


「まずは歌詞を読んで世界観を掴んで」

「わかった」


ルイミン達はそう返事をすると歌詞を読み解きはじめた。


”春の風が駆け抜けて 桜の花片を舞い上げた”

”靡く髪に写る顔 恋の香りが鼻をくすぐる”

”空はこんなに青なのに 私の心はくすんだ色”

”白いキャンバスが踊る 悲し気な音を立てて揺れて”


「ちょめ助もこんな歌詞が書けるのね」

「寂しげな印象を受けますわ」

「快晴の空の青さとくすんだ心の対比が絶妙です。その後に続く白いキャンバスにもつながっているので、より沈んでいる気持ちを表現できていますわ」

「そんなに褒めないでよ。照れるじゃん」


セレーネが解説したように意図して歌詞を書いた。

より主人公の沈んだ気持ちを表現するために工夫した。

青と白とくすんだ色は対比させてあり、”悲し気な音”に続いている。

そうすることでより悲し気な印象を強めているのだ。


何かを誇張させたいのなら対比する言葉を持って来た方がいい。

対比させることでお互いを強め合い印象を強くできるのだ。


歌詞をより読み解くと次のようになる。


”春の風が運んで来た恋の香りはくすんだ色をしていて悲し気な音を立てて揺れる”


春や恋と聞くと柔らかで穏やかなイメージを抱くが実際はくすんだ色をしていて悲し気な音を立て揺れている。

そう言葉にすることで主人公の揺れている心を表現したのだ。


つかみになる部分だから最初に主人公の心の揺れを持って来た。


次いで歌詞は次のように続く。


”こんな風に思えたのは 卒業式の終わり頃から”

”みんなが慌てる季節 足早に立ち去って消えてく”

”消えて行く影を追い 切なさで胸が溢れかえる”

”「さよなら」は言いたくない 全てが終わりそうな気がして”


「今度は情景を描いているのね」

「最初に主人公の心情を描いたから次は情景と言うことですね」

「次に情景を持って来たことで主人公がどんな状況にいるのかわかりやすくなっていますわ」

「どう、見直した。私だってこれぐらいはできるのよ」


絶妙な歌詞を見てセレーネが褒めて来るので気分がよくなる。

私だって適当に歌詞を並べているわけではないのだ。

ちゃんと計算して歌詞を書き連ねている。


春は出会いと別れの季節だから卒業式が思い浮かぶ。

学校を卒業するように主人公もひとつの恋を卒業しようとしている。

けれど、それは全ての終わりを連れて来るから後ろ髪を引かれているのだ。


”さよなら”と言う言葉を持ってくることで”全ての終わり”を強めてある。


「主人公は恋を終わらせたくないんだね」

「恋を終わらせたら次の恋がやって来るけれど今の状況だと受け入れ難いんですね」

「目の前が”終わり”でいっぱいになっているから冷静な判断ができないのですわ」


誰もが別れを迎えたらこんな心境になるはずだ。

”さよなら”を言いたいけれどなかなか気持ちが固まらない。

それは今までよかった楽しい想い出が蘇るからだろう。


そんな主人公がどうなるのかは次でわかる。


”いっしょに帰るいつもの道で ふと呟いた言葉を忘れない”

”小さく震える唇を見て 時が終わりを告げることを知った”


「結局、終わりを告げたのは彼氏の方だったのね」

「けれど、自分でさよならを言うよりも辛いことですわ」

「主人公の心の迷いを彼氏は知っていたのですね」


どうせなら別れを告げた方が傷は浅くてすむ。

それは自分で決めたことだから覚悟ができているからだ。

けれど、この主人公は彼氏の方から別れを告げられてしまった。

だから、心の奥底に深い傷を負ってしまったのだ。


その時の心情はサビで強く描いてある。

私が一番言いたかったことを書き記したのだ。


”キミと出会わなければ 涙を知らなかった”

”戻れるならば あの頃に戻りたい”

”なくす心の距離と 押し寄せる切なさが”

”私の恋を 深い海に沈めた”


「主人公が可哀想だね」

「後悔と絶望をいっしょに感じているんですね」

「こんな風になったらしばらくの間は立ち直れないでしょうね」


ルイミン達は主人公の結末を知って心を痛める。


出会ったことを否定するほど辛い心情を表現した。

”涙”は悲しみの象徴だから言葉にすることで強調している。

その涙が溢れに溢れて深い海となって主人公の恋を沈めたのだ。


我ながらうまく書けたと思っている。

”ぱんつの歌”に比べたらすごい上達だ。

私だって本気を出せばこれぐらいのことはできる。


「ちょめ助って結構人を見ているんだね」

「感心しました。こんな歌詞なら歌ってみたいです」

「”ファニ☆プラ”のイメージを一新できますわね」


すでに”ファニ☆プラ”と言えば”ぱんつ”のイメージがついてしまっている。

斬新な”ぱんつの歌”をデビュー曲にしたからだ。

けれど、”春恋別れ”ならばそのイメージを払しょくできる。

正統派のアイドルの路線へ切り替えられるだろう。


「まだ、これで終わりじゃないわよ。2番がああるんだからちゃんと見て」


2番は1番を発展させたような内容になることが多い。

1番で現在を描いたら2番で未来を描くようにだ。

そうすることで物語の内容を深めることができるのだ。


私の場合はこうなった。


”秋の雨に流されて 落ち葉が昔に連れて来る”

”忘れたはずなのにふと 想い浮かぶ顔は幸せで”

”強がれば強がるほど 私の顔が醜く映る”

”こんな風にさせたこと 二度と忘れないから消えてよ”


「季節が秋に進んだね」

「けれど、主人公は未練たっぷりなようですね」

「半年の時間では傷ついた心は癒せなかったのですわ」


どのぐらいの期間で失恋から回復できるかはそれぞれだ。

数年引きずる人もいるし、2、3日で立ち直れる人もいる。

それはどれだけ心に傷を負っているかで変わるのだ。


主人公の場合は別れた後も彼氏のことを思い出してしまう。

だから、恋を終わらせることができなくて逆切れしている。

けれど、本当に消えて欲しいのは彼氏ではなく醜い自分なのだ。


”安らかな時の中で 消えて行く想いを知る”

”煙のように軽く ふわりと揺れて彼方に消えて行く”

”黒い夜空が揺れる 寂し気な声を立てて静か”

”「さよなら」を言えたのなら 全てが新しく生まれ変わる”


「ここへ来てようやく終わりを告げられるようになったね」

「いつまでも醜い自分を見ていたくなかったのでしょう」

「壁は乗り越えないと成長に繋がりませんからね」


忘れようと思えば思うほど忘れられない。

楽しい記憶が蘇って心を縛りつける。

今が辛ければ辛いほど昔を思い出す。

そうすることで心の傷を癒そうとしているのだ。

ある意味、自分の持っている自己再生能力がそうさせるのだろう。


けれど、主人公はそれが無駄だと気づいた。

必死に抵抗するよりも流れに身を委ねた方がいいと知った。

だから、頑なな気持が解けて安らかになれたのだ。


”別の道を選んだ私を 追い駆けるのはルール違反よ”

”もうあたなのことは忘れた 未来には別の彼氏(ひと)が待っている”


「ようやく前向きなれたね」

「いつまでも過去を見ていても何もはじまりませんからね」

「未来を見つめられるようになったことで主人公も変わりますわ」


ここで昔の恋に縛られていたのは主人公だけではないとわかる。

別れを告げた彼氏の方も昔の恋に縛られていた。

それはそれだけ2人の恋が深かったからだろう。

けれど、主人公の方は乗り越えてしまったのだ。


セレーネが言うように未来の彼氏を求められるように変わった。

それが主人公にとっても別れた彼氏にとってもいい方法だ。


過去に戻るよりも未来へ進む方が勇気のいることだ。

何も見えない未来は霧に包まれていて右も左もわからない。

けれど、過去へ戻るよりも楽しい未来が待っているのだ。

いや、楽しい未来にするのは主人公の心がけ次第だ。


そして歌詞は2番のサビへ移る。


”キミに出会わなければ 過去(おもい)を忘れられた”

”消え去るならば 花火のように消えて”

”失う痛みよりも 後悔する想いが”

”私の愛を 冷たい時に閉ざす”


「もう、主人公の気持は固まっているね」

「失うことより後悔する方が辛いことを知ったのですわ」

「こうなったら女は強いですわ。もう、二度と振り返らないでしょうね」


ここではじめて主人公は過去と向き合えるようになった。

それまでは後悔の波にもまれていて冷静さを失っていた。

だから、昔のことばかり思い出して苦しんでいたのだ。


セレーネが言う通り主人公はもう二度と過去を振り返らないだろう。

たとえ別れを告げた彼氏が舞い戻って来ても迷わないはずだ。

幸せになるならば前に進まないといけない。

いくら先が見えなくても踏み出す勇気が必要なのだ。


今回はDメロを作らなかった。

言いたいことはサビで言えているからだ。

ストーリー的にも成立しているから問題ない。


あとは最後のサビへ続くだけだ。


”キミと出会わなければ 涙を知らなかった”

”戻れるならば あの頃に戻りたい”

”なくす心の距離と 押し寄せる切なさが”

”私の恋を 深い海に沈めた”


「改めて1番のサビを聴くと何で苦しんでいたのかと思うね」

「それは客観的な視点に立てているからですよ」

「前に進んだことで過去を見つめることができたのですわ」


ルイミン達は私が意図していたような感想を漏らす。

1番を読んだ時にはわからない主人公がいるからだ。


1番のサビをリフレインさせたのは最後のサビを強調するためだ。

1番のサビでは予想もできなかった主人公の心情の変化を描いている。

ストーリーを完結するためには最後のサビが必要不可欠だ。

主人公がどのように変わってその考えを持つようになったのかが最後のサビに書かれている。


”キミのいない場所まで ひとりで歩いて行く”

”振り返らない もう過去の彼氏(ひと)だから”

”虹の橋を渡れば 悲しみは届かない”

”私の夢が 無限大に広がる”


「主人公は未来へと歩き出したんだね」

「サビの”恋”、”愛”、”夢”と発展していますね」

「恋の切なさを知って、本当の愛を知り、それが夢へと変わったのですね」


リリナは私が暗に秘めていた点に気がつく。

セレーネが説明した通り、”恋”、”愛”、”夢”へと展開してあるのだ。

それはこの”春恋別れ”を考えた時からそうしようと思っていた。

軸を作ることでストーリーにブレがなくなり完結できる。

”ぱんつの歌”の時には用いらなかった手法だ。


「でもよかったね。主人公がそのままだったら救われないもの」

「物語を描いているのですからそのままってことはないですよ」

「全てはハッピーエンドを迎えるための伏線だったのですわ」


改めてセレーネ達の言葉を聞くとなかなか良い仕上がりになったと安心する。

書いている時は夢中になっていたから客観的にみることはできなかった。

けれど、セレーネ達と振り返ってみてうまく書けたことに気づく。


この仕上がりならば”ファニ☆プラ”のセカンドシングルに相応しい。


「私、ちょめ助を見直したよ。こんな歌詞をかけるなんてすごいもの」

「ようやく”ファニ☆プラ”らしい楽曲ができましたね」

「これならアーヤさん達には負ける気がしませんわ」

「もちろん、この楽曲ならアーヤに勝てるわ。こてんぱんにして立ち上がれないようにするのよ」


きっとアーヤも”春恋別れ”を聴いたら驚くだろう。

まさか私が本格的な楽曲を作れると思っていないからだ。

デビュー曲の”ぱんつの歌”がせいぜいだろうと思っているはずだ。

だけど、私は本気を出せばこんな曲も書いてしまうのだ。


「それではパート分けしましょう」

「私、難しくないところがいいな」

「それぞれの声質と歌詞がキーポイントになりますね」

「心配しなくてもいいわよ。私の方でパート分けはしてあるから」


今回は失恋ソングだから誰にどのパートを歌わせるのかは重要だ。

それぞれの持っているイメージもあるし、声質も違うからうまく振り分けないといけない。

リリナは清純派のイメージがあって、か細い声をしているから主人公の心情を表しているAメロの前半が合う。

リリナの歌声を聴いた人は主人公とリナが重なって見えるだろう。


それとは変わってセレーネは大人のイメージがあるからBメロが合っている。

主人公はBメロで前向きになるからセレーネの大人なびたところと重なるのだ。

声質もリリナと比べたら太く安定している歌声だからちょうどいい。


元気で明るいイメージのあるルイミンはAメロの後半にしておいた。

Aメロの後半は情景を表現している部分だからルイミンのイメージを崩さない。

ルイミンの声質も元気に溢れているからAメロの後半が合うのだ。


「へぇ~、なかなかいいパート分けじゃん」

「何だか私が主人公みたいですね」

「この中ではリリナさんが一番主人公に近いですからね」

「私もそれを意図して、このパート分けにしたのよ」


楽曲を聴いている人も主人公が誰なのかイメージできた方が感情移入しやすい。

それには清純派のリリナが一番合っているから、あえてこのパート分けにしたのだ。


「なら、サビはみんなで歌うの?」

「そうよ。3人でハモって歌ってもらうわ」

「何だか難しそう」

「ルイミンちゃん、練習すれば大丈夫ですよ」

「そうですわ。まずは歌って合わせてみましょう」


と言うことでルイミン達は”春恋別れ”を歌ってみることにした。

歌詞は頭に入っているから楽曲に合わせて歌えばいい。

あとは通して聴いてみて細かな点を修正すれば問題ない。


私は観客となってルイミン達の歌の練習につきあった。


評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ