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第百七話 歌の練習

翌日から歌の練習がはじまった。

セレーネは週3しか参加できないのでルイミンとふたりでこなす。

予めリリナが歌のレッスンの台本を用意していたので、それをお手本にした。


練習場所は学院の音楽室を利用した。

発表まで秘密にしておきたいからだ。


「ルイミンちゃん、まずは”きっと もっと ずっと”を歌ってみて」

「アカペラで?」

「私がピアノを弾くから、それに合わせて歌ってみて」

「わかった」


リリナはピアノの前に座ると鍵盤に手を乗せる。

そしてルイミンに目配せをしたあと、伴奏をはじめた。


”きっと もっと ずっと”のイントロが終わるタイミングでルイミンが歌いはじめる。


「きっと もっと ずっとー♪」


その第一声だけ聴いてもうまさを感じる。

それは誰よりも近くでリリナの応援をしていたからだろう。


「夢の続きは一日のはじまり カーテン開いて飛び出そう♪」


音程もリズムの取り方も完璧だ。

リリナと遜色しないぐら上手に歌い上げる。


「あくびをしているノラ猫も 寝ぼけ眼のニワトリも お・は・よ・う♪」


しかも、”お・は・よ・う”のところは気持ちを込めて歌っている。

普通のレベルだったら音程を合わせるだけに終わってしまうものだ。

それをしないところはさすがだと言える。


「元気いっぱいの笑顔がきらめく 勇気100倍の気持ちが溢れる♪」


おまけに笑顔を絶やさないで歌っているなんて中々芸が細かい。

どれだけリリナの歌う姿を見て来たのだろうか。


すると、曲調が変わってAメロからBメロへと移る。


「限りなく広がる世界が 僕たちが来るのを待っている♪」


そして転調するとメインのサビへ入った。


「きっと 想いは伝わるはず♪」


「もっと 自分を信じてみて♪」


「ずっと そばで支えてあげる♪」


サビの終わりまで伴奏とルイミンの感情が膨れあがって――。


「きっと もっと ずっとー♪」


最後の台詞を想いを乗せて叫ぶように歌いあげた。


「どうだった?」

「完璧です。さすが、ルイミンちゃんです」

「そう、やっぱり。照れるな~ぁ」

「けど、改善点は見つけましたわ」


一度、ルイミンの歌を聴いただけで改善点まで見つけてしまうなんてリリナもすごい。

私なんかどこに改善点があるのも全くわからない。


「まずは最初と最後の”きっと ずっと もっと”のところです」

「えっ、どこかおかしかった?」

「ルイミンちゃんの場合は同じ声量で歌ってしまっています。だけど、本当は段々と声量を強くして行くんです」

「どう言う風に?」

「なら、私がやってみますね」


リリナはわかりやすいようにアカペラで歌ってみた。


「きっと もっと ずっとー♪」


その歌い方をじっくりと見ていたルイミンはニンマリと笑みを浮かべる。


「な~る。リリナちゃんの歌い方でよくわかったよ。”きっと”のところはやや小さくして、”もっと”のところは少し大きめにして、最後の”ずっと”のところで爆発させるんだね」

「その通りです。微妙な変化ですけれど意識をするだけで聴こえ方も変わるんです」


リリナはルイミンが言いたいことを理解してくれたので嬉しそうだ。

これもそれもルイミンが普段からリリナのことをよく観察していた賜物だ。


「では、次はサビのところです。ここは感情を込めて相手に問いかけるように歌うんです」

「もう一回、アカペラでお願い」


ルイミンに催促されたのでリリナはサビの部分をアカペラで歌った。


「きっと 想いは伝わるはず♪」


「もっと 自分を信じてみて♪」


「ずっと そばで支えてあげる♪」


耳を澄ませてその歌声を聴いていたルイミンはウンウンと頷く。


「目を閉じると違いがよくわかるね。まるでリリナちゃんに話しかけられているみたいだった」

「振りをつけるともっとよく伝わるんです」

「ちゃんと振りにも意味があるんだね」


ルイミンは納得していたが私にはよくわからない。

振り付けなんてカッコよく見せるためのものだと思っていたからだ。


「では、ポイントに注意しながらもう一度、歌ってみてください」

「わかった」


ルイミンは注意されたポイントを意識しながら”きっと もっと ずっと”を歌った。

すると、最初に歌った時とはガラッと変わってより歌詞が伝わるようになった。


その後もルイミンとリリナは歌が定着するまで何度も繰り返して練習をした。


リリナとルイミンの二人だけの練習が2日続くと次の日からセレーネが合流した。

セレーネはコスプレ活動の合間を見て自主練をしていたらしく、それなりの出来だ。

ただ、ルイミン同様細かなところは修正が必要だったのでリリナがレッスンをした。


「はじめてなのにすごいです」

「私も一度引き受けた責任がありますから、毎日、自主練をしましたわ」

「なかなか侮れないわ。セレーネがここまでやるなんて」


セレーネを褒めるリリナを見てルイミンは少し危機感を覚えた。


このままの流れで行けばリリナの関心はセレーネに向いてしまう。

ルイミンとしては自分と言う存在がいるのに気が気でないのだろう。

ただ、そう思っていたのはどうやらルイミンだけのようだった。


「それでは次はパート分けして練習をしましょう」

「どう言う具合に分けるのでしょうか」

「私の考えとしては……」


リリナは歌詞の書いてある紙にそれぞれの名前を記して行く。


内容は――。


”きっと もっと ずっと” (みんなで)


”夢の続きは一日のはじまり カーテン開いて飛び出そう” (リリナ)

”あくびをしているノラ猫も 寝ぼけ眼のニワトリも お・は・よ・う” (ルイミン)

”元気いっぱいの笑顔がきらめく 勇気100倍の気持ちが溢れる” (セレーネ)


”限りなく広がる世界が 僕たちが来るのを待っている” (リリナ)


”きっと 想いは伝わるはず” (ルイミン)

”もっと 自分を信じてみて” (リリナ)

”ずっと そばで支えてあげる” (セレーネ)


”きっと もっと ずっと” (みんなで)


こんな感じに仕上がっていた。


「いいバランス感ですわ」

「私もこれでいいと思う」

「最初はサビのところをみんなでと考えていたんだけど、分けた方がより伝わりやすいかなって思って」

「バッチリだよ。さすがはリリナちゃんんだね」


セレーネとルイミンに褒められてリリナも少し安心したようだ。


「それでは、はじめはみんなで合せて歌ってみましょう」


リリナはピアノで伴奏をしながら3人で合せて歌いはじめた。


最初の一斉はみんなで揃えて”きっと もっと ずっと”と歌う。

しかし、歌い出しのタイミングが微妙にズレていたようでキレイに揃っていない。

だけど、途中で伴奏を止めることなく最後まで歌い続けた。


「思っていた通りです。パート分けしているところよりもみんなで合せるところの方が問題ありでした」

「そうね。ひとりで歌っていた時は気づかなかったけど、だいぶズレていたわね」

「私、結構自信があったんだけどな」


ルイミンは唇を尖らせながら、そんなことを呟いた。


思っているのと実際にやってみるとでは大きく違う。

気づかなかったことに気づけるから試してみるのがいい。


「それとサビの部分のところの声量のバランスが悪いです。ルイミンちゃんは少し声量が大きいです」

「えっ?私?ちゃんと合せたつもりなんだけどな」

「ルイミンちゃんは元から声量が大きいので少し小さくして歌ってみてください」

「はーい。わかった」


ピアノを伴奏しながら自分も歌っていたのに変化に気づけるなんてリリナはさすがだ。


自分の定番曲だから何度も歌い込んで少しの違いでもわかるのだろう。

きっと、この曲を作った人は心から喜んでいるはずだ。


「ちょめちょめ」 (にしても、暇だわ)


プロデューサーになったからたくさん仕事があると思ったけれど全くない。

ただ、リリナ達が歌の練習をしているのを見守っているだけだ。

このところずっとそんな感じだったから疲れてしまった。


「ちょめちょめ」 (ここに私がいなくてもいいじゃない?)


私はリリナ達の目を盗んでこっそり抜け出そうとするとルイミンに呼び止められた。


「ちょめ助、どこへ行くの?まだ、練習中だよ」

「ちょめちょめ」 (ギクリ。ちょっと、外の空気を吸って来ようかと思って)

「そんなことを言って。バックレるつもりでしょうね」

「ちょめちょめ」 (い、いやだな。私がそんなことする訳ないじゃん)

「なら、そこに座っていて」

「ちょめちょめ」 (わかったわよ。チェッ)


私はつまらなそうな顔をしながら小さく舌打ちをした。


「ちょめちょめ」 (ただ、待っているとつまらないからスマホでもしよ~っと)


私は自分のスマホを取り出して電源を入れる。

すると、”ななブー”の待ち受け画面が表示された。


推しがいる人は推しの待ち受けにするのがマストだ。

そうすればいつでも推しを眺めてられるから気分がよくなる。

調子の悪い時なんかは特に推しを見て癒されているのだ。


「ちょめちょめ」 (あれからだいぶ時間が経ったよね。”アニ☆プラ”の最新情報はないかしら)


スマホの検索バーに”アニ☆プラ 最新情報”と打ち込んで検索をかける。

すぐに検索マシーンが”アニ☆プラ”の最新情報を表示させた。


「ちょめちょめ」 (”アニ☆プラ”の追加メンバーが発表されたって。誰なの誰なの)


検索マシーンが引っ張って来て情報は私の好奇心を楽しませるものだった。

一番上に表示された記事に目を通すとmy tubeのリンクが貼りつけられてあった。


「ちょめちょめ」 (my tubeで公開されているってことよね)


私はリンクをクリックしてmy tubeに飛んだ。


コメント欄には”アニ☆プラ追加メンバー発表”とだけ記されている。

つまり動画を再生しないと誰が選ばれたのかわからないのだ。


「ちょめちょめ」 (すごくドキドキするわ)


動画再生ボタンを押せば全貌が明らかになる。

誰が加わって、どんな新曲なのかも。

私の予想通りだったら”渡良瀬まい”は加入しているはずだ。


私は覚悟を決めて動画再生ボタンを押した。


「ちょめちょめ」 (真っ暗で何も見えないわ。けど、観客の雑音が聞える)


映し出された映像は遠くからステージを映したカメラアングルだ。

画面の下の方に観客らしき人達の頭が薄っすらとたくさん見える。


「ちょめちょめ」 (会場はどこかのスタジアムね)


しばらくするとステージに人影がちらほら現れる。

観客達は”ワーワー”と歓声を発しながら喜びはじめる。

恐らく”アニ☆プラ”のメンバーがスタンバイしているのだろう。


「ちょめちょめ」 (これからメンバーにスポットライトが当たって新曲がはじまるのだわ)


私はワクワクとドキドキを胸の中で同居させながらその時を待った。

すると、暗がりの中からエレキギターのソロのイントロが聴こえて来る。


「ちょめちょめ」 (あれ?このイントロ、どこかで聴いたことがある……)


聞えて来たイントロに聴き覚えがあるが曲名が出て来ない。

誰もが知っている有名な楽曲で一大ブームになった楽曲だ。


「ちょめちょめ」 (確か……)


観客達も気づいたようで”ワーワー”言いながら騒いでいる。

そしてエレキギターのイントロが終わると少し間をあけてシンバルの音が波のように押し寄せて来た。


「ちょめちょめ」 (そうよ、思い出したわ。伝説のロックバンと×(ちょめ)JAPONの――)


私がそこまで言いかけたところでステージにライトが辺り”アニ☆プラ”のあずニャンが声高に叫んだ。


「くだらないだー!」


その叫びを合図にバックバンドの演奏がはじまる。

ステージに立っていたのは4人で、いつものメンバーと”渡良瀬まい”が立っていた。

そして視線を横に向けると向かってステージの右側にギターを弾いている”YUMI”がいた。


「ちょめちょめ」 (えっ、何?フィフスシングルはカバー曲なの?しかも、ロックじゃん)


”アニ☆プラ”のカワイイ+ファンタジーのイメージとはかけ離れている。

ロックと言えばカッコイイとか激しいとかのイメージが強いからだ。

とりわけ×(ちょめ)JAPONは激しい楽曲が多いことで知られている。

有名なバラード曲もあるけれどイメージではとにかく激しいのだ。


「ちょめちょめ」 (何を考えているのよ、プロデューサーは。普通、オリジナルソングを引っ提げて来るものじゃないの)


”アニ☆プラ”のプロデューサーが何を考えているのかわからない。

ただ、インパクトはすごくて斬新さを感じさせる仕上がりになっている。

もしかしたら”アニ☆プラ”が最大限にパワーアップしたことを表現したいのかもしれない。


「ちょめちょめ」 (でも、みんな”Hitosli”のハイトーンボイスについて行っているわ)


カラオケで歌っても真似をすることが難しいのが×(ちょめ)JAPONの楽曲だ。

とりわけ”Hitosli”のハイトーンボイスは音域が高い女性でも出すのが難しい。

なので”×(ちょめ)JAPON”の楽曲を歌い終えると声が潰れてしまうのだ。


「ちょめちょめ」 (きっとたくさん練習をしたんだね)


にしても、それよりも驚いたのが”YUMI”が加わっていたことだ。

しかも、ひとりだけギターでグループがアンバランスになっている。

こんな組み合わせは見たことがないから斬新さを感じた。


「ちょめちょめ」 (でも、さすがは”YUMI”ね。”MATUZOU”の難しいテクニックも完璧にこなしているわ)


とりわけ”くだらない”はスピード感がある曲だから素早いテクニックが要求される。

指先の細やかな動きは滑らかで流れるように弦を弾いている。

それは確かなテクニックを持ったギタリストでないと弾けないぐらい難しいのだ。

よくmy tubeにも”弾いてみた動画”がアップされるぐらい、みんなが挑戦している。


「ちょめちょめ」 (もう、お腹いっぱいだわ)


あまりに斬新過ぎて私の心も十分満たされた。


そして楽曲が終わるとステージ上は熱気に包まれていた。

激しいステージをやってのけたから興奮冷めやらないのだろう。

それは観客達も同じで歓声を響かせていた。


「私たちの”くだらない”どうでしたかーっ!」

「「最高-っ!」」

「聞こえないよ。もっともっと!」

「「最高-っ!」」

「あなた達の魂の叫びはそれだけなの!」

「「最高-っ!」」

「ありがとーぅ!」


えりピョンがこれでもかと言うぐらいに観客を煽ると会場が震えた。


「ちょめちょめ」 (もう、”えりピョン”、”Hitosli”になりきっているわ)


それでも”アニ☆プラ”がカバーしたからマイルドだ。

実際の×(ちょめ)JAPONのライブだったらもっと激しかっただろう。


「今日は”アニ☆プラ”の追加メンバー発表することになっています。みんなも期待しているよね。私達も同じ気持ちだよ」

「「おーっ!」」

「それじゃあ新メンバーを紹介します」


えりピョンがそう話すとスポットライトがYUMIに注がれる。

そのタイミングでYUMIがギターパフォーマンスをした。


「新メンバーのYUMIピヨです。ヒヨコを守護している星から生まれたアイドルだよ」

「YUMIピヨです。よろしくお願いします」

「ちょめちょめ」 (設定と見た目のギャップが激しいわ。限りなくロックに近いのにヒヨコだなんて)


YUMIは設定どおりに黄色トサカのカチューシャをつけている。

それがアホ毛に見えて何とも言えない気持ちになった。

おまけに礼儀正しいだなんて。

これも”アニ☆プラ”のプロデューサーの意向なのだろう。


「もうひとり、新メンバーがいます」


すると、今度は渡良瀬まいにスポットライトが注がれる。


「新メンバーのまいチュウです。タコさんを守護している星から生まれたアイドルだよ」

「まいチュウです。よろしく」

「ちょめちょめ」 (おいおい、キャラがYUMIと入れ替わっているだろう。そう言う言葉遣いはYUMIの方が似合う)


おまけに”アニマル☆プラネット”なのにタコを守護しているなんて。


「ちょめちょめ」 (タコはアニマルなのか)


さすがはお笑い担当だけあって設定にもオチがある。

おまけに他のメンバーはカチューシャをつけているのにまいチュウだけねじり鉢巻きだ。

タコと言えばたこ焼きのイメージが強いからねじり鉢巻きなのだろう。

よくお祭りの出店のタコのイラストはねじり鉢巻きを巻いている。


「ちょめちょめ」 (何もかもハチャメチャだわ。今後の”アニ☆プラ”から目が離せないわね)


今後、”アニ☆プラ”のプロデューサーがどんな展開をするのか予想できない。

これだけ斬新さをアピールしたのだから次は違う手法を使って来るはずだ。


そんなことを想いながらスマホに夢中になっているとルイミンに呼ばれた。


「ちょめ助、何をしているのよ。私の話を聞いていた?」

「ちょめちょめ」 (え?なになに?)

「もう、私達のプロデューサーなんでしょう。しっかりしてよ」

「ちょめちょめ」 (ごめん。あまりに暇だったからさ)


”アニ☆プラ”のプロデューサーと違って”ファニ☆プラ”のプロデューサーは暇だ。

ただ、”ファニ☆プラ”の歌の練習を眺めていることしかない。

そんなのいなくてもいいようにも感じるが。

これも約束だから仕方がない。


「不真面目過ぎるわ」

「ちょめちょめ」 (だから、ごめんって言っているじゃん。それより話って何よ)

「だから、ちょめ助に私達の楽曲を作ってほしいの」

「ちょめちょめ」 (へ?)

「プロデューサーなんだからそのぐらいしてよ」

「ちょめちょめ」 (そんなことを急に言われたって私は作詞も作曲もしたことがないのよ。無理よ)


作詞も作曲もほいほいとできるものではない。

何度も言葉を書きつぶしてようやく出来上がるものだ。

おまけに作曲ともなれば天性のセンスが必要とされる。

その両輪がうまく回らないと楽曲など作ることができないのだ。


あいにく私はどちらも持ち合わせてはいない。


「ちょめ助くん期待していますわ」

「ちょめ助くんだけが頼りなの。お願いね」

「みんなも期待しているんだよ。これは決定事項だから」

「ちょめちょめ」 (そんなーぁ)


と言うことで私は”ファニー☆プラネット”のデビュー曲を作ることに決まった。


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