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第九十六話 ご褒美

大量のカワイ子ちゃんのセクシーぱんつを奪ってから数日。

私はミクの家で安堵していた。

ちょめジイの要求に応えたばかりでなくカワイ子ちゃんのぱんつが32枚も集まったのだ。

残りは68枚。

この調子で行けば100枚集めるのもそう遠くはないだろう。


「ちょめちょめ」 (フンフンフン)

「ちょめ太郎、ご機嫌だね。何かいいことあったの?」

「ちょめちょめ」 (すごくいいことがあったの)

「教えて、教えて」


私はミクの部屋の窓から外に出て屋根の上で寛いでいる。

隣にミクが座っていていっしょに日向ぼっこしていた。


「ちょめちょめ」 (どうしようかな~)

「私とちょめ太郎の仲じゃん」

「ちょめちょめ」 (でもな~。ミクが聞いたら私のこと軽蔑するしな~)

「あーっ、わかった。エッチなことなんでしょう」

「ちょめちょめ」 (遠からず近からずってところね)

「ちょめ太郎、また誰かのぱんつを盗ったんだね」


ヒントをあげ過ぎたことでミクが言い当ててしまった。

”エッチなこと”をヒントに”ぱんつを盗る”に行きつくなんてミクも中々鋭い。

だけど、あらぬ誤解を招かないように素直には認めないでおこう。


「ちょめちょめ」 (ぱんつなんて盗ってないよ)

「怪し~ぃ」

「ちょめちょめ」 (ぱんつなんかよりもっといいことよ)

「じゃあ、何?」

「ちょめちょめ」 (教えてあげな~ぃ)

「ちょめ太郎のいけず~ぅ」


とりあえずミクには本当のことを言うのをやめておいた。

いちいちちょめジイのことを説明するのも面倒だからだ。

私がちょめジイに言われて”カワイ子ちゃんのぱんつ”を集めていると言っても信じないだろうし。


すると、当の噂の張本人が突然、念話をつないで来た。


(おい、聞えておるか)

(今ちょっとマズい。後にして)

(後も先もないじゃろう)

(後で連絡を入れるから待ってよ)


必要な時は連絡がとれないくせに用でもない時に連絡を入れるなんて勝手過ぎだ。

今はミクといっしょにいるからちょめジイと念話で話すのはマズい。


「どうしたの、ちょめ太郎?」

「ちょめちょめ」 (ううん。何でもない)

(何でもないとは何じゃ。ワシはお主に用があるのじゃ)

「ちょめちょめ」 (うっさいわね。後にしてって言っているでしょう)

「ごめんね。ちょめ太郎、忙しいんだよね」

「ちょめちょめ」 (今のはミクに言ったんじゃないの)


ちょめジイが会話に入って来るからミクに誤解されてしまった。


「私、お部屋に入っているね」

「ちょめちょめ」 (気を使わせてごめんね。すぐにすませるから)

(お主は誰と話しておるのじゃ。ワシの言うことを聞け)

「ちょめちょめ」 (うっざー。女子の会話に入って来ないでよ。そんなのはブ男がすることよ)

(ブ男とは何じゃ。自慢じゃないがワシはイケメンじゃぞ)

「ちょめちょめ」 (どの面下げてそんなおこがましいことを言うのよ。ちょめジイなんでブサ男じゃない)


はっきり言ってちょめジイのことをイケおじと思ったことはない。

どこにでもいそうなド変態なエロジジイにでしかない。

それなのにイケメンだなんておこがまし過ぎる。


「ちょめ太郎、ひとりでブツブツ言っている。しばらく、そっとしておいた方がいいかもね」


ミクはひとりでブツブツ言っている私を心配そうに見ながら自分の部屋に戻って行った。


(で、用って何なのよ)

(今回のお主の仕事ぶりを褒めようと思ってな)

(ちょめジイが私のことを褒めるなんて槍が降るかも)

(たんまりとカワイ子ちゃんのセクシーぱんつが集まったからのう)

(私にかかればそんなことは朝飯前よ)

(そうかもしれぬな)


どことなしかちょめジイの声はワントーン高くなっている。

それだけ”カワイ子ちゃんのセクシーぱんつ”が集まったから喜んでいるのだろう。


(要求に応えたんだから報酬をちょうだいよ)

(もちろんそのつもりじゃ)

(あれ、意外と素直なのね)

(ワシはいつでも素直じゃ)


そんなことを言っているがちょめジイが素直なところを見たことがない。

いつも私に命令ばかりして、私の言うことなんてちっとも聞いてくれないのだから。


(それで、何が欲しいのじゃ)

(何でもいいの?)

(とりあえず言ってみるのじゃ)

(それじゃあ、アニ☆プラの最新曲が欲しい)

(そんなことか)

(くれるの?)

(もちろんじゃ。ちょっと待っておれ)


そう言うとちょめジイはゴソゴソと何かを探しはじめた。

念話からゴソゴソとモノを動かす音が聞えて来たのでわかったのだ。


(ちょっと、何をやっているのよ)

(探しものじゃ)

(探しものって、アニ☆プラの最新曲が転がっているとでも言うの)

(いちいち煩い奴じゃ。文句を言うならやらんぞ)

(何よ、それ。そっちが持ったえつけているからでしょう)

(あっ、あったのじゃ)

(もしかしてCDを探していたの)

(もっといいものじゃ)


話を聞いているだけではちょめジイが何を探していたのかわからない。

いいものであることは間違いなさそうだけどどれほどのものなのか。


(早くちょうだいよ)

(待っておれ。今、そっちへ転移させるのじゃ)


そう言ってちょめジイの声が聞えなくなると何やら呪文のようなものが聞えて来た。

恐らくちょめジイがいいものを転移させるために詠唱しているのだろう。


しばらくすると私の足元に魔法陣が浮かび上がった。

そして眩い光が辺りを照らすと中から何か出て来た。


(あーっ、私のスマホじゃん!会いたかったよ~ぉ、チュッチュ)


私は自分のスマホと感動的な再会をして思わずキスをしまくって喜ぶ。

スマホと離れてから、もう数ヶ月も経つから喜びもひとしおだ。

現代っ子である私がスマホを手放すなんて驚きでしかない。

強制的に引き離されたからできたことだ。


(ちょめジイ、ありがとう。大切にするね)

(そんなちっぽけなものがそんなにも大事なのかのう)

(大事よ、大事。命よりも大切なんだから)

(大げさな奴じゃ)

(ちょめジイだって”カワイ子ちゃんの生ぱんつ”がなかったら悲しいでしょう。それといっしょよ)

(確かに。”カワイ子ちゃんの生ぱんつ”がなかったら人生真っ暗じゃ)


大切なものはひとそれぞれだ。

私がスマホを大事にするようにちょめジイは”カワイ子ちゃんの生ぱんつ”を大事にしている。

傍から聞いていたらただのド変態エロジジイとしか思わないけれど気持ちはいっしょだ。


(それより、スイッチは入るんでしょうね)

(壊れてなければ動くはずじゃ)

(あっ、スイッチが入った。充電率は48%じゃない。微妙)

(動いたのじゃから文句は言うな)

(ねぇ、ちょめジイ。ついでに充電器を召喚してよ。充電がなくなったら使えなくなっちゃう)

(充電器?そんなものあったかのう)


いくらスマホがあっても充電器がないと意味がない。

充電が切れたらスマホは使えなくなってしまうからだ。


(白い細いケーブルのついたやつで四角くなっているやつよ)

(白い細いケーブルのついた四角いやつのう。どこじゃ)

(大事なものだからちゃんと探してよ)

(う~ん。ないのう)

(諦めちゃダメよ。探せば必ずあるんだから)

(そうは言われてものう。難しいのじゃ)


できることなら私がちょめジイのところに行って自分で探したい。

その方が早いだろうし、もしかしたら他のモノも手に入るかもしれないからだ。


(ねぇ、ちょめジイ。私、自分で探すからそっちへ転移してちょうだい)

(ダメじゃ。ここはワシの秘密基地じゃからのう。誰も入れさせんのじゃ)

(秘密基地って子供じゃあるまいし)

(何を言うか。秘密基地は大人になっても必要なのじゃ)


とかく男子は秘密基地を欲しがる。

自分だけのモノにできるから造りたがるのだ。

どうせエッチなモノを隠しておきたいだけだろう。

女子の私には男子の気持はわからない。


(何を見つけても誰にも言わないからいいでしょう)

(ダメじゃ。ここはワシの城じゃからのう)

(そんなケチケチしないでよ。減るものじゃないんだし)

(減るのじゃ。ロマンスが減るのじゃ。じゃから絶対に転移させんぞ)

(ロマンスはありあまるものじゃないの)

(何を言われてもダメじゃからのう)


ちょめジイは断固として考え方を捻じ曲げない。

年寄りだから仕方ないのかもしれないがそれでもだ。

ロマンス=カワイ子ちゃんの生ぱんつに現を抜かしているならもっと融通を利かせてほしい。


(わかったわよ。だけど、充電器は探してよね)

(わかっておるわい。ちょっと待っておれ)


それから1時間は待ってみたがまだ充電器は見つからなかった。


(もう、いい加減にしてよ。充電器ぐらいわかるでしょう)

(わからんな。ワシにとってははじめて見るものじゃからのう)

(充電器がないとスマホが使えなくなっちゃうの。ちゃんと探してよね)

(そうは言われてもな。ちょっと疲れたから休むのじゃ)

(ちょっと。真面目にやってよ)

(アタッ。何じゃ、この四角いやつは。金属が出っ張っておるじゃないか)


ちょめジイは何かを踏んずけたらしく落ちていたものに八つ当たりをする。


(それってどんなもの?)

(白くて四角くて金属が出っ張っておる)

(ケーブルはついていない?)

(ついておるぞ。細長いのがついておる)

(それよ、それ!それがスマホの充電器よ。早く転移してちょうだい)

(こんなものあっても邪魔じゃからのう。待っておれ)


そんな声が聞えてからしばらくしてスマホの充電器が転移されて来た。


(ああっ、これで思う存分、スマホが使える)

(それで満足したか)

(これだけあれば十分よ。ありがとう、ちょめジイ)

(それじゃあな。ワシはこれからお宝鑑賞じゃ)


そう言ってちょめジイは念話を切った。

お宝鑑賞と言っていたが”カワイ子ちゃんの生ぱんつ”を楽しむのだろう。

セクシーぱんつを大量に奪ったからしばらくは楽していられる。


(スマホを手に入れたことだし、アニ☆プラ情報を集めよう……って、ちょっと待って。Wi-Fiは繋がっているの)


Wi-Fiが繋がっていなければスマホがあっても意味がない。

自由にネット検索できないし、ゲームも楽しむことができない。

いくら充電器があってもWi-Fiがなければ意味がないのだ。


私はスマホの検索バーに”アニ☆プラ 最新情報”と入れて検索をかけてみた。

すると、つぶさにアニ☆プラの最新情報が表示された。


(あーっ、Wi-Fiは繋がっているみたい。ラッキー)


仕組みはよくわからないがWi-Fiは次元越えるらしい。

さすがは世界に広まっている技術だけのことはある。

こっちの世界でスマホを販売したら爆発的に売れるかもしれない。


(次元を越えて現代の人と異世界の人が繋がるなんて神秘的だわ)


そうなればいずれ異世界旅行なんてものも生まれるはずだ。


(ああ~いいな。もっと後の時代に生まれたかったわ)


私の妄想はとりとめもないほど広がって行く。

実際には起こりえぬことだから余計に楽しいのだ。

こんな妄想ならば何時間でも考えていたいくらいだ。


(そんなことより、”アニ☆プラ”だったわ)


この世界に召喚されて以来だからだいぶ情報が更新されていない。

少しだけちょめジイが教えてくれたのは”アニ☆プラ”がフォースシングルを発売したことだけだ。

どんな楽曲なのかもわからないし、誰がセンターなのかもわからない。

”ななブー”推しの私としたら”ななブー”がセンターであって欲しいのだ。


(とりあえず、一番上から網羅して行こう)


私はスマホを操作して一番上に検索された情報を選択した。


(えーっ!何、これ!)


私は表示された記事の内容を見て驚きの声を上げた。


それは記事には”アニ☆プラ”が追加メンバーを募集中と書かれてあったからだ。

私の知っている”アニ☆プラ”と言えばリーダーのえりピョン、センターのあずニャン、隠れセンターのななブーの3人だ。

それなのに追加メンバーを募集するなんてどう言うことなのか。


その疑問は記事を読み進めて行くと理解できた。


(フィフスシングルでパワーアップするつもりなのね)


”アニ☆プラ”ファンとしては複雑な気持だ。

パワーアップした”アニ☆プラ”も見たいけれど元の”アニ☆プラ”のメンバーのままで頑張ってももらいたい。

それにメンバーが増えるってことは”ななブー”がセンターになる確率も下がってしまう。

”ななブー”推しの私としては受け入れがたい事実だ。


(”ななブー”を信じていない訳じゃないけどやっぱり心配だ)


今のところ追加メンバーを何人増やすのかはわからない。

パワーアップと言うぐらいだから大量加入も考えられる。

ただ、そうなるとどの動物を守護するのか奪い合いになるだろう。


今のところ、リーダーのえりピョンがうさぎ、センターのあずニャンがねこ、隠れセンターのななブーがコブタだ。

ここに新たに守護する動物が加わるとなるといぬやくま、おさるなんかが候補になるだろう。


(いぬならば○○ワンとなるだろうけどくまは何だ?くまだから○○ガオかな)


おサルの場合は○○ウッキーだろう。


(だけど、どれもあまりカワイくは聞こえないわ)


やっぱり最初の3人の設定がカワイイから他の動物だと見劣りしてしまう。

けど、すでに追加メンバーを募集しているのだからある程度、候補はあるのだろう。

プロデュースサイドがどんな設定を用意しているのかは見ものだ。


(やっぱ今回も声優さんから選ぶのかな)


”ななブー”達はみんな声優アイドルだから次も声優アイドルから選ばれる可能性は高い。

まあ、最近の声優さんは声優だけでなく歌手活動とかやっているから候補はたくさんいる。

おまけにカワイ子ちゃんばかりだから目移りしてしまうぐらいだ。


(誰が有力候補なんだろう)


私は検索バーに”アニ☆プラ、追加メンバー、有力候補”と入れて検索してみる。

すると、つぶさに有力候補をあげている記事が検索された。


(”渡良瀬まい”って”まるっとプリチュア”の主人公の涼白ミカの声をやっている人じゃん。すごー)


渡良瀬まいは”この橋をお前に渡らせまい”と言う持ちギャグで自己紹介している新人の声優アイドルだ。

デビュー作で主人公役に抜擢されたのでネットで話題になっていたのを覚えている。

まだ、新人だから知名度は低いが期待の新星のひとりでもある。


(”渡良瀬まい”か。あり得る線ね)


”アニ☆プラ”にはお笑い担当がいないから”渡良瀬まい”も十分に可能性がある。

今までにない要素を加えてパワーアップしようとしているのかもしれない。


他には。


(”川咲みほ”じゃん。確か”転プラ”の主人公の声を担当していたっけ)


”転プラ”は”転生したらプラトニックラブをしました件”と言うアニメの略称だ。

恋愛がベースなのだけど、ところどころにギャグが盛り込まれた笑えるアニメだ。

都内のうどんチェーン店とコラボしてオリジナルの天ぷらを作ったのが話題になった。

最近では歌手活動にも力を入れているらしい。


(”川咲みほ”も外せないわ。今は飛ぶ鳥を落とす勢いだから)


”川咲みほ”は声に特徴があるからすぐに”みほ”だとわかる。

他の役を演じていても”みほ”が前面に出て来るからキャラ被りすることもある。

だけど、それは長所でもあるから”アニ☆プラ”に加わったら最強になるかもしれない。


他には。


(”YUMI”って……ダークフォース登場じゃん)


”YUMI”は歌手活動をメインにこなしている声優アイドルだ。

自分で作詞をして作曲してギターも弾けるシンガーソングライターでもある。

声優の仕事はほとんどしていないから代表作はないけれどオリジナルソングはたくさんだ。

アニメの主題歌になったこともある実力者だ。


(”YUMI”が”アニ☆プラ”に加わったらどうなるんだろう)


本人のキャラクターからはアニマルコスプレなんかしそうにない。

けれど、作詞作曲ができるから”アニ☆プラ”のオリジナルソングも作ってもらえるかもしれない。

楽器の弾ける”YUMI”を加えて”アニ☆プラ”をバンド化する路線も考えられる。


(”YUMI”が加わったら”アニ☆プラ”が変わってしまいそう)


既存の声優アイドルにもバンドを組んでいるグループもあるから可能性は捨てきれない。

ただ、”アニ☆プラ”のイメージと違うから”YUMI”が加わることはないだろう。


他には。


(来たわね。”後田かおり”か)


”後田かおり”はアニメ番組のMCに抜擢された声優アイドルだ。

代表作も多くて声優として名を馳せている。

そんな活躍が評価されて番組のMCになったのだ。


(”後田かおり”は有力だわ)


身長も小柄だから動物のコスプレをしても似合うだろう。

私的にはネズミのコスプレをさせてファンを萌えさせたい。

呼称も”かおチュー”にすればピッタリだ。


他には。


(来たーっ。”低橋りえ”)


彼女の名を知らないファンはいない。

話題になった”この菅らしい総理大臣に祝福を”に登場する”こめみん”の声を担当した声優アイドルだ。

”こめみん”はギャップのあるキャラクターだったから表現が難しい役だった。

それなのに”低橋りえ”は見事にキャラクターを自分のモノにしたから人気を博したのだ。

”こめみん”と言ったら”低橋りえ”の名がぱっと思い浮かびあがるぐらいだ。


(”低橋りえ”と”アニ☆プラ”が融合したらどうなるんだろう)


”アニ☆プラ”が飲まれちゃうかもしれない。

けど、”アニ☆プラ”は声優アイドルグループだから歌がメインだ。

まだ、”低橋りえ”は歌手活動をしていないから実力は不明だ。


(いずれにしても最強のメンバーが揃っているわね)


誰が合格してもおかしくないから選考が難しくなるだろう。

プロデューサー側がどこをポイントに選ぶのかわからない。

今までの”アニ☆プラ”のイメージをガラリと変えるなら”YUMI”が濃厚だ。

ついでにバンドスタイルを取り入れれば新しい”アニ☆プラ”に生まれ変われる。

ただ、そうすると今までのファンは置き去りになってしまうだろう。


私は、検索バーに”アニ☆プラ、メンバー追加、選考方法”と入れて検索をかけてみた。


(へぇ~、ファン投票で決めるのね。斬新だわ)


大抵の場合はプロデューサーサイドで決めてしまうのが通例だ。

その方がスピーディーに決められるし、発表まで秘密にしておける。

ファンの期待を長引かせれば長引かせるほど期待値が膨らんで行く。

そして大々的に発表すればメディアの関心も集められるし、注目度も一気に高められるのだ。

それを蹴ってまでファン投票を取り入れたのはファンの気持ちを大事にしているからだろう。


(ファン投票となると先が読めないわ。どのメンバーも人気があるから選ぶのに苦労する)


私は検索された情報を流し読みしながら頭の中で候補を考える。

スマホがあれば誰でも投票できるから私も参加することに決めたのだ。


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