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第1話 追われるもの

「タッタタッタ」雨が降っている中、一人の人間


が全力で飛ぶように疾走していた。全力で走っ


ているのに音がほとんどなく、その速さは時速


100km/hを超えていた。これだけでこの人間が


ただ者ではなく高い実力を持っていることが分


かるだろう。「クッ、追い付かれたか!」だが


相手もただ物ではなかった。彼は既に包囲され


ていた、逃げ切ることは不可能な状況だったの


だ。そのことに気付き彼は顔をしかめた。相手


は自国の、大国の中でも上位の実力者達だった


のだ。等級は特A級人類の中でも数少ない希少


な人間達だ。しかも相手は1人ではなく…「敵数


は5人、か…しかも全員同じ等級と…何故僕を狙


うんだ!」そう彼が問うと相手のリーダーらし


き人間が答えた。「君が国に協力し貢献すると


言うのなら私達は何もしないとも、どうだね、


君の実力なら私達と遜色ない厚遇すると約束し


よう、だが協力しないと言うのなら…君は危険


だ拘束させてもらう、抵抗次第では殺すことも


やむを得ない。さぁどうするかね?」状況は圧


倒的に不利いかに彼が特A級最上位の実力者で


あっても抵抗するのは良い選択ではない、普通


なら国に協力するのが安全であり、厚遇すると


相手は言っているし、彼ならば高給料の上位の


役職につけるだろう。さらに言うのなら相手は


信頼の高い国の刑事なのだ。だが彼は抵抗する


ことを選んだ「残念だけど僕は国なんかに協力


するつもりは無いんだ、何故なら国がやってい


ることが正しいとは思わない、僕は自分が正し


いと思ったことを貫きたいのさ。僕は国が滅ぼ


うがなんだろうが大切な人や物が無事ならそれ


でいい。大切じゃないもののために働きたくな


いんでね」今の発言は彼の運命を決めることに


なった「国が滅びてもいい、だと。国のため働


くのが義務であろう、なのに働きたくないだ


と。今の発言は許せない。頭を下げて謝罪しろ


さもなければ国家反逆罪でここで殺す」 「あ


いにく僕は国に下げる頭なんか持っていないの


さ、それに働きたくないといったけど実際には 


運送会社で働いているんたぜ」「謝る気はない


か。それにお前のそれは働いているとは言わぬ


高い実力者はあるべき場所で働かなければなら


ない。分かって言っているのだろう。さてこれ


以上の会話は無駄なようだ、それでは君を処刑


するとしよう」そうして彼の戦いが始まった。

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