『金の成るシスト、についての神話』・・・『詩の群れ』から
『金の成るシスト、についての神話』・・・『詩の群れ』から
㈠
おいおい、どうしちまったんだい、ただの、群れが。
だろ、人間に生きる上で必要な、金の成ることについてさ。
そうか、今度の議題は、其れで一体、何なんだろう。
人間は、ある程度までは、ナルシストらしいんだよ、成長のためにね、だろうだ。
㈡
そうなんだな、つまり、自分の鏡を見て、ある程度は、自己認識も必要だということか。
だろ、しかし、行き過ぎたナルシストは、金の成るシストになっちまうらしい。
それは、どういうことだい、え?
つまりさ、自己神話が、一体化して、金の成るシストしなるらしいんだ、だろうだ。
㈢
そうか、何やら小難しいが、つまり、金の成るシスト、についての神話ってことで、生活に金は必要だよな。
だろうだ、それが、ナルシストから、外れた時に、初めて人生が、神話として始まるらしいよ、だろうだ。