表示調整
閉じる
挿絵表示切替ボタン
▼配色
▼行間
▼文字サイズ
▼メニューバー
×閉じる

ブックマークに追加しました

設定
0/400
設定を保存しました
エラーが発生しました
※文字以内
ブックマークを解除しました。

エラーが発生しました。

エラーの原因がわからない場合はヘルプセンターをご確認ください。

ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
43/63

>あまりに銀や銅が国外に流れて後で困るのは、この時代の日本人は知らないことだろう。


>あまりに銀や銅が国外に流れて後で困るのは、この時代の日本人は知らないことだろう。


この時代の「日本人」ではない「日本列島の住人」は


知らないのではなく

現代と同じように当事者の視野が狭く

「貿易をする人間と利権組織が気にしない」のかと。


日本という統一国家の概念がなく、方言が違えば言葉も通じずらい状況ですので。



過去の人間も考える能力は同じレベルなので

資源が無限でないのはバカではない限り解る話ですし


原発が危険なのも誰もが解っているけれど

現代の日本の世襲政治屋や国際大企業利権は気にしないのと同じで


あるいは

石油資源が枯渇を危惧されて二十年以上たっても

原油産出国の政治利権は規制をしないのと同じで


自分さえ好ければイイという人間は争いで権力を得る社会には多く

自分達の利権さえ好ければイイという人間は更に多く

社会のほとんどを占めて


そういう競争社会とは

「利己主義」を権力とルールで規制すればいいのだと「利己主義」を推奨して


争い合う事が正しい在り方なのだという前提で「国家という仕組み」は造られています。


「戦国」の世とは無数のルールが乱立する競争社会で

現代の国際社会は「欧米のルール」が正しいとされる競争社会。


そこに根本的な違いはありませんからねぇ。


日本は現存する最古の他民族移民国家という事実を排除して

アメリカ合衆国のような「言語だけが同じ多民族国家」ではない


という「創作常識」が生まれる前の戦国時代ですから

「一族」や「家」という血統主義は強く


現代でこそ「世襲政治屋」が利用するので

それなりに認められる「天皇」という人権を持たない象徴と違い


戦国時代の朝廷の権威とは当時の武家権力にすれば

争いに利用するための「過去の遺物」。


この時代の一揆とかは見方を変えれば


アフリカやアラブや東欧や旧ソビエトや中国の部族抗争とか迫害された少数民族の暴動と同種のものです。


良くも悪くも「飼い馴らされた社蓄の常識」とは縁のない戦国時代。


その時代の人間にとって「日本のため」というのは

現代の人間にとって「人類全体のため」とか「地球のため」というのと同じ感覚で


「日本という国家」というものは「世界統一政府」とか「地球連邦」と大差ないものなのでしょう。


そういった時代での「宇宙○○の住人」の先見性が

現代日本の「飼い馴らされた社蓄の常識」レベルで納まっているというのも


読者層を考えて抑えてるせいかスケールが小さい気がしますね。



せっかく「宇宙○○」という太陽系や銀河系スケールの概念を導入するのですから


地球という概念を理解したという話のある信長と一緒に

日本統一ではなく世界統一くらいは考え


「日本人」という現代の権威が創った常識にとらわれず

「資本主義という競争社会の仕組み」が正しいという国際企業のために創られた「欧米のルール」にとらわれず


ドイツの最も長いSFシリーズのように「島国根性や選民思想と呼ばれる視野の狭さ」を捨てて


「日本国家のため」でなく「地球と人類のため」くらいのスケールで行動する話を読みたい気がしますね。



評価をするにはログインしてください。
ブックマークに追加
ブックマーク機能を使うにはログインしてください。
― 新着の感想 ―
このエピソードに感想はまだ書かれていません。
感想一覧
+注意+

特に記載なき場合、掲載されている作品はすべてフィクションであり実在の人物・団体等とは一切関係ありません。
特に記載なき場合、掲載されている作品の著作権は作者にあります(一部作品除く)。
作者以外の方による作品の引用を超える無断転載は禁止しており、行った場合、著作権法の違反となります。

この作品はリンクフリーです。ご自由にリンク(紹介)してください。
この作品はスマートフォン対応です。スマートフォンかパソコンかを自動で判別し、適切なページを表示します。

↑ページトップへ