>断罪
>断罪
一時の激情で
トップだけでなく多くを滅ぼす決断をするというのは
本来かなり危うい話で
そういう話に愉悦を感じるとなると
マインドコントロールで戦争への熱狂を植えつけられた怖れがあるとかいう話もありますし
普通の一市民であったはずの主人公の精神が
激情に流されやすいのは作中の現実世界のマスコミなどで
熱狂しやすいように深層心理に刷り込みがされているという裏設定があったりするのか
それとも「異世界でデータ化された時の影響」なんていう
ダークな裏話があったりするのか
あるいは「非現実的立場」に立たされて主人公の精神が
危機に際して不安定になっているという証なのでしょうか?
暴虐という理不尽を武力という理不尽で覆すのが正義と語る「超軍事大国」の理屈。
それを「仕方のない事」だと諦める小市民である事と
「為すべき正義」と信仰する共犯者である事の境を越えさせるのは
「感情と力に溺れる甘え」で
そういった
いわゆる「聖戦の正義」を信仰する事を「甘さを捨てる事」だと思い込む狂信なのでしょう。
現実的な指導者という在り方を捨てて
現実でも戦争を起こし煽るために使われ続けている
「理不尽な理屈」の闇に堕ちた主人公がこの先どうなってしまうのか?
断罪に愉悦を覚えて力に溺れていく「弱さ」で
「独裁者症候群」を発症して
そういう意味で「最弱の王」となるのか?
あるいは冷静になった後で
後悔するのかしないのか
するのなら「何を」後悔するのか?
主人公の成長が語られるのか
堕落が語られるのか?
どうなっていくのか楽しみです^^




