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>醜い争いを○○達に見せるのは良くないから、お留守番してもらおう。○○達もおいて行くかな?


>醜い争いをベル達に見せるのは良くないから、お留守番してもらおう。サラ達もおいて行くかな?




作家視点で考えるなら

カタルシスを演出するには


基本的に

擬似的なものでも「被害者」が「加害者」の理不尽や権力を覆す事


つまり「忍耐」が必要で


更に一般的に公正な視点を持つ者にカタルシスを与えるなら


そこに「正当性」が必要ですが



ここで主人公本人が「仕返し」や「公正な戦い」でなく

「醜い争い」と認めているように


現実に例えるなら

「既得権益」を護る世襲ヤクザと新興マフィアの争いとか

属国の保守世襲政治屋と外国のヒモつき革新政治屋との争いとかのような


権威と権力の力学というか

面子と見栄やどっちが格上かを示そうとする「ゲスな欲望」のぶつかりあいのエピソードになってるので


カタルシスではなく

「卑屈な負け組」がコンプレックスを暴力で覆すというか


「イジメ」が悪い事だから報いを受けさせるのではなく

イジメる側とイジメられる側が逆転するだけの話にならないか心配ですね


これも

「精霊術」への偏見を正そうという意識が主人公になく


「気に入らないヤツにイヤガラセをする」という卑屈な思考で行動しているだけのように見えるからなのでしょう。


現実を舞台にしたカタルシスのない権力の「醜い争い」を描く「社会派小説」や


ヤクザや犯罪や謀略を描く「悪漢小説」の要素は


ファンタジーに組み込むと

現実を顧みず自分を省みないで理不尽を認めて愛する話


いわゆる「神になろうとする傲慢」を人間にとっての理想と考えるような物語になりがちです。


それを「理想の異世界生活」というのは

かなり「情けない甘えた話」なので


「醜い争い」の結果

自分を省みて何かを得るような話になって

「醜い現状を否定する現実」を顧みさせるエピソードにしていくのでしょうか?



聖書宗教がいうところの

「暴食」、「色欲」、「強欲」、「憂鬱」、「憤怒」、「怠惰」、「虚飾」、「傲慢」といったものを推奨するような


仏教がいうところの「煩悩」にまみれた「業」を正しいとするような


「ヒューマニズム」や「倫理」という護る事がタイヘンなものを護らない「甘え」を誤魔化して

逆に護ろうとする者を「甘い」と嘲って悦に入る卑屈さを擁護するような


「レイプ」でナマイキな女を服従させる醜い愉悦を刺激するエログロのような



そんな「理想」を自堕落なものに貶める話にならなければいいのですが


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