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>歴史は複雑怪奇ですね


>歴史は複雑怪奇ですね


民俗学の口伝など一部の例外を除けば


歴史資料というのは

私文書であったとしても

どんなに勢力が小さくとも

一家や一族や一領や一国の

「権威者」の主張が残されたものですから


権力争いが存在し対立する勢力の主張が食い違う場だと違っていて当然で


昨今のテロや経済紛争や汚職や暗殺や

「政治がらみの自殺とされた人死に」を考えても解るように


事件が起こった場合の事実関係ですら

そこに真実を見出すのは同時代でも難しい話ですからねぇ


そうして「正史」や「史実」として現代の権威が認めたものが残り

新たな権威が生まれればそれも改竄されて「正史」が変る


だから現代に残る「朝廷の権威」に反するような

戦国時代を創りだしたのが天皇家の謀略だというような話は吹聴されず


幕府や公家の無能や私欲によって行われた謀略に当時の天皇の関与する話などもフィクションであっても吹聴しにくいので


「異説」や「奇説」として歴史の闇に葬られる


同じように

軍産複合体が世襲政治屋が大日本帝國が

徳川幕府が豊臣政権が足利幕府が鎌倉幕府が

大和朝廷が古代倭王達が

その下で争う階級利権が


大小様々な権力と利権の代表者が

有形無形の暴力で葬ってきた主張や事実の上に


権威に服従した利権の構成員達の記録によって

「正史」が創られてきたわけですから


嘘に嘘を重ねてきたものは

「複雑怪奇な混沌」以外には成り様がないという話なのでしょうねぇ


それを客観的な第三者として調べるのが人文科学としての在り方なんでしょうが


権威主義で国の権威と結びついた御用学者が資料を作るのなら

その資料に意味があるのかという話にもなり


「歴史」を探るとは

大きな事実から小さな事実を推理し確定していく作業なのでしょう



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