>「辻か! あの奸賊め」
この物語だと辻政信は
典型的な近視眼的正義漢の狂的偽善者役みたいですね
この人物のイメージは
近年の政治家としては「田中角栄」や「小沢一郎」といった
属米路線を取らない政治家と同じように
CIAの対日策の一つとして「悪党」として定着していますから適役なのでしょうね。
冷戦下でも意味のない発展途上国への戦火拡大で
非道に儲けようとする米国軍産複合体の世界経済支配に反抗したせいで
CIAや日本の属米派閥とその御用学者がイメージを造ったとか
その果てにCIAに暗殺されたとか
擁護する人間達が主張するだけあって
「米国かぶれの日本」を攻撃するには相応しい役なのでしょうね
ただ戦後に鳩山派に属しての活動からも解るように
現実主義で動く人間で「軍国主義者」ではなく
獅子身中の虫の「反軍国主義」とも語られる人物なので
「小沢一郎」と似た
政治に興味を持って調べないと判り難い人物で
「軍国主義者」にも嫌われて悪役にされがちなので
たぶん、彼自身は「理想を求める現実主義者」なのでしょう。
そういう意味でも
「平成32年の日本」がどんな日本なのかを知らしめるエピソードには最適の配役ですね^^
たぶん並行世界なのだろう「平成32年の日本」は
軍産複合体のトップを目指して他国の軍事産業も支配して世界経済に君臨する「資本権威主義国家」として
「工業国家日本」を目指すのか
「近代民主主義先端国家」として「自由と平等と平和」を掲げ
自国も含めた世界標準として「平和憲法」を世界に広めて
「賢民化政策」で権威議会制政権による民主主義の形骸化に対抗しつつ
国際連盟を強化して平和裏に人類統一を目指すのか
はたまた
選挙制度の不公正で「世襲政治家」を増やし
実質的な貴族制元老政治で
「愚民化政策」や「パンとサーカス」で権威議会制政権による民主主義の形骸化をして
世界に冠たる「軍事国家」を目指して進んでいくのか
それとも──
などと色々と想像してしまいました。




